しずる（池田一真、純）、ライス（関町知弘、田所仁）、サルゴリラ（児玉智洋、赤羽健壱）に、作家・演出家の中村元樹を加えた7人組演劇チーム「メトロンズ」の第9回公演『No Sing, No End!』が、9月10日（水）から東京・赤坂レッドシアターで上演しています。9月28日（日）までの22ステージのロングランとなる今回は、メトロンズとして初の客演となる女優の川上友里と福井夏を迎え、メンバー全員が「いままででいちばん迫力がある」と口をそろえる舞台に仕上がりました。初日のゲネプロを終えたばかりのメンバーたちが、作品の魅力を語りました。
ライス・関町「自分がこの作品に入れていないのは悔しい」
「No Sing, No End!」あらすじ
都内に梨好きの金持ち夫婦がいた。夫婦は美味しい梨を求めて一路千葉県へ。辿り着いた先は、ワンオペで経営する「岡村梨園」。園主の愛情がたっぷり注がれた梨を食べて感動する夫婦。そんな夫婦のもとに、突然、ボロボロの姿の男女が現れる。そして「ここは私たちの梨園だ」と言う。平和に見える梨農園にいったい何があったのか？
梨を巡ってそれぞれの想いが交錯するヒューマンポエトリー、開幕。
個性豊かな登場人物とダイナミックなストーリー、壮大な舞台転換が魅力の本作。しずる・純は「迫力が過去最高」と語り、サルゴリラ・児玉も「絶対に生で見たほうがいい」と胸を張ります。
今回の公演では、メンバーのライス・関町が舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演中のため休演。ゲネプロでは、その関町が客席から観覧しました。
終演後、関町は「シンプルに面白くて、最初から最後まで口角が下がらずに見られました」と感動した様子で、「自分がこの作品に入れていないのは悔しい。ハリー・ポッターで得た“魔法の力”を持って、第10回公演に帰ってきたい」と力を込めました。
しずるがKOCで勝てば3組とも王者のユニットに！
演出を手がけた中村は、「場面転換や時間経過が、いままででいちばん多いので、芝居自体がひとつの曲になるように意識して作った」と説明。脚本のしずる・池田は「人を選ぶ作品。刺さる人には刺さって、そのまま貫いてどっかに持っていく」と、作品のメッセージ性を強調しました。
今回の作品は、池田が作曲した歌も大きな見どころです。ユニークなオリジナル楽譜はグッズ化され、クリアファイルとして販売されていて、純が「あの楽譜は画期的」と語ると、ライス・田所も「TikTokでバズるんじゃない？」とうなずきます。
メトロンズの舞台に初めて参加した客演の2人も、手ごたえを感じている様子。「参加できて本当に光栄。“メトロンズがすごいんだよ”っていうのを見てもらいたい」（川上）、「手ごたえしかないです。皆さん、根っからの芸人。本当に面白い」（福井）と、メンバーとの息の合ったチームワークをうかがわせました。
囲み取材では、10月11日（土）に決勝が開催される「キングオブコント2025」の話題も。9年ぶりの決勝進出を決めたしずるに、全員が「おめでとう」と拍手します。サルゴリラ・赤羽は「もし優勝したら、（メトロンズが）3組とも王者になる」と語り、全員でしずるの活躍に期待を寄せました。
【メンバーコメント】
児玉
「毎回どこがウケるか分からないな～と言うんですけど、ゲネプロを終えて、いい肌感を持っています。3週間と長いですけど、飽きないように、同じことを何回もできるように頑張ります！」
村上
「客演のお二人を迎えられる力が自分たちにあるか不安はあったんですけど、かなり手ごたえを感じています。今回でメトロンズの可能性が広がったなと思いました。迫力も今までで1番。演技もセットも音楽も照明も全部すごいので、観に来てほしいです」
田所
「不祥事（？）で関町が抜けたことで、逆にチームが一つになろうとする気持ちが今回強まったように感じます。いつも以上の、2倍3倍の良さが生まれている。今までで一番“生で見た方がいい作品”かもしれません」
池田
「今回初めて歌を作曲しました。舞台装置も今までにないものをつくっています。人を選ぶ作品だと思います。あんまりな人はあんまりだけど、刺さる人はそのまま貫いてどっか持っていくと思います。なのでぜひ劇場に確かめに来てください」
赤羽
「“メトロンズ－関町＋川上福井”っていうチームワークは、すごくいいチームだと思ってます。これがベストメンバーかもしれません（笑）今回は3週間ですが、ゆくゆくはもっとロングランしていきたいので応援してください！」
中村
「客演を招いて、“メトロンズらしさ”も出しつつ、客演の良さも引き出しつつできるか不安はあったんですけど、全部できました。場面転換や時間経過が、いままでいちばん多いんで、芝居自体が曲になるように意識して作っています。これまででもっともパワーと破壊力のある作品だと思います」
川上
「メトロンズに加わらせてもらえるのがすごい光栄で、夢みたいです。公演期間が長いのも、本当に嬉しい。たくさんの人に “メトロンズってすごいんだよ”というのを見ていただきたいです」
福井
「私は、ふだん、あんまり自分の舞台を宣伝しないんですけど、今回は発信しました。それくらい本当に面白いし、みなさん根っからの芸人さんですごい。90分ですけど、もっとボリュームがあるように感じてもらえると思います」
公演概要
メトロンズ第9回公演 『No Sing, No End!』
出演：しずる（池田一真、純）、ライス・田所仁、サルゴリラ（児玉智洋、赤羽健壱）、川上友里、福井夏
※ライス・関町知弘の出演はありません
脚本：池田一真
演出：中村元樹
会場：赤坂RED/THEATER （港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F）
【スケジュール】
9月10日（水）開演18:00
9月11日（木）開演18:00
9月12日（金）開演18:00
9月13日（土）開演13:00／開演17:00
9月14日（日）開演13:00／開演17:00
9月15日（月・祝）開演13:00
9月17日（水）開演13:00
9月18日（木）開演18:00
9月19日（金）開演18:00
9月20日（土）開演13:00／開演17:00
9月21日（日）開演13:00
9月23日（火・祝）開演13:00
9月24日（水）開演13:00
9月25日（木）開演13:00／開演17:00
9月26日（金）開演18:00
9月27日（土）開演13:00／開演17:00
9月28日（日）開演13:00
メトロンズ公式サイト：https://metronz.jp/
