相方・ジャンボたかおとの男女コントで見せる女装のクオリティが高すぎて、ついにコスメブランド「makeumor（メキュモア）」まで立ち上げてしまったレインボー・池田直人。そんな美女化が止まらない池田が、“女優”としてドラマの主演が決定！ しかも、相手役は“ど真ん中”アイドルのKis-My-Ft2・二階堂高嗣。気になるドラマの詳細を探るべく、レインボー・池田とKis-My-Ft2・二階堂、そして共演の田中美久、木﨑ゆりあに直撃インタビューを敢行しました。
人気の“サレ妻”דメイク”の縦型ショートドラマ
今回、池田が女優として主演を務めるのは、縦型ショートドラマ配信サービス「FANY :D(ファニーディー)」で9月16日（火）から配信予定の『make up xxx～美しきサレ妻メイクの逆襲～』。池田が得意とする“メイク”と、人気の“サレ妻”を合わせた縦型ショートドラマで、池田は主演だけでなく、企画・プロデュースも担当しています。
その池田が演じるのは、メイクアップアーティストの藤川里奈。二階堂演じるイベントプロデューサーの夫・藤川悠馬と初恋を実らせ、結婚5年目を迎えたものの、実は悠馬は完全なモラハラ夫であることが発覚。しかも、新進気鋭の若手女優・小嶋茜（田中美久）と不倫中であることがわかります。里奈は親友・尾頭響子（木﨑ゆりあ）の協力を得て、復讐を決意しますが……というなんともドロッとディープなストーリーです。
池田の下着姿が…
――池田さんは主演女優だけでなく、企画・プロデュースを務めていますが、制作の経緯を教えてください。
池田 「FANY :D」が総力をあげて、とにかく頑張りたいということだけ伝えられて、「池田さん、何やったらできますか？」ってお話をいただきました。それで、「ふつうに俳優をやるのではなくて、オール女優としてやるってどうですか？」という提案から、ぼんやりと始まったんです。でも始まってみたら、ホンマにFANY :Dかっていうくらい力が入っていて、これは本気やなって思いました。キャストの豪華さもスタッフさんの数もすごくて。これはもうボケたりせずに、ちゃんと女優としてやりきるほうがいいと。
――二階堂さん、田中さん、木﨑さんは、最初に話を聞いたときにどう思いましたか？
二階堂 「FANY :Dで、池田さんが企画・プロデュースの作品をやります」と聞いて、池田さんと（ドラマが）できるんだ！って思ったんですけど、すぐに「（池田は）女優です」って言われて……。「コントですか？」と聞いたら、「いえ、コントじゃなくて、ちゃんとしたドラマで、池田さんを女優としてやりたいんです」と言われて、もうワケがわからなさすぎるから、「楽しそうなんでやります」って返事しました（笑）。
木﨑 私は最初にお話をいただいたときから、「何だ？ この面白い企画は」と思いました。池ちゃんが“サレ妻”を演じるっていう設定がすごく面白くて、私も「楽しそうだからやりたいです」って言いました。
二階堂 誰よりも女優なのに、一度、目の前で着替えをしていて、下着みたいなのが見えて……。「それで、あれ？ 女優……？ どっちだ！？」って。
一同 （笑）
池田 裏では見せます。
田中 いま“サレ妻”系はすごく人気なんですけど、さらにその“サレ妻”役を男性が演るというのが、新しくて面白いなと思いました。参加できてうれしいです！
池田 女優として、途中から（夫の不倫相手役の）美久ちゃんが本当にイヤになる瞬間があったんですよ。「ちゃんと入ってるんや、気持ち」って思いました。
女性として全然違和感がない！
――池田さんは、ふだんのコントの現場と違いを感じることはありますか？
池田 僕はふだん、YouTube（「レインボーコントチャンネル」）でコントを撮っているんですけど、それは一発撮りで、何があってもそのまま流そうという感じなんです。あまりドラマの現場は慣れていないので、「さっき、どの位置で持っていたかな」とか、「どっち向いていたかな」とか考えることがなかったので、コントとは全然違う頭と体の使い方がすごく楽しくなってきたなというところで、もう撮影が終わっちゃうんですけど……。
