銀シャリが“和食に魅せられた人たち”とトーク「面白くて意識が変わる最高の番組」

銀シャリ(鰻和弘、橋本直)がMCを務めるトーク番組『UMAMIのある話~和食に魅せられたカタリストたち~』(♯1、♯2)が3月14日(月)14:00より、農林水産省と吉本興業のYouTubeチャンネルにて二本同時に配信中。収録後のインタビューで銀シャリは、和食の魅力・未来について語る本番組について「まったく新しいひな壇バラエティーです!」とアピールしました。

出典: FANY マガジン
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和食を“楽しく”学べる!

和食に魅せられた“和食カタリスト”4人をスタジオに招き、和食文化に対する想いや体験談などのエピソード(“UMAMI のある話”)を熱く、楽しく、披露してもらうトークショー。カタリストの話を通して、和食文化の魅力を再発見していきます。

出典: FANY マガジン
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トークテーマは全部で4つ。今まで食べた和食料理の中で、忘れられない1品を紹介する『和食恋バナ~この和食に恋をした~』、和食に携わる中で苦労した話を語ってもらう『ひと手間、ふた手間かかった話』、あえて洋食や中華の魅力を述べる『でも洋食のほうが…と思うこと』、そして、和食文化の未来を考える『私が描く和食文化の未来』です。印象深い話には、UMAMI判定員の鰻から『UMAMI 出てるで賞』として“UMAMIのある粗品”が贈られます。

気楽に和食を楽しめるように…

気になるカタリストの面々を紹介していきましょう。まず1人目は、日本発酵文化協会が公式に認定する“発酵マイスター”の資格を持つ榎本美沙さん。16万人の登録者を超えるYouTubeチャンネル『榎本美沙の季節料理』も好評の料理家です。

“発酵愛”が深く、朝・昼・晩とほぼ毎日味噌汁を飲んでいるという榎本さん。鰻から「さすがに毎日は飽きるのでは?」との声があると、豆乳を入れてポタージュ風に、キムチを入れてチゲ風にと、アレンジすることで365日飽きることなく楽しめると紹介しました。

出典: FANY マガジン
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発酵食品・和食愛を語っていく中、榎本さんは“気楽に和食を食べてほしい”と、意気込みを語りました。

「何時間もかけて作る昔ながらの和食もいいんですけど、それだけではなく、たとえばフライパンを使って短時間で簡単にできる料理を考えられたら、もっと気軽に和食に触れてもらえる……。私もそういったレシピを考えていきたいです。」

こはだ寿司から生まれた恋

続いて紹介するのは、完全紹介制・完全予約制の寿司店『酢飯屋』店主の岡田大介さん。同店は、酢の量、種類、米の炊き加減など、魚によって酢飯を変える徹底ぶりで、食通を唸らせています。

『和食恋バナ』トークでは、岡田さんの話に一同が興味津々に。修行時代、先輩寿司職人から、こはだ寿司の奥深さを教えてもらったという岡田さん。そんなとき、ある女性に好意をもったと言います。意中の女性がこはだ寿司が好きだと知ると、“お金も時間もないけど寿司は握れる!”とある作戦を決行。

出典: FANY マガジン
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自身も“基本”となるこはだを握る勉強にもなることから岡田さんは「今だとストーカー行為になると思うんですけど、彼女の家の玄関前に、こはだ寿司の折り詰めを置いていました。」と回顧。出演者を驚かせます。じつは、そのお相手こそ現在のパートナー。鰻は「うまいこといったからええけど……」と苦笑いを浮かべていました。

クリスマスに仰天行動!?

豆腐の食文化を研究・発信している豆腐マイスター(豆腐の魅力を継承するため、豆腐を通じた食育活動ができる人材)の工藤詩織さんが、苦労話として披露したのは『クリスマス豆腐100丁購入企画』というものでした。

大学院生時代、すでに豆腐店と親交があった工藤さん。クリスマスシーズンは豆腐を買う人が少ないことから「白い豆腐=ホワイトクリスマスということで、豆腐をみんなに買ってもらおう!」と豆腐店の方々に提案。自身で全国の豆腐を購入し、知り合いや親戚に詰め合わせて発送する“共同購入プロジェクト”を企画しました。

出典: FANY マガジン
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いざ1人でやってみるとこれが大変……。迅速に豆腐を届けるべく、梱包するのはもちろん、豆腐の説明書やレシピを手書きでまとめたり、伝票を作ったりと、深夜まで作業が続く毎日でした。

