『市川健治個展 Remix Japan リミックス・ジャパン』7月12日~21日、Laugh & Peace Art Galleryにて開催!

7月12日(土)~7月21日(月・祝)の期間、大阪 Laugh & Peace Art Galleryにて『市川健治個展 Remix Japan リミックス・ジャパン Pixel by pixel, a new Japan remixed. ピクセルで編みなおす、新しいニッポン。』が開催されます。

市川健治のピクセル・モンタージュ

出典: FANY マガジン

2013年『笑っていいとも!』レギュラー出演者の写真からピクセル・モンタージュのタモリを制作。『吉本新喜劇 60周年記念』をやはりピクセル・モンタージュで制作。2025年夏に笑いの聖地 なんばグランド花月(NGK) 裏手のLaugh & Peace Art Galleryで、市川健治のピクセル・モンタージュをぜひご高覧ください。

7月19日(土)、20日(日)には、ワークショップ『ピクセル・モンタージュ(Pixel Montage)を体験しよう』が開催されます。友達同士や親子で楽しめる、もちろんおひとりさまの参加も大歓迎の体験型ワークショップです。

ピクセル・モンタージュ(Pixel Montage)とは?

1988年に美術作家・市川健治が考案した技法で、印刷物や写真を切り取って再構築し、新たなイメージを生み出すことを目的としています。この技法は、ミクロとマクロの視点を行き来しながら表現を追求するものです。

この技法を発案するきっかけは、市川の少年時代に遡ります。幼い頃から、記念切手やキャラクターカード、お菓子のパッケージ、河原の石、落ち葉、松ぼっくりなどを集め、それらを並べて眺めることが大好きだった市川。

ある日、父が修理していたテレビの内部を見て驚きました。ブラウン管とプラスチックで覆われたシンプルな箱の中に、電子回路基板があり、小さな部品がぎっしりと整然と並んでいたのです。それが山から見た町並みに似ていることに気づき、自分の大きさや家の大きさ、このテレビの中に広がる世界の不思議さに魅了されました。この経験が、集めたものを並べて新しい像を作り出すことへの興味を深めたといいます。

大人になった市川は、唇や日本の祭り、植物や花などの有機的なものから、建造物などの無機的なものまで、多種多様な写真を撮影したり印刷物の画像を集めるようになりました。それぞれの画像を観察し、色や形、質感などの情報を取り込みながら、一枚一枚を正方形にトリミングして繋ぎ合わせていくことで、全体のイメージを形作ります。

共通するテーマは「今」という時間であり、ミクロな視点で捉えた細部の美しさと、マクロな視点で描かれる全体の調和が共存する作品。

市川は常に自然なインスピレーションに従い、様々な場所で「今」を大量に撮影または採集し、再構築して作品を制作しています。「ピクセル・モンタージュ」は、ミクロとマクロの視点を融合させ、時間と空間を超えた新たなイメージを創造する試みです。

各画像の集合が全体のイメージをどのように形作るかを深く考察し、アイデアを練り上げるプロセスが、この技法の核心となっています。この技法を通じて、視覚的な驚きと発見の喜びを提供し、観る者が新しい物語を見出せる作品を目指していると市川は語ります。

【市川健治 プロフィール】

出典: FANY マガジン

美術作家。長野県生まれ。1997年、武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。
現在、東京都および長野県を拠点に活動している。

1988年に独自に考案した技法「Pixel Montage(ピクセル・モンタージュ)」を用い、写真や印刷物を切断・再構成することで、ミクロとマクロの視点が交錯する作品世界を創出。これまでに、日本グラフィック展、日本ビジュアル・アート展、APA日本の写真ビエンナーレ、Print 21グランプリ展、日本現代美術展、岡本太郎現代芸術賞など、数多くのコンペティションで受賞を重ねてきた。また、東京、名古屋、京都、大阪、札幌、上海、ニューヨーク、ミラノ、ボローニャ、アムステルダム、ブエノスアイレス、シンガポール、クアラルンプール、アブダビなど、国内外の都市でアートフェアや展覧会に出展し、国際的な評価を得ている。

2024年には、第19回Arte Laguna Prize(アルテ・ラグーナ賞)ファイナリストに選出され、イタリア・ヴェネツィアで開催された展覧会に参加。

2025年には、ドイツで開催された国際展「NordArt 2025」にも出品し、より広範な国際的活動を展開している。
さらに2025年、国際的なアートプラットフォーム「Homiens」によるアーティスト選抜企画《Meet the Artists》に作品が選出され、世界各国から選ばれた30名のアーティストの一人として公式ブックレットに掲載された。

また「ウタマロケンジ」として、壁画や肖像画、雑誌・書籍の表紙、DVDブックレット、テレビ番組、アプリなど、さまざまなメディアやイベントにおいて作品を展開。これまでに、孫正義氏(ソフトバンク)、山田昇氏(ヤマダデンキ)、タモリ(森田一義氏)など著名人物の肖像画を手がけたほか、リカちゃん(タカラトミー)、機動戦士ガンダム(サンライズ)、ドラえもん(小学館)などのキャラクター肖像画制作も行っている。

公式サイト:http://www.gathering-art.com
Instagram:https://www.instagram.com/kenji_ichikawa_utamaro/

開催概要

『市川健治個展 Remix Japan リミックス・ジャパン Pixel by pixel, a new Japan remixed. ピクセルで編みなおす、新しいニッポン。』
会期:7月12日(土)~7月21日(月・祝)13:00~18:00
定休日:火・水
会場:Laugh & Peace Art Gallery
(大阪市中央区難波千日前3-15 吉本本館1F)
作家在廊予定日:7月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)、21日(月・祝)
協力:サテライツ・アート・ラボ

■ワークショップ「ピクセル・モンタージュ(Pixel Montage)を体験しよう」
日時:2025年7月19日(土)・20日(日)13:30〜15:30
対象:小学5年生以上
定員:各日6名(先着順・定員に達し次第締切)
参加費:1,800円(税込・材料費込)
持ち物:不要(手ぶらで参加いただけます)
備考:完成した作品はお持ち帰りいただけます
チケット販売:FANYチケット

FANYチケット:https://r.ticket.fany.lol/ichikawakenji_workshop25071920