――二階堂さん、田中さん、木﨑さんは、“女優・池田直人”とお芝居としてみた感想はいかがですか？
田中 手の仕草とかが女性より女性というか、しゃべり方なんかも品があるんですよ。YouTube（「レインボー池田直人の美しちゃんねる」）で女性メイクをされているのも拝見するんですけど、本当に女性らしい立ち振る舞いが似合っていてビックリしました。全然違和感がなくて、本当に女性だとずっと思っていました。
大女優！？ 池田の“泣き演技”
木﨑 おふたり（池田と二階堂）が夫婦で白熱する大事なシーンがあって、女優でもお芝居で泣くのってすごく難しいと思うんですけど、すごくちゃんと泣いていて、あれはどういう気持ちで泣いていたんだろうって。男性側の気持ちで泣いているのか、女性として泣いているのか……。
池田 （笑）。あれは、ちゃんと悠馬（二階堂演じる夫）との思い出を思い出しながら、「あのときは幸せだったな」とか……。目を合わせれば、合わせるほどツラくなりました。
二階堂 そのシーンのカットがかかったあと、（池田が）「気持ち悪い」って言いだして、「大丈夫？」って声をかけたら、「気持ちが……ツラいの」って。
池田 （気持ちが）入りすぎて……。心って、使いすぎると体に影響が出るんだなって知りました。でも、あれは男性の姿ではできなかったと思います。女性の格好で、まったく違う人になっているからできたのかもしれないですね。
二階堂 僕はモラハラの定義がわからなくて、監督や総合演出とよく話をしました。いきすぎたらパワハラになっちゃうし、まわりに参考になる人もいないし……いたらいたでヤバいんですけど（笑）。でも、そのあんばいは、やっていて面白かったです。
池田 ちょうどイヤなモラハラでしたよ。笑いながら、いちばんイヤなところを突いてくるような……。
監督から「もう少し優しくいけます？」
――二階堂さんから役作りの話がありましたが、池田さん、田中さん、木﨑さんは役作りをするうえで心がけたことはありましたか？
池田 脚本を書いてくださった今井太郎さんはNSC（吉本総合芸能学院）のころからお世話になっている作家さんで、僕のコントの芝居とかも見てくれていたので、一歩引いた感じの女性像とか、池田がやりやすいようにって書いてくれたんだと思います。僕をめっちゃわかって書いてくださっているから、スッと役が入ってきやすかったですね。
木﨑 私が演じる響子は里奈の親友で、同じ状況（サレ妻）になった過去はあるんだけど、自立して強く生きている女性なんです。里奈がふわっとした雰囲気で「どうしたらいいんだろう」って迷っているところに、ズバッと言える強い女性を意識して演じました。
脚本の中でも「この流れでそれ言う！？」っていうくらいズバズバ言いすぎちゃうところがあって、それが面白さでもあり、あんばいが難しいところでもありました。でも、楽しかったです。
二階堂 監督が木﨑さんに「もうちょっと優しくいけます？」って言っているところも見ました。
木﨑 いや、もうムカついちゃって（笑）。元来の気の強さもあるので、それものっちゃったんだと思います。
田中「まっすぐで普通の女の子を意識した」
田中 私は“奪う”側の役なんですけど、何も考えずに“ほしいから奪う”という感覚でやらせてもらいました。“好きだから奪う。あとは関係ない”という気持ちで不倫を続けちゃうんですけど、だからこそ、その代償は大きいということをこの作品でわかってもらえたらなっていう思いで演じさせてもらいました。
里奈さんとの女性同士のバチバチ感があったと思うんですけど、茜も里奈さんも芯が強い女性なので、目を見合ったときに、どっちも負けないぞっていう“動物同士”みたいな感じが楽しかったです。
あとは、（不倫相手役を）リアルに演じたいと思ったときに、実は“あざとく奪う”人ってあまりいないんじゃないかと思って、“かわいく”という感じは省き、ただまっすぐで普通の女の子を意識しました。
――“計算高い”というよりは、“ピュア”な感じ？
田中 そうです！
