日ごろから親交のある、さや香(新山、石井)とフースーヤ(田中ショータイム、谷口理)がタッグを組んだライブ「さや香×フースーヤ スナック『さーやー香』」が、4月7日(月)に京都・よしもと祇園花月で開催されました。ステージは、タイトル通り“スナック”のような雰囲気のなか、思い思いにドリンクを飲みながらしゃべって歌う60分。劇場ロビーではビールやおつまみが販売され、満員の観客も一緒に“スナック気分”で『さーやー香』の世界を楽しみました。

M-1で結果が出たら東京進出!?
舞台にはテーブルとソファ、カラオケセットが置かれ、“店の入り口”であるドアもあります。そして“カランコロンカラ〜ン”というドアベルの音とともに4人が登場。「ドアの位置が悪い」と文句を言い合ったかと思うと、谷口が音響スタッフを試すかのように何度もドアを開け閉めするなど、冒頭からやりたい放題です。
さっそく谷口が上着を脱ぎ、その下にしのばせた『鬼滅の刃』でおなじみの市松模様のビキニをお披露目すると、観客は大爆笑!
スクリーンにドリンクメニューが映し出され、石井と田中はビール、新山はハイボール、谷口はレモンサワーを注文しました。ビキニ姿の谷口が給仕係としてドリンクをサーブして、乾杯のあとにトップバッターでカラオケに曲を入れたのは、その谷口です。

谷口の選曲は、子ども番組『ぐ〜チョコランタン』のテーマ曲。一発目から元気いっぱいに歌い上げ、田中から「お前、小学生!?」とツッコまれます。
ここで出された最初のトークテーマは「お互いに聞きたいことは?」。田中がズバリ、さや香に切り込みました。
「今年、(M-1)グランプリどうすか?」
すると新山はカラオケのリモコンを手に、「オレと石井が(ステージから)はけて、これで(この曲で)出てくるかどうか」と『M-1グランプリ』の出囃子として有名なFatboy Slimの『Bcause We Can』を予約。フースーヤの2人はワクワクしながら待ちましたが、音楽が流れ始めても姿は見えず、ようやくステージに現れた新山は胸を張って「出ません!」と宣言しました。

その後、M-1ファイナリストらが集結する全国ツアーでのエピソードや、賞レースの話題で盛り上がるなか、今度は新山がフースーヤに「東京はM-1 で結果が出たら(行くのか)?」と質問!
谷口は今年でコンビ10年目を迎えたことに触れつつ、ボケをまじえて回答しますが、その隣で田中がなぜか森山直太朗の『さくら(独唱)』を熱唱。あまりの陶酔ぶりに、3人が田中を残してはけてしまうひと幕もありました。

新山の熱唱に田中ショータイムが涙!?
それぞれが出演しているライブについてもトーク。田中が京都・祇園会館のダイニングバー「East Avenue323」で開催している“ペンミ”(韓国語でファンミーティング=ファンミのこと)の話題になると、「田中がほとんど歌っている」という内容が明らかに……。
すると、おもむろに立ち上がった石井が「アイドルの歌は盛り上がるもんな」と、kento fukayaプロデュースの芸人アイドルユニット「ZiDol」(スーズ・高見、マユリカ・中谷、紅しょうが・稲田美紀、男性ブランコ・浦井のりひろ、ニッポンの社長・ケツ)が歌う『似非デレラ』を選曲!

「なんで踊れんの……?」と目を丸くする3人を尻目に、石井が完璧な歌とダンスを披露します。谷口は感動しきりで、「歌ってるとき、ケツさんに見えました!」と“最上級”の褒め言葉で笑わせました。
続いて、田中が新山に中島みゆきの『化粧』をリクエスト。「もうええて……」と言いながらしっかり歌い上げる新山を、田中が間近で“ガン見”します。
曲の終盤、ステージは完全に新山と田中の2人だけの世界に……。田中は涙をぬぐいながら、「こんなにしみる歌、過去にありましたか? 来た甲斐があった!」と感無量の表情。新山は「これ、みなさんが求めていたものですか?」と会場に問いかけていました。

この時点で、ライブの残り時間は20分。4人は、10分は事前に観客から集めた質問に答え、残りの10分はカラオケと決めますが、いざしゃべり始めたらそんなルールはどこへやら……。
しかも、最初にスクリーンに映し出された質問が「いぼ痔になったことはありますか?」で場内は爆笑! 3人が「ない」という答えるなか、石井が「ある!」「あったけど治った!」と叫ぶと、さらに笑いが増幅します。
「4月から新しく始めたことは?」という質問には、新山が「すごい野菜を食べて、飲み物は水にかえた。ゼロカロリーコーラやコーヒーはやめた。サラダはオリーブオイルと塩で食べ、揚げ物も食べない」と回答。結果として、さや香の有名ネタ「からあげ4」ができなくなると言う新山の横で、谷口がAKB48の『野菜シスターズ』を歌って“エール”を送っていました。

『REAL FACE』と谷口の“ビキニ”でフィナーレ!?
さらに「谷口のビキニがどこで買えるのか?」という質問も。テレビ番組のロケで大阪・十三を訪れたときに見つけたそうで、再びビキニ姿になって「これを着てから、乳首を出すのが恥ずかしくなった」と言い出す谷口に、4人で「見せるの?」「見せないの?」と大騒ぎです!
すると「嫌な人は顔を伏せて」「絶対に(エックスに)ポストしないで」とじらした末に、B’zの『ULTRA SOUL』に乗せて乳首をチラ見せするという謎の時間が訪れました。
最後は4人で歌うことにしますが、曲がなかなか決まりません。King & Prince、SMAP、NEWS、修二と彰……曲名やアーティスト名が上がるたびに客席は沸きますが、実際に予約されたのはなぜか『ソーラン節』やディズニーソングで、いずれも不発。

“スナック閉店(終演)”1分前にようやく決まったのが、KAT-TUNの『Real Face』。田中のラップや4人のハモリに、客席はコンサート会場のように盛り上がりです。もちろん谷口はまたしてもビキニ姿になり、最後まで大歓声と爆笑に包まれながらライブは幕を閉じました。