昨年3月から延期になっていたオズワルド(畠中悠、伊藤俊介)の単独ライブ『あたらしいとうきょう』が4月9日(金)、東京・ルミネtheよしもとで開催されました。初のルミネ単独ライブにサプライズゲストとして登場したのは、伊藤の妹で女優の伊藤沙莉。まさかの兄妹初共演に、会場は大歓声となりました。
ツカミでまさかの事実が発覚!?
ライブは、パラデル漫画家としても知られる芸人、魂の巾着・本多修が手掛けたオープニングVTRからスタート。サンパチマイクの前に現れたオズワルドの2人は満員の客席を静かに見渡すと、「素晴らしいですね。久しぶりの光景」と笑顔を見せます。
「一応、聞いてみますか。『オズワルドの大ファンだよ~』って人?」
さっそく、ふだんから営業で使っているという“ツカミ”で会場に呼びかけますが、反応したのはたったの1人。伊藤は「営業だと“誰の手も上がらない”っていう自虐になるけど、単独(ライブ)で(手が)上がらないことってありますか?」と、驚きを隠せない様子です。
そんな展開にも「今日、ファンになってくれたらね」とひょうひょうとした様子の畠中に対して、伊藤は「(観客のほとんどにとって)初見がこの単独ってこと? ウソだろ?」と笑わせました。
伊藤が実の妹とコントで兄妹役
今回のライブでは、火葬場を題材としたコントと、漫才6本を披露した2人。漫才の途中では、畠中が「あっ、間違えた!」と素直にミスを“自己申告”する場面も。まさかの展開に会場から大きな笑いが起きるなか、伊藤は「俺は、(畠中の)こういうところが好きなんだ」と“相方愛”を垣間見せました。
続くユニットコント「あたらしいとうきょう」は、小さなウソから始まった戦争によって、新しく作られた地下世界の大都市「ニュートーキョー」を舞台とした青春群像劇です。
ここでカナメストーン(山口誠、東峰零士)、素敵じゃないか(柏木成彦、吉野晋右)が参加。さらに、伊藤の「妹の誕生日が……」というフリを受けて、実の妹の伊藤沙莉が舞台に登場すると、観客からは驚きの声とともに歓声が上がりました。
沙莉「最初で最後にしていただきたい」
最後は、畠中が作詞作曲したというオリジナルソングを全員で熱唱。間奏に入ったところで、オズワルドの2人がこの日の出演者を紹介します。
「とうとう呼んでしまいました。天才女優・伊藤沙莉です」
伊藤が妹をこう紹介すると、「伊藤沙莉って、簡単に(ゲストに)呼べるんだねぇ」と畠中。沙莉は「あはは! けっこう簡単に来るぅ~」とノリのいい返事で、「楽しかったです、めちゃくちゃ」と満面の笑顔を見せました。
もっとも、気を良くした畠中が「もしかして、次も出る?」と持ちかけると、沙莉は「(今回が)最初で最後にしていただきたいですね」とバッサリ。軽くいなされた伊藤は「イヤな思い出みたいじゃん」とぼやきつつ、「これからも素敵じゃないか、カナメストーン、伊藤沙莉、われわれオズワルドをよろしくお願いします!」と挨拶し、再び全員で最後まで歌い上げました。