ピース又吉“コンビ活動”のお手本はあの絵本!?『“こどもの本”総選挙』で人気の10冊発表

全国の小学生が、いままで読んだ中でいちばん好きな本を投票する『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』の結果が、2月11日(金、祝)に発表されました。都内で開かれた結果発表会では、過去2回に引き続きアンバサダーを務めるお笑い芸人で芥川賞作家のピース・又吉直樹が登場。読書の楽しさを伝えながら、コンビ活動の意外なルーツを明かしました。

出典: FANY マガジン
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自分が選んでない本と触れあう機会に

このイベントは、子どもたちにおもしろい本と出合う機会をつくり、本をもっと身近に感じてもらうことを目的に開催される、小学生による小学生のための“最強の本”決定戦で、2017年に始まりました。過去2回の“総選挙”では、のべ35万人以上の子どもたちが参加。第3回となる今回も、全国の小学生から16万8,405票が集まり、上位10冊が表彰されました。

毎年、どんな本が選ばれるのかとても楽しみにしているという又吉。まずは、コンビ活動と絵本の“意外な関係”を明かして笑いを誘います。

「絵本が好きで、『ぐりとぐら』(福音館書店)だったり……ぐりとぐらもコンビで、2匹で活動してるじゃないですか。それが後々の自分のコンビ活動につながっていったという」

出典: FANY マガジン
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イベントは、さっそくランキング発表に! まずは6位までです。

第9位(同率) 『ほねほねザウルス ティラノ・ベビーのぼうけん』(岩崎書店)
第9位(同率) 『スイミー』(好学社)
第8位 『四つ子ぐらし⑴ひみつの姉妹生活、スタート!』(KADOKAWA)
第7位 『りゆうがあります』(PHP研究所)
第6位 『5分後に意外な結末1赤い結末』(学研プラス)

各作品に投票した小学生たちのコメントが紹介されました。

「いろんなものを見るたびに元気を取り戻すところがおもしろくて好きです」(『スイミー』)

「最後が本当に意外な結末だからおもしろい」(『5分後に意外な結末1赤い結末』)

又吉は、それぞれの作品の著者らに表彰状を渡すと、受賞ラインナップについてこう語りました。

「バリエ―ションがすごく豊富で、自分が選んでない本と触れあう機会にもなるので、改めてすごくいいなと思いますよね。仲間と助け合う話であったり、ユーモアで乗り切る話であったり、そういうのが目立ったというか、印象に残りました」

出典: FANY マガジン
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“甲羅に頭が入らないカメ”が印象に

続いて上位の発表へ。5位から2位までの発表です。

第5位 『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ みらい文庫版』(集英社)
第4位 『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)
第3位 『あるかしら書店』(ポプラ社)
第2位 『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)

会場のスクリーンには、こどもプレゼンターによる推薦動画が流されます。

『りゆうがあります』『りんごかもしれない』『あるかしら書店』の3作品がランクインした著者のヨシタケシンスケさんには、「どんどんヨシタケさんの本を集めて、ヨシタケさんの本の家にしたいです」というユニークな推薦コメントが。

一方、シリーズ累計455万部を突破した『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』では、「大人も知らないことがたくさん書いてあると思うので、読んだことがない人は読んでみてください」とアピールするなど、小学生たちのまっすぐなコメントが続きます。

又吉もそうしたコメントに、「こどもプレゼンターの声が聞けると、すごくうれしいですね。同じ本を読んで、一緒におもしろがることでこどもたちとつながれる。本のおかげという気がしますね」と笑顔。

出典: FANY マガジン
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今回の発表会の前に、受賞作品を読み返したそうで、「『ざんねんないきもの事典』は、読み返すたびに気になるところが変わっていくというか。そのときの自分の生活と関連しているのかわからないですけど、今回は“甲羅に頭が入らないカメ”が強烈に印象に残って、いまの僕の何かを表しているのかなと。帰るところがなくなっているのかなと……」と笑わせました。

「この本が好き」という思いの強さ

栄えある1位は『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社)。著者の廣島玲子さんが登壇し、受賞の喜びを語りました。

「子どもが選んでくれるということで、こんな素敵な賞はないと思っておりました。そのなかで、1人にでも選んでもらえたら本当にうれしいなと思っていたところ、なんと1位をいただけたことがうれしくて、うれしくてたまりません。本を書いていてよかったなと心から思っております」

出典: FANY マガジン
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最後は、又吉が改めて総選挙に参加した子どもたちを称えます。

「(子どもたちが)こういう総選挙に参加して、自分はこの本が好きだと、その本のために行動を起こしてるわけじゃないですか。それってすごい“思いの強さ”だと思うんですよね。それは人に伝わっていくだろうし、この本が大好きだっていう思いがある人は、自分ではない誰かが好きだって言った本はどうなんだろうと想像する力があると思うんですよね」

そして大会について、「いろんな本と人をつなげていくきっかけとして、すごくいい場になってるなと改めて思いました」と総括しました。

発表会の模様は2月11日(金・祝)からYoutubeチャンネル『こどもの本総選挙 TV』で配信されます。

『こどもの本総選挙 TV』はこちらから。
公式サイトはこちらから。