今年2月開催の予定が延期になっていた二葉勇(フタバユウ/兄)と二葉要(フタバカナメ/弟)の双子ツインボーカルユニット『TWiN PARADOX(ツインパラドックス)』の約1年半ぶりのワンマンライブが、東京・渋谷のライブスペースで開かれました。ライブ直前に発売されたシングル「一回死んだようなもんじゃない」が、オリコンデイリーチャート8位と初のベスト10入りを果たし、満員の観客は大いに盛り上がりました。
心臓の鼓動のようにバスドラムが…
ライブは「TWiN PARADOXワンマンライブVol.7『Gemini+』」と題され、11月22日(土)に渋谷のライブスペース「duo MUSIC EXCHANGE」で開催されました。
開演時刻を迎えると、心臓の鼓動のように響くバスドラムのリズムともに、スクリーンに「一緒に未来を作っていこう」といったTWiN PARADOXからのメッセージが。
まもなく、TWiN PARADOXの2人が、サポートメンバーを従えてステージに登場。「Gemini」「霞」「虹色の日々」とアップテンポなナンバーで、場内を一気にヒートアップさせます。
今回、来場者はマスク&フェイスシールド着用、コール&レスポンスなどの声援の禁止、着席でのライブ鑑賞といった新型コロナウイルス感染予防対策が求められています。そんな観客たちも、勇の「楽しんで!」といったあおりに、手振りやペンライト、手拍子、表情で応えていました。
勇の“アホ”なプライベート動画
MCでは、要がオープニングで流れた鼓動音の意図について、初のベスト10入りを果たした最新シングルを引っさげたライブであるため、「僕たちに新たな命を吹き込むという意味が込められている」と説明。さらに、延期からようやく実現したライブに、「すべてを出し切るつもりでライブしますので、みなさんも全部出して楽しんでいけますかー?」と観客に呼びかけ、拍手を浴びます。
ステージは「still…」などバラード曲を挟み、再びMCタイムに。要が高校時代、文化祭でムチャ振りされて、野球部員全員で急遽、L’Arc~en~Cielの「flower」を歌ったというエピソードが語られます。勇も「あったなあ(笑)」と懐かしんでいました。
さらに、勇の言動を要が歌詞にした最新シングル収録曲「アホなんとちゃうのん」にちなんで、勇の“アホ”ぶりがわかるプライベート動画も上映されました。なにも知らされていなかった勇は慌てふためき、客席からは笑いが起こります。
アンコールで2つの重大発表
本編が終わり、アンコールで再びステージに現れた2人から、2つの重大発表がありました。
ひとつは、2021年2月4日(木)に、東京・渋谷のクラブクアトロで次のワンマンライブ開催が決まったこと。
そしてもうひとつは、2021年3月15日(月)から21日(日)の1週間、東京・中目黒の劇場「中目黒キンケロ・シアター」で舞台TWiN PARADOX 『SONG STORY Vol.1~誕生日記念公演~』の上演が決定したことです。
ファンからの歓喜の拍手を浴びながら、勇は「幸せなことですね」と喜びを噛みしめました。
そして、コロナ禍で活動休止状態だったころの気持ちをつづった「一回死んだようなもんじゃない」を歌い、最後に、決して平坦ではなかったこれまでの2人の歩みを振り返りながら、「タイムマシン」で締めくくると、会場はこの日、最高潮の盛り上がりに。2人は何度も「ありがとう!」と感謝の気持ちを述べながら、ライブは大団円を迎えました。
【セットリスト】
OPENING
Gemini
霞
虹色の日々
innocent
Departure
still…
empty
雨のち時々恋
モノクロのダンス
幸せの歌
アホなんとちゃうのん
燃えて散った花となれ
Fragment
(アンコール)
THUNDERBIRD
一回死んだようなもんじゃない
タイムマシン