「クリスマス当日は寝不足と疲労が溜まって、寝たきりになっていました。学生時代、クリスマスの楽しい思い出はなかったです(笑)」

郷土料理を後世に残すために…

ケータリングユニット『OCATTE』の代表として、地元の郷土料理を日本全国・世界に発信する中川裕子さんが生まれ育った富山県南砺市(なんとし)は、“もったいない精神”が強く、ご近所付き合いを大事にする地域。幼少のころから祖母の手伝いをしていたこともあって、郷土料理の大切さを痛感。いまの仕事に就いたと言います。

郷土料理は放っていたらいずれ忘れ去られてしまうもの。中川さんは、現在も、南砺市の郷土料理をレシピ化し、地元の小中学校の給食などに出せるよう活動しているとのこと。「おじいちゃんおばあちゃんの家の冷蔵庫はワンダーランド。一緒に料理を作ってお手伝いしていけば、(郷土料理が)残っていくんじゃないかと思います。」と熱弁しました。

出典: FANY マガジン
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そんな中川さんが、洋食の魅力を語る一幕も。東京に来るときは、フレンチやイタリアンを予約するそうで、収録当日もレストランを予約していると告白。橋本が「この収録はやく終わってほしいですよね?」と語りかけて笑いを誘いました。

和食を通してより豊かな未来を!

東洋大学 食環境科学部食環境科学科 准教授 露久保美夏さんは、本番組のコメンテーターとして出演。カタリストの熱いエピソードを総括しつつ、和食の未来について、以下のように述べました。

出典: FANY マガジン
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「『和食』は、ユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあって、国外にも広がっています。文化の中に根付いている『和食』の魅力に改めて気付きつつ、専門性の高い方が、次世代につなぐための人材育成に関わっていただけると、より豊かな食生活に繋がるのではないかと思います。」

新しい“和食”ひな壇バラエティー

収録後、銀シャリにインタビューを実施。カタリストの印象はもちろん、食のこだわり、番組の見どころを語ってもらいました。

ーー収録を振り返ってみていかがでしたか?

橋本 楽しかったですね。みなさん個性的で人柄も出ていて、めっちゃ面白かったです。

 話の中に食材や和食の話がたくさん出たんですけど、“どんな味すんねやろ”って、ほんまに食べたくなりました(笑)。

ーー収録を拝見していましたが、みなさん話がお上手で、堅いイメージが吹き飛びました。

橋本 そうなんですよね。カタリストと露久保さんの話が面白いんですよ。ほかにも、今回来ていただいたような方がたくさんいらっしゃるでしょうから、レギュラーで番組できそうですよね。

出典: FANY マガジン
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ーー特に印象に残ったお話を教えてください。

橋本 工藤さんのクリスマスのお話なんてお仕事就かれる前の話じゃないですか。学生の時にそれだけの熱量もてるってすごいですよ。あと、岡田さんのお店は、ネタによってシャリを変えるっておっしゃっていましたけど、めっちゃ気になりますよね。行ってみたいです。

ーーお二人の食のこだわりは?

橋本 最近は炊飯器ではなく、メスティン(アルミ製の箱型飯ごう)や土鍋で米を炊いています。炊きたてはやっぱり美味しいですね。この間、ロケでいいお塩をいただいたんですが「米に塩をかけるだけでウマイな」って気付いたんですよ。普段から卵の味噌漬けを作ったり、残った味噌をお味噌汁にして食べたりしていますので、複雑な料理というよりも、シンプルに寄っているのかもしれないです。

 僕ははっさくが好きなんですけど、皮をむいて薄皮もむいたあと、粒を一粒ずつ分解して、お茶碗に盛るんですよ。そうすると、“黄金のごはん”ができるので、それを一気にがっつくという食べ方をしています。ほんまに金のごはんを食べる感覚で……そうやって食べ方を工夫していますね。

出典: FANY マガジン
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ーー読者の方に見どころを教えてください。

橋本 堅い内容かなと思いきや、全然そんなことはありません。まったく知らなかった料理の世界を楽しめるので、ある種、新しいひな壇バラエティーだと思ってください。そうやって気楽に観ていただけると、“ちょっと料理やってみようかな、勉強してみようかな”というきっかけになると思います。面白くて意識が変わるって最高の番組ですよね。

 食に興味がない方にも観てほしいですし、この記事を見ても“観ないかもな〜”って思う方も、ぜひ再生ボタンを押してほしいですね。どこかに食いつけるポイントがありますので!

出典: FANY マガジン
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ーー自分も“食にこだわりたい”と思える番組ですよね。

橋本 じつは気づいていないだけで“俺、私、料理にこだわりあったかも”って思う人もいらっしゃるんじゃないですかね。

 スペシャリストが集まっているので、何かは得られると思います!

吉本興業 YouTube『吉本興業チャンネル』
『UMAMIのある話~和食に魅せられたカタリストたち~』

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