実力派コント師の、しずる(池田一真、純)、ライス(田所仁、関町知弘)、サルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)に、作家で演出家の中村元樹を加えた7人組演劇チーム「メトロンズ」の第10回公演『事故か、事件か、同窓会か』が、3月11日(水)に東京・赤坂 RED/THEATERで開幕しました。今回は、辻凪子と長尾純子が客演としてメトロンズに初参加し、3月29日(日)まで全23公演のロングラン。2日目公演後には囲み取材が行われ、出演者が勢ぞろいして見どころなどを語りました。

存在しない犯人を探すノンクライム・ミステリー
しずる・池田が脚本を担当した今回の舞台は、ある旅館の一室。そこで、大学時代の同級生であるニイヌマ(関町)、サワキ(村上)、トダ(池田)、ヨコヤマ(児玉)、そして同級生であり、学生時代のマドンナであるマサミ(長尾)が久々に顔を揃えるはずでした。
しかし、部屋には同級生だけでなく、3人の刑事(赤羽、田所、辻)の姿も……。なんと、ヨコヤマが窓から転落し、彼を付き落とした犯人がこの中にいるというのです。
しかし、幕が開いた直後に観客が目撃するのは、仲間たちを驚かせよう隠れ場所を探すうちに、誤って足を滑らせ、窓から落下してしまったヨコヤマの姿!
観客は真実を知る唯一の目撃者となって、存在するはずのない犯人を探す“ノンクライム・ミステリー”に没入します。

“ミステリー”といえども、そこはやっぱりメトロンズ。存在しない犯罪を疑い、互いに疑心暗鬼になっていく同級生たちのやりとりに、客席は大爆笑の連続です。
逆に、メトロンズ“らしからぬ”要素として、今回は学生時代のマドンナであるマサミを巡る恋愛模様もよいスパイスとなり、作品に厚みを加えます。存在するはずのない“犯人探し”と、学生時代から時を越えて絡み合う同級生同士の“恋愛劇”の行方は――?
囲み取材では、ほかの舞台に出演するため第9回公演に出演しなかったライス・関町が、メトロンズへの再合流の感想を聞かれ、「あ、ここからまだ2週間以上あるんだなっていう感じです。いや、すごいところまで来たなって」と、大幅に増加した公演数にまだ慣れていない様子です。
もっとも、「でも(関町が出演していた舞台)『ハリー・ポッター(と呪いの子)』はもっと長かったでしょ?」という池田に、「本当にロングランです。だから、ハリー・ポッターのほうがすごいです」と言い出す関町。相方の田所が鋭く、「帰って来るな!」とツッコんでいました。

さらに「パワーアップして帰ってきただろ?」と自信満々の表情の関町に、メンバーたちは「やっぱりいいよね。上手いよね」(児玉)、「本当に上手い」(池田)、「声がいいよね」(赤羽)、「愛嬌もある」(田所)とベタ褒め。
ここで、関町が「村ちゃん(純)がまだ言ってない」と黙っていた村上を鋭く指摘すると、会場は爆笑です。村上は「偉そうに言う気はないですが、安定するようになったし、集中力が上がった気がします。オンとオフの切り替えがすごくて、役者さんとして帰ってきたんだなって」と、関町のパワーアップぶりを評価しました。
メトロンズのノリは工業高校!?
今回、初参加となった辻はメトロンズについて、こう語りました。
「いつも大人の男子がジャレ合っている感じです。ときには演出家さんに怒られて、でも、やるときはちゃんとやって、部活動みたいだなと思いました。友だちがいっぱいいて羨ましい。すごく楽しくやらせていただいています」

長尾もメトロンズは「工業高校みたい」と笑顔で語ります。
「中に入れないかなと思ったら、自然と輪に入れてもらえていて、気づいたら一緒に下世話な話しちゃうみたいな感じで日々楽しいです。演劇の稽古場と雰囲気が違うと思うのは、オン・オフが“カチッ”じゃなくて“ヌルッ”と入る感じ。どこでスイッチ入ったんだろうって。直前まで男子校でしゃべっているのに、ここ(舞台)に立ったらちゃんと仕事をする雰囲気が、プロフェッショナルすぎてカッコいいです」

