国内最大規模のお笑い養成所であるNSC(吉本総合芸能学院)大阪校の生徒による「大運動会」が、11月28日(金)に大阪のアクティブ・スクエア・大東で開催されました。これまでの夏合宿に代わって初開催されたこの運動会に参加したのは、A〜Fの6クラス総勢約250人の“芸人の卵”たち。ボケて、走って、ツッコんで、笑って――まさにNSCならではのエネルギーに満ちたイベントになりました。(写真は芸人カメラマンの番町・長居蒼季が担当しました!)

入場行進も開会式も一筋縄ではいかない!?
定刻になると、「天気も良いので、楽しんでいきましょう!」というNSCアシスタント(卒業生)が務めるMCの合図で、各クラスがリーダーを先頭に入場行進開始。もちろん、ありきたりの行進では終わらず、「アイドル風に手を振って!」「ヤンキー風に!」といったムチャぶりが次々と飛んで、生徒たちはボケ倒します。
進行役を務める現役生のMCも、ツッコミとあおりに大忙し。「もう声枯れそうや……」と本音がこぼれるほど、冒頭から大盛り上がりです!

運営側が「今日の目標は全員無事に帰ることです!」と繰り返して安全に配慮しますが、NSC生たちはすぐに体を張りたがります。当然、開会式も準備体操も一筋縄ではいきません。
開会宣言では、リーダーがカンペを噛まずに読み切れなければ、そのクラス全員がスクワット5回というルールがあるのに、ボケ続けるリーダーたち……。

続く準備体操では、“音頭取り”を任せられたNSCアシスタントの悪ふざけも相まって、生徒たちにイジられ放題の展開になります。気づけばアシスタントがもみくちゃにされ、なぜか紙おむつを履かされるというハチャメチャな体操タイムとなり、会場は笑いの渦に包まれました!
最初の種目は「ダンシング玉入れ」です。ヒット曲『APT.』が流れている間は全員で踊り続け、鳴り止んだところから玉入れが開始するというルールです。チームとしての一体感を見せるクラスもあれば、とことん笑いを取ることに振り切ったクラス、肩車をして玉を投げる“頭脳派”なクラスなど、それぞれ楽しそうです。

クラス対抗リレーでボルテージ最高潮!
続いての競技は「ガヤに耐えろ!ガチ綱引き」。各クラス15人が綱を引き、さらに5人が“ガヤ”として相手チームの邪魔をするという一風変わったルールです。「ガヤも大事やけど、結局、パワーが大事やで!」と、妙に真理を突いた一言に納得する生徒たち。いざ始まると、ガヤがヒートアップしすぎて小競り合いになりかける一幕もありました。

お昼の休憩後には、応援合戦も行われます。各クラスが工夫を凝らし、ミュージカル風、コント仕立て、ダンスネタなど、趣向を凝らした応援を披露。大会本部からも「それぞれに味があってよかったですね」と高評価が飛び出しました。
最後の種目は、クラス対抗の「男女混合リレー」。各クラスから選抜された10人(男性8人・女性2人)がバトンをつなぎます。異様なほど足の速い生徒が現れたかと思えば、転倒やバトンミスなどのハプニングも続出し、会場のボルテージは最高潮に達しました。

激戦の末、1位でゴールを駆け抜けたのはCクラス。最下位となったクラスは、周回遅れの末に脱線するという、 “オチ”がついた展開になりました!
秋晴れの下、最後の最後まで笑いを忘れない、NSC生らしい運動会になりました!

