落語家の桂文枝が、かつて通っていた関西大学の同窓会組織である関西大学校友会から表彰されました。文枝は10月19日(日)、大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパス で開催された校友総会に出席。各分野で顕著な功績を残した校友として、関西大学出身のプロスケーターの宮原知子とともに表彰を受けました。

「正直、授業にはあまり出てないんです」
関西大学校友会は毎年、関西大学の名声を高めた個人、団体を表彰しています。2025年度は芸能界から文枝が選ばれ、スポーツ界からは宮原が選出されました。
文枝が舞台に上がり、会場に一礼すると大きな拍手が起こります。校友会の田中義信会長は、これまでの文枝の足跡を紹介し、表彰状を贈呈しました。
文枝は「こんなすばらしい賞をいただけるとは思っても見なかった。関西大学に入れていただいて本当によかったと思っている」と挨拶しました。

関西大学の落語研究会である「落語大学」の“二代目学長”を務めたという文枝は、「関西大学で過ごした青春時代がいちばん記憶に残っている。いろいろな友と出会い、楽しい思い出ばかり」と学生時代を語りました。
「応援団もよろしくお願いします」
文枝は、自身がOB会会長を務める「落語大学」からプロになったのが10人ほどいることに言及。また、関西大学応援団の名誉参与も務めているそうで、「応援団の先輩から先程、宣伝してくれとお電話があった」と話して笑わせます。最後に「後輩の10名の落語家とともに、応援団もよろしくお願いいたします」と締めくくりました。

校友総会では、このほか関西大学の芝井敬司理事長、高橋智幸学長の挨拶がありました。芝井理事長は、今年4月から吹田みらいキャンパスでビジネスデータサイエンス学部が発足したことや、来春にグリーンエレクトロニクス工学科がスタートすることなどを紹介。
高橋学長は出席者に向けて、「皆さんに関西大学に誇りを持っていただきたい。母校愛をもっと持っていただきたい」と呼びかけると、関西大学の魅力を高めるためのさまざまな取り組みを行っていることを説明しました。
