「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭 U-25映像コンペティション」2016~2019の歴代受賞監督作品一挙上映

2月19日(土)~2月20日(日)の二日間限定で、「島ぜんぶでおーきな祭-沖縄国際映画祭-U-25映像コンペティション」2016年~2019年受賞監督作品の一挙上映会が、ヒューマントラストシネマ渋谷にて実施されます。

次世代を担う若手監督が集結!

出典: FANY マガジン

「島ぜんぶでおーきな祭 -沖縄国際映画祭- クリエイターズ・ファクトリー U-25映像コンペティション」では、グランプリ及び審査員特別賞の受賞者を対象に、次回作の制作費として総額100万円を授与。助成金を利用して制作した作品は、受賞翌年の沖縄国際映画祭にて上映されます。今回は、2016年から2019年の歴代受賞監督作品を一挙上映します。
なお、チケットはヒューマントラストシネマ渋谷 劇場公式サイトにて絶賛販売中。
今後活躍が期待される映画界の新星監督たちが手掛ける注目作を、ぜひスクリーンでご覧ください。
また、「島ぜんぶでおーきな祭-第14回沖縄国際映画祭-」は、今年4月に開催予定。上映ラインナップなど詳細については、続報をお待ちください!

2月19日(土)上映作品概要

「Be Here Now」(監督:西本達哉)

出典: FANY マガジン
©️film x

【作品解説】 2020年/日本/89分 コピーライト:©️film x
死んだら可愛い女の子にも会われへんなぁ。
女性にだらしがなく、うだつが上がらない生活をおくる大学院生の大村。ある日、旧友の訃報が届き地元へ戻る。大村は懐かしい顔ぶれと時間を過ごすうちに、自らの生き方を見つめ直す事になる。女性とクマをめぐる、大人になれない男の話。
出演:北垣優和、川野美怜、櫻井保幸、米川幸リオン、田中美晴、伊藤ももこ、四栁智惟、藤井千帆、斎藤さらら

<西本達哉監督プロフィール>
1994年生まれ、兵庫県出身。一橋大学社会学部卒、映画美学校フィクションコース20期高等科修了。処女作『ナナちゃん、Oh mein Gottしよ♡』がゆうばり国際ファンタスティック映画2018オフシアター部門に入選、沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2019でグランプリを受賞。最新作『Be Here Now』が2022年に公開予定。映画「ブラック」が京都国際映画祭2020 クリエイターズファクトリーにてグランプリを受賞。


「背広をぬいでみる」(監督:青木伸和)

出典: FANY マガジン
©️青木伸和

【作品解説】 2018年/日本/70分 ©️青木伸和
大学教授が結婚詐欺にあう
ある大学の哲学教授、田中良幸は頭のかしこまった体裁人間。職場では、私は既婚者である。幸せな人間だ。と嘘をと言い放ったり、格好ばかり。おせっかいな同僚、渡辺麻里はそれがまるわかりであきれている。実生活では認知症の母の面倒を見ている良幸。母には嫁を見せろとプレッシャーをかけられるが認知症であることを都合よく得意の嘘を母にまでつくのだが内心は焦っている。婚活だ!と重い腰を起こすとある女性に出会う。見たくもない大人の事情と人の汚さをチャーミングに描いた喜劇です。
出演:青山勝紀、彩風蘭、みーさん、杉原真琴、成田天音、横田志保子

<青木伸和監督プロフィール>
1992年愛知県生まれ。大阪芸術大学大学映像学科学科卒。在学中に映画製作を学び、自主映画の製作に取り組む。卒業制作では家族をテーマに扱ったコメディ作品』お歳暮のハムのひも』を制作。福岡インディペンデント映画祭コメディ賞、アジア国際青少年映画祭観客賞、沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2017で準グランプリ・観客賞・エンターテイメント賞を受賞。2019年鳥取県気高市地域復興映画として制作した『はだかのおじさん』にて、大阪アジアン映画祭招待、賢島映画祭グランプリを受賞。最新作『替え玉の男と女』を2023年に公開予定。


「いいことでありますように」(監督:小川泰寛)

出典: FANY マガジン
©️2018小川泰寛

【作品解説】 2018年/日本/70分 ©️2018小川泰寛
「頑張ってね」と言われて、ここにいていいんだと思った。
街頭募金をたまたま見ていたら、募金する側が「頑張ってね」と募金活動されてる側に声をかけていて、日々生きていて感謝の言葉をかけられるのは滅多にないことだから、もし自分がその立場なら募金活動をめっちゃ頑張るだろうなと思った。そしてもしかしたらその「頑張ってね」とかが欲しいだけで違法な募金を始めてしまう人もいるのではないかと思ったのがこの作品を作り始めたきっかけだった。
出演:村上由規乃、河野宏紀、冨田雄大、高道屋沙姫、キャンディー、米倉愛、林諒一

