日本三大祭りのひとつで、1000年以上の歴史を誇る大阪天満宮の「天神祭」。今年も、本宮祭が行われる7月25日(金)18:55からテレビ大阪屋上で恒例の『天神祭生中継』が行われます。大阪関西万博とのコラボ花火も注目される今年のタイトルは、「天神祭生中継2025~万博の夏!世界に届け なにわ花火~」。昨年に続きMC を務めるメッセンジャー・黒田有とテレビ大阪制作局の川岸昌嗣プロデューサーに見どころを教えてもらいました。

MC黒田を「ハラハラしながら見ていた」!?
1982年の開局当時から続く天神祭生中継について、川岸プロデューサーは、「今年は、お祭りに来られない人にも、より一層の臨場感を感じてもらえる放送にしたい」と語ります。
そのために、今年は伝馬船(どんどこ船)にもカメラを配置。船渡御や花火の美しい映像に加え、「船から見える花火など、例年よりさらに迫力のある映像をお届けできると思います」とアピールしました。
昨年、西川きよし、ハイヒール(モモコ、リンゴ)からMCを引き継いだ黒田は、「いままで、あまり声をかけられることがなかった年配の人から『天神祭り見たよ!』と声をかけられるようになりました。西川きよし師匠と真逆の性格の僕がMCをするということで、ハラハラしながら見てくれてたみたいやけど……」と笑わせながらも、手ごたえを感じた様子。

実は、暑さや人混みが苦手で「天神祭」に参加したことがなかったという黒田。昨年の出演を機に天神祭の歴史に触れる機会が増えたといい、「先日、『大阪おっさんぽ』(テレビ大阪)で大阪天満宮に行かせていただいて。(天神祭の)歴史を調べたら奥深いなと。今年も司会をする以上、知識を増やしてやりたいと思います」と意気込みを語りました。
ゲストもにぎやかなメンバーばかり
今年は、屋上ゲストに陣内智則、ケンドーコバヤシ、演歌歌手の天童よしみを迎え、天神橋筋商店街リポートには吉本新喜劇の西川忠志、島田珠代、大阪天満宮からのリポートはツートライブ(たかのり・周平魂)ら、にぎやかなメンバーが担当します。
共演者について黒田は、「NSC(吉本総合芸能学院)の1期後輩の陣内智則とケンドーコバヤシは、苦楽をともにしたメンバーなので安心。前回も出ていただいた天童よしみさんは、大阪出身で演歌界を代表する歌手なので、今年も楽しみにしています。“総合司会”というと偉そうですが、そうではなく、TVの前のみなさんと同じ目線で楽しめたら」と話しました。

高視聴率のカギは「湿度」!?
今年の花火の見どころについては、「大阪関西万博のコラボ花火をヘリコプターで中継するほか、万博カラーの花火も上がるそうなので楽しみ」と、今年限りの見せ場を紹介。
さらに、「みんなから、『屋上から(花火)見られていいね!』とよく言われるんですが、実は(直接は)見られないんですよ。僕らの背後に花火が上がるので」とウラ話を披露しながら、まじめにこんなコメントも。
「最近は、不景気や物価高などマイナスな面も多いですが、せめて天神祭のときだけは楽しんでほしい。大阪人って“笑ってすべてを吹きとばす”ところがあると思うんです。天神祭りを契機に、いろんなことがよくなればいいなと思います」

最後に昨年に続く高視聴率への意気込みを聞かれると、「涼しくなると外に出てしまって、テレビを見てくれない。でも天気がよくなかったら、花火が綺麗に見えないから……。湿度が80%ぐらいになってくれたら視聴率上がるかな」と笑わせながら、「今年も“天神祭”を楽しみに待っている人、テレビの前の人たちと一緒に盛り上がっていけたらと思います」と締めくくりました。