この7月での解散が決まっている7人組アイドルユニット・つぼみ大革命が、6月1日(日)に東京・ルミネtheよしもとで『つぼみ大革命ワンマンライブ』を開催しました。歌やダンスのみならず、コント、芝居なども取り入れた“ごった煮”ライブパフォーマンスが魅力の彼女たちの活動も、残すところ1カ月程度。ラストスパートに向けて、今回は初期メンバーである3時のヒロイン・福田麻貴の全面プロデュースのもと、コントを中心としたつぼみ大革命らしいライブで会場を沸かせました。

「終わらせたくないんじゃ!」
歌やダンス、お笑い、さらに芝居にも定評があるつぼみ大革命。デビュー15周年を迎える2025年7月5日(土)に、東京・duo MUSIC EXCHANGEでの『つぼみ大革命ラストライブ』をもって解散することになりました。
それに先立って開催されたのが、今回の『つぼみ大革命ワンマンライブ』。コント脚本、VTR、セットリストなど、初期メンバーの3時のヒロイン・福田麻貴の全面プロデュース公演で、通称「ドデカワンマン」と名付けられています。
今回のライブはコントが主体となっていて、物語の主人公は、リーダーの杉山優華扮する小説家・有栖川四門。数多くの作品を手がけてきた有栖川ですが、つぼみ大革命が登場する物語の続きを書くことができず、苦悩……。爆発ヘアーが印象的な妻(吉岡久美子)に、引退を考えていると吐露します。

そんな妻から「止まったままじゃあの子たち(つぼみ大革命)がかわいそう」と物語を完結するべきだと説得されますが、「終わらせたくないんじゃ!」と有栖川。パニックになった末、彼がある島にたどり着いたところから、ストーリーは大きく展開します。
“リアル”を織り交ぜたコントで大爆笑
島では、つぼみ大革命の大ファンだという女性(しより)や聖歌隊(糸原沙也加、岡本りん)、島で最年長のおばあさん(水森依音)、謎の少女(松下千紘)と出会う有栖川。
糸原扮する少女が「みんなでチケットを手売りして、Zeppや野音を埋めたんだよね!」と言えば、岡本扮する少女も「私は、吉本坂のオーディションに全員落ちたシーンと、テレビで『吉本の闇』って紹介されたシーンが好き~!」と反応するなど、“現実”とリンクしたセリフに客席は爆笑です。
じつは彼女たちの正体は、有栖川が結末を書ききれずにいたキャラクターたち。「せめて、つぼみ大革命物語のラストを書いてほしい」と頼まれた有栖川は、ようやく重い腰を上げますが……。

そんな笑いあり、ハラハラドキドキありのコントとリンクするように、作中で「いつキスすんねん」「笑DNA」「スーパーヒーロー」など12曲を披露したつぼみ大革命。表情で、ダンスで、歌声で、楽曲の雰囲気に沿って、感情豊かにパフォーマンスします。ときには、役に入ったまま楽曲を披露するレアな一幕もありました。
「15年間、この仲間だから乗り越えられた」
最後に吉岡が「みんなの声援があったから、ここまでやって来られました。7月5日、最高のステージを見せます。だから、みんなも最後まで全力でついてきてください!」と呼びかけると、杉山も熱を込めてこう挨拶しました。
「私たちつぼみ大革命は、幸せな15年間を歩んできました。いろんなことがあったけど、この仲間やから乗り越えられたし、応援してくださっているファンの皆さんがいたから、いまここに立てています。終わっちゃうのは寂しいけど、つぼみ大革命を美しく終わらせると決めました。だから、みんなが愛してくれたつぼみ大革命らしく、最後の瞬間までアツくて、カッコよくて、可愛くて、面白くて、最高のグループでいることを誓います。どうか、私たちつぼみ大革命を見守っていてください。よろしくお願いいたします!」

その後、アンコールを受けて歌ったのは「ノーテンキパラダイス」。最後の最後まで彼女たちらしく元気いっぱい、笑顔いっぱいでステージの幕を下ろしました。
『つぼみ大革命ワンマンライブ』の模様は6月8日(日)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。その期間の好きなタイミングでFANYIDメンバーは24時間/プレミアムメンバーは72時間、見逃し視聴をお楽しみいただけます。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。