<小川泰寛監督プロフィール>
1992年愛知県生まれ。京都造形芸術大学芸術学部映画学科の卒業制作である『向こう側』で沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2017でグランプリ。
大学卒業後は大阪芸術大学大学院に進学し卒業。『いいことでありますように』は門真国際映画祭2020優秀作品賞・優秀主演女優賞(村上由規乃)を受賞。現在は東京を拠点に活動中。


「Mobo Moga」(監督:田平一真)

出典: FANY マガジン
©2017 映画『MOBOMOGA』製作委員会

【作品解説】 2016年/日本/52分 2017 映画『MOBOMOGA』製作委員会
旧友と、いつか出会うあなたにその夏は例年になく冷え込みが続いた。「表現の自由」が規制された世界。音楽、映画、文学、絵画、写真、その他あらゆる芸術及びその活動に対し、政府による監査が徹底される。従わない者、危険思想と見なされる創作物は弾圧を受ける中、既成の価値観に囚われず自由の拡大を求める者たちもいた。彼らは徒党を組み、組織をFACTORY(ファクトリー)」と呼んだ。 スミレは街角のバーガーショップで働いていた。ジャックされたラジオからシークレットパーティのパスワードを知った彼女は、当日会場へと向かう。そのパーティにはサルやファクトリーに所属するメンバーも参加しており、そして刑事たちも紛れ込んでいた。
出演:西留翼、瀬木真菜、境啓汰、籾木芳仁

<田平一真監督プロフィール>
1992年生まれ、宮崎県出身。2015年に九州大学芸術工学府に進学し映画製作を始める。在学中に監督を務めた映画『MOBOMOGA』は沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2017にてプレミア上映された。近年では映画監督以外にミュージックビデオの監督(BATACO『tatasm』等)も行なっている。


2月20日(日)上映作品概要

「MY ROOM MY STAGE」(監督:石川陸)

出典: FANY マガジン
©️私たち、友だちでしょ?

【作品解説】 2018年/日本/67分 ©️私たち、友だちでしょ?
女優を志す花沢アキとアイドルを目指す澤本優が、ひょんなことから共同生活を始める。大事なオーディションに落ちたアキは、着実に成功を積み重ねる優と衝突し、このまま夢を追いかけることに迷いを感じるも、同じ劇団の後輩、陽介の言葉や優のライブを見て、再び前に進む決心をする。そんなアキの前に枕営業を持ちかける有名演出家の朝倉が現れる。優の助言や陽介の助けがありなんとか逃れる事に成功する。一方、優はメジャーデビューのきっかけを掴むが、枕営業を行っていたことがアキに伝わってしまう。2人は衝突して優は家を出て言ってしまう。アキは自分の舞台に優を招待する。セリフを超えた抑えられない気持ちを優に伝え、劇場から飛び出してしまう。それを見た優は、メジャーデビューを止めることを決意する。
出演:柳沼優花、井桁弘恵、大下ヒロト

<石川陸監督プロフィール>
1996年東京都生まれ。東京工芸大学芸術学部映像学科で映画製作を学び、自主制作に取り組む。在学中に製作した『相も変わらず、愛は分からず。』が沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2017で審査員特別賞を受賞。

「花はだいだい」(監督:倉持治/佐久間啓輔)

出典: FANY マガジン
©️花はだいだい製作委員会

【作品解説】 2017年/日本/73分 ©️花はだいだい製作委員会
さよならを耳する潤んだ日まで36歳会社員男性の佐々木は、飲み会の帰り道に終電に揺られて寝てしまう。辿り着いたのは人もまばらな田舎町。そこで突然「さとるさん、さとるさん」と見知らぬおばあちゃんに呼び掛けられ、宿のない佐々木を半ば強引に泊めさせる。家には孫娘と、時々帰ってくる孫の恋人のヒッピー。まるで佐々木のことを、長い間待っていたかのようなおばあちゃん。次第に々木は、誘われるがままにこの家に通うようになる。ここで生まれるのは友情か愛情か。ちょっと幻想的であたたかい、家族の物語。
出演:横田光亮、手嶋啓子、見里瑞穂、桜木綾、高石舞、高木公祐、ますいたかみち、河田瞳