脚本を担当した池田は、今回の作品の着想などについて次のように明かします。
「最初に結末を見せたらどうなんだろうというところから、まずは児玉を落とすっていうのが決まって、それから、女性が入ったことによって何ができるんだろうと考えたときに、恋愛かなって。女性が入ったことで恋愛に逃げた感じがあるので、今回の本はちょっと甘いというか……。女性が入って“恋愛”って、月並み過ぎるじゃないですか」
するとメンバーたちは、「テーマが“恋愛”って思ってないよ」「恋愛描けてないよ」と口々に指摘。それを聞いた池田が、「今回のテーマは“恋愛”なんですよ! そうか、そうか、それが伝わっていなかったのか……。そこは挑戦したかなと思っていたんですけど、伝わっていなかったらすいません」と残念そうに語り、会場は笑いに包まれました。
ロングランを支えるのは池田のマッサージ?
演出を務めた中村は、本公演の見どころをこう語りました。
「池田が言ったように、冒頭に観客に真相を明かしていることで、登場人物の言動や行動がまったく違って見えてくる。その構造が面白いのと、表面に現れる面白さも、現れない面白さも、90分間の中に張り巡らされているのが、いままでにないミステリーコメディーになっているかなと思います。あとメトロンズ史上、いちばんアクションシーンが多い!」
これにはメンバーたちも「たしかに!」とうなずきながら、「ミステリー、恋愛、アクション、みんな入ってるじゃん」と語りました。
23公演というロングランを乗り切る秘訣について聞かれると、田所は「池田がマッサージしてくれるから、疲れが全部とれちゃう」と明かします。赤羽も「(池田のマッサージで)全員寝たことがあります」とその腕前を評価しました。
池田は某マッサージチェーン店で受けた施術を参考にしたり、タイのマッサージ師のインスタグラムから学んでいるそうで、それを聞いた田所は「あれ、タイ式も入ってるんだ……」と驚いていました。

メンバーの体を知り尽くした(?)池田は、「村上は肩甲骨が変な動き方をするので、無理のない“はがし方”をしています。関町は肩甲骨と筋肉が癒着しているので、それをゆっくり離してやる作業をしています」と話して会場の笑いを誘いました。
相変わらずチームワーク抜群のメトロンズの第10回公演『事故か、事件か、同窓会か』は3月29日(日)まで“ロングラン”公演中です。いるはずのない“犯人捜し”の意外な結末と、池田渾身の“恋愛劇”の行方を会場でどうぞ!
公演概要
メトロンズ第10回公演「事故か、事件か、同窓会か」
脚本:池田一真
演出:中村元樹
出演:赤羽健壱(サルゴリラ)、池田一真(しずる)、児玉智洋(サルゴリラ)、関町知弘(ライス)、田所仁(ライス)、純(しずる)
客演:辻凪子、長尾純子
主催:吉本興業株式会社
会場:赤坂RED/THEATER (港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F)
【公演スケジュール】
2026年3月11日(水)18:00 開演
2026年3月12日(木)18:00 開演
2026年3月13日(金)18:00 開演
2026年3月14日(土)13:00 開演/17:00 開演
2026年3月15日(日)13:00 開演/17:00 開演
2026年3月17日(火)18:00 開演
2026年3月18日(水)13:00 開演
2026年3月19日(木)18:00 開演
2026年3月20日(金・祝)13:00 開演/17:00 開演
2026年3月21日(土)13:00 開演/17:00 開演
2026年3月22日(日)13:00 開演
2026年3月24日(火)13:00 開演
2026年3月25日(水)18:00 開演
2026年3月26日(木)13:00 開演/17:00 開演
2026年3月27日(金)20:00 開演
2026年3月28日(土)13:00 開演/17:00 開演
2026年3月29日(日)13:00 開演
公式サイト:https://metronz.jp/
<チケット情報>
【会場チケット】
料金(前売・当日共):一般 6,000円/U-22 3,000円
※FANYチケット・前売のみ
※詳細については FANYチケットをご確認ください。
・FANYチケット:https://r.ticket.fany.lol/metronz
・チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/metronz260311-0329/
・ローソンチケット:https://l-tike.com/metronz260311-0329/
【配信チケット】
料金:3,000円
販売期限:04月06日(月)12:00 まで
視聴期限:04月06日(月)23:59まで
FANYオンラインチケット(配信):https://yoshimoto.funity.jp/r/metronz-online/
