お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが制作したNintendo Switch用ゲーム『スーパー野田ゲーPARTY』の発売を記念したオンラインイベント「第0回スーパー野田ゲーPARTY eスポーツ大会」が、4月28日(水)に東京・ヨシモト∞ホールで開かれました。芸人、プロゲーマーが入り乱れて繰り広げられた熱いバトルで、“開発者”の野田をも打ち破って勝者となったのは――。
『スーパー野田ゲーPARTY』は、お笑いタイトルの頂点である『M-1』『R-1』の2冠を制するという輝かしい称号を持ちながら、せっせと自作のオリジナルゲームをつくる野田が、クラウドファンディングで開発資金を募集して制作したゲームです。募集から1カ月半で集まった支援者は約2,000人。初心者でも遊べるシンプルでユニークなミニゲームが16本収録されたお得な内容で、Nintendo Switch用のダウンロードソフトとして4月29日(木)についに発売されました。
イベントでは、ゲームのネタにもなっているデッカチャンとジャングルポケット・おたけ、そしてガーリィレコードチャンネル(高井佳佑、フェニックス、雨野宮将明、太郎)、さらにプロゲーマーの板橋ザンギエフ、カワノが参加して勝ち残り形式で対戦。野田は完全シードで、最後に勝ち残ったメンバーと“ボスキャラ”として決勝を戦います。
「音声衰弱」ゲームで対決スタート!
イベント冒頭で「eスポーツが大好きなので、もっとeスポーツが盛り上がるように」と開催理由を説明した野田は、イベントタイトルに込めた思いをこう語ります。
「このゲームは許可がいらないので、誰でも好きなように配信してくれればいいと思ってるし、“こんな感じでやってみてはどうでしょう”という意味も込めて『第0回』としました」
と、ここで全員が舞台に登場。プロゲーマーの板橋ザンギエフが、“野田ゲーマー”を名乗るほどすでにこのゲームをやり込んでいることを明かす一方、ゲーム内にもキャラとして登場するデッカチャンは、ゲーム自体をほとんどやったことがないとのことで、「なんなら、野田ゲーしかやったことない」と、かなりの初心者であることを告白します。
クジ引きの結果、初戦はガーリィレコードチャンネルの雨野宮vs太郎に決定。対戦するゲームもクジで決まり、『音声衰弱』で戦うことに。タイトル通り、トランプをめくると聞こえてくる音声で「神経衰弱」をする……という、いたって単純なゲームです。
「日本一!」「大好きだよ」「囲碁将棋の漫才はもっと世間に評価されるべきだよな」などと、気になるフレーズが野田の声で連呼されながらゲームは進んでいき、「まぁまぁの泥仕合」と野田が評する戦いぶりで、最終的に太郎が勝利をおさめました。
おたけが「おたけさいこっちょーゲーム」をプレイ
続く対戦もガーリィレコードチャンネルの潰し合い(太郎vsフェニックス)となり、デッカチャンが登場するゲーム『スーパーブロックくずして』で対決しますが、結果はフェニックスの勝利。第3戦ではプロゲーマー・板橋が登場し、停留所のボタンを早押しするゲーム『次おります早押しバス』でフェニックスを打ち破りました。
板橋vsおたけの対決となった4戦目では、ゲームのクジを引いた野田が「すげぇ!(笑)」と一言。なんと、おたけが登場する『おたけさいこっちょーゲーム』での対決です!
このゲームは、おたけが持ちネタのフレーズ「さいこっちょー(最高)」「さいてっちょー(最低)」のどちらを繰り出すか、2択形式で当て続けていくというもの。板橋から「だってコレ、(おたけは)わかるでしょう?」と聞かれたおたけは、「いや、『写真を送ってくれ』って言われて10枚くらい送っただけだから(笑)」と“弁明”します。
結局、“まぁまぁのデッドヒート”の末におたけが勝利! 「自分で言うのもなんだけど、なんだこのゲーム!!(笑)」と爆笑していました。
“ゲーム初心者”デッカチャンがまさかの勝利!
ここでもうひとりのプロゲーマー・カワノが、「プロのゲーマーなんですけど、『おたけさいこっちょーゲーム』だけはムリ(笑)」と言いながら登場。『〜GALS FIGHTER〜応援』で対決しますが、まさかのおたけ2連勝! これには野田も「ウソだろ、おたけ!」と驚愕します。
デッカチャンvsおたけの対決となった次戦は、プレイ前から「さいこっちょー!」「デッカチャンだよ!」とギャグのラリーに「あ〜、見てられない!」と野田。マージャンパイを使ったゲーム『まあまああぶないじゃん』での対決は、なぜか初心者のデッカチャンがあっさりと勝利します。プロゲーマー2人を倒したおたけが負けるという番狂わせに、思わず野田も「これは誰も予想してなかった……」とつぶやいていました。
勝ち残ったデッカチャンは、ガーリィレコードチャンネル・高井と『頼むぜ!! ボルダリング姉さん』で対決。ゲームの最中、「姉さん」たちの体力ゲージの減りが異常に早いことに気づいた野田が「……ここ、直すの忘れてました」と告白し、みんなを驚かせる場面も。肝心の対決は、ほぼ互角の戦いが繰り広げられた結果、見事、高井の勝利となりました。
野田が得意の「つり革」ゲームで挑む!
いよいよ迎えた決勝では、勝ち残った高井と野田が3種類のゲームで勝負します。『次おります早押しバス』で野田が勝利し、『おたけさいこっちょーゲーム』では高井が勝ったため、勝敗は最終ゲーム『つり革』に持ち越されました。
M-1優勝を導いたネタでもおなじみの、電車のつり革につかまらないように電車の揺れに耐え抜くというゲームは、激戦の末、まさかの高井が勝利! 負けた瞬間、野田は、信じられない!といった表情で「えぇっ!?」と叫び、ヒザから崩れ落ちました。
目録と、野田いわく“10億円相当”のチャンピオンベルトが贈られた高井は、「10年芸人やっててタイトルを獲ったことないんで、これは(周囲に)言っていきます!」と嬉しそうに勝利のスピーチ。野田は自作のゲームでまさか負けるとは思っていなかったらしく、「いやぁ、やりやがったなぁ……」と心底悔しそうでした。
最後に改めて、「第1回(次回)の『スーパー野田ゲーPARTY eスポーツ大会」』は、購入してくれた人たちも含めてみんなでやります!」と宣言した野田。「実は全ゲームに“勝ち方”があるので、ぜひみなさんゲームをやって、極めてみてください!」とメッセージを送っていました。
ゲーム概要
Nintendo Switch用ゲーム『スーパー野田ゲーPARTY』
発売日:4月29日(木)
希望小売価格:1,000円(税込)