<倉持治監督プロフィール>
1995年神奈川県生まれ。早稲田大学商学部卒。大学2年時に監督した『さんさんごご』が沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2016でグランプリ・観客賞を受賞。現在は報道カメラマンとしてニュースやドキュメンタリーを制作。
<佐久間啓輔監督プロフィール>
1995年愛知県出身。早稲田大学国際教養学部卒。大学二年時に脚本・主演を務めた映画『さんさんごご』が沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2016でグランプリ・観客賞を受賞。配給会社勤務を経て現在はフリーの映像ディレクターとして活動中。最新作『Funny』は香港国際短編映画祭、クレルモン・フェラン国際短編映画祭(マーケット・ピックス)他国際映画祭入選。

「PARALLEL」(監督:田中大貴)

出典: FANY マガジン
©️田中 大貴

【作品解説】 2021年/日本/84分 ©️田中 大貴
“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の、異色の青春×スプラッター×ラブストーリー!
幼少期に両親から虐待を受けていた舞は、その過去の記憶と折り合いをつけられず、ただ時間を忘れて遊ぶ日々を過ごしていた。ある日、舞は美少女アニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返す、コスプレ殺人鬼に遭遇する。身構えるが舞だが、殺人鬼はじっと舞を見つめるだけで、どこかへ消えてしまう。その後、不思議と舞に興味を惹かれたコスプレ殺人鬼は自分の正体を隠し、舞に近づいていくのだった。舞は心の傷を、殺人鬼は自分の本当の姿を隠しながらも、二人は次第に仲を深め、見えない”何か”によって強く惹かれあっていく。しかし、お互いが隠している本当の姿を知ることは、別れを意味していた。
出演:楢葉ももな、芳村宗治郎、菅沢こゆき、十代修介、ミネオショウ、ひと:みちゃん、ふじおあつや、灯敦生

<田中大貴監督プロフィール>
1994年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業。卒業制作として制作したヒーロー映画『FILAMENT』が、沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2019やカナザワ映画祭で審査員特別賞など、ジャンルの垣根を超えて国内外の様々な映画祭で入選・受賞を果たす。長編初監督作品『PARALLEL』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021で長編部門グランプリとフィルミネーション賞のW受賞を果たす。2022年、夏。劇場公開予定。


「フォーティーン」(監督:北村潤伍)

出典: FANY マガジン
©️ 2019 ナゴヤシネマ製作委員会

【作品解説】 2017年公開 (再編集版 2019年完成)/日本/65分 ©️ 2019 ナゴヤシネマ製作委員会
長い廊下を抜けると、世界が拡がったフォーティーンは母殺しの罪と向き合いながら、旅を通して自分の生きる意味を見つけていく物語です。14歳の馨は母から頼まれ、母を殺害してしまいます。5年後施設から出て、行く宛のない馨は姉の律の元に引き取られます。しかし律は些細な喧嘩から家を飛び出してしまいます。馨は律の子の真を連れて、律を探す旅に出ます。主人公の馨は施設暮らしで社会経験も無く、人付き合いもうまくない。そんな馨は真との旅を通してどう変化していくのでしょうか。撮影を通して馨と真を演じる二人が実際に成長していくドキュメントのような作品です。
出演:柴田悠暉、加賀れお奈、岡田明日太、浜崎ヨーイチ、さとうりえ、中山真希、皆川鈴夏、小林周平

<北村潤伍監督プロフィール>
1991年愛知県生まれ。同朋大学映像文化コース卒。在学中に中江裕司に教わり、自主映画制作を続ける。『籠のゆめ』で沖縄国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2016で準グランプリを受賞。2017年『フォーティーン』を監督。2020年「せみのこえ」を監督。株式会社源藏所属。

上映スケジュール

■2月19日(土)
12:00・・・「Be Here Now」(90分)/西本達哉監督
14:00・・・「背広をぬいでみる」(70分)/青木伸和監督
15:40・・・「いいことでありますように」(70分)/小川泰寛監督
17:20・・・「Mobo Moga」(60分)/田平一真監督
■2月20日(日)
12:00・・・「MY ROOM MY STAGE」(65分)/石川陸監督
13:35・・・「花はだいだい」(71分)/倉持治・佐久間啓輔監督
15:20・・・「PARALLEL」(81分)/田中大貴監督
17:20・・・「フォーティーン」(70分)/北村潤伍監督
※各作品はBD上映
■2月22日(火) ※チケット完売につき追加上映決定!
「PARALLEL」(81分)/田中大貴監

<チケット情報>
2月19日(土)~2月20日(日)上映回
料金:一律1,200円
オンライン販売期間:上映開始の20分前まで販売中
窓口販売期間:各日劇場オープン時より販売中
※オンライン販売で完売となった場合は窓口での販売はございません。

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2月22日(火)上映回
料金:一律1,200円
オンライン販売期間:2月15日(火) 18:00~上映開始の20分前まで販売
窓口販売期間:2月16日(水)劇場オープン時より販売予定
※オンライン販売で完売となった場合は窓口での販売はございません。

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