――奥さんからすると、いちばんイヤなタイプですね。
池田 心から話していない、うわべだけの会話をするシーンもあるんですけど、そのときに茜の強さをめっちゃ感じますね。
池田と二階堂、互いの唇の感触は？
――ドラマを楽しみにしている皆さんに、おすすめのシーンや見どころを教えてください。
池田 僕は、初めてのキスシーンがありました。カメラの前でキスするのは初めてでした。もうこんな経験はないと思います。
――二階堂さんもこんな経験はなかなか……。
二階堂 なかなかですよ。でも女優さんですから、それは全然。僕は池田さんとして見てはいないので。
一同 （笑）
池田 みんなが思考を変えて参加してる（笑）。
二階堂 里奈と悠馬がキスをしたというだけですから。
池田 そうですね。でも、あのキスがあったから泣けたところはあるかもしれない。
二階堂 柔らかかったです。
池田 同じことを言おうと思っていました。
木﨑 聞いていられない（笑）。
田中、初めての〇〇を体験！？
田中 物語の終盤で、いちばん感情を乱すシーンがあるんですけど、そのシーンをワンカットで撮ってもらったんです。リハーサルも「だいたいこんな感じで」という流れだけ共有して、本番一発で撮影しました。私が初めて〇〇されたシーンで……。
池田 そこを伏せると、すごくイヤらしく聞こえちゃう（笑）。
田中 頭に水をかけられるシーンで、初体験だったので楽しかったです。一発本番なので、（かける側の）池田さんはかなり緊張していたみたいですけど。
池田 ミスって全然水がかからなかったり、逆にかかりすぎて顔がビッチョビチョになってもいけないですしね。もっと家で練習しておけばよかったなって。
田中 でも本番はバッチリでした。上手かったです。
つい“二階堂”が顔を出す瞬間も
木﨑 私は里奈と2人のシーンが多くて、同じカフェの同じ席っていうシーンが4、5回ありました（笑）。でも、シチュエーションは変わらないからこそ、里奈がはじめに状況を報告してくれたときから、どんどん強い女になっていくさまが際立って、同じ場所なのに、全然違う2人になっていくんですよ。2人とも成長していく姿が面白く描けているんじゃないかなと思います。
二階堂 僕は茜とのベッドシーンがあるんですよ。さっき田中さんも言っていたとおり、茜はすごくまっすぐで正直な女性なので、正直ゆえに、役として本当にかわいく見えちゃうときがあるんです。
池田 それはもう当たり前。
二階堂 それで1回、カメラを止めた瞬間に監督に言われたのが、「ちょっと二階堂さんに戻っちゃってますね……」って……。
一同 （爆笑）
二階堂 ちょっと（二階堂が）出ちゃって申し訳ないなって。僕は悠馬としてやっていたつもりだったんですけど、それがすごく恥ずかしかったです（笑）。
話を聞けば聞くほど気になる『make up xxx～美しきサレ妻メイクの逆襲～』。復讐に燃える“女優”池田直人の狂気の怪演、そして、誠実で優しいイメージの二階堂が見せる“モラハラ不倫夫”、そしてそんな2人のドキドキのキスシーンまで見どころ満載です！
作品概要
Make up ×××〜美しきサレ妻メイクの逆襲〜
配信開始日： 2025年9月16日（火）12:00〜
配信プラットフォーム： FANY: D（https://fany-d.com/）
話数： 全33話（各話約3分）
視聴形式： 第1〜5話 無料公開、第6話以降 有料配信
監督：岡本充史
企画・演出：橋本和明
企画・プロデュース：池田直人（レインボー）
■FANY :D概要
縦型ショートドラマアプリ「FANY :D」は1話1～3分程度で、冒頭数話が無料視聴できる縦型ショートドラマアプリです。「人間の欲望を解放するショートドラマアプリ」をコンセプトに、初期は復讐、裏切りやどろどろな恋愛系などを中心に、吉本興業所属芸人やタレントが多数出演しています。
FANY:D（https://fany-d.com/）
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