第1子誕生のさや香・石井が賞金配分で大モメ!? 「ytv漫才新人賞」決勝ネタ順が決定

今年で11回目を迎える関西の若手漫才師の登竜門『ytv漫才新人賞決定戦』の決勝出演順を決める抽選会が2月28日(月)、大阪市内で行われました。「ROUND1」から「ROUND3」まで3回に渡って開催された、それぞれの予選会で勝ち上がったのは計6組。決勝は3月20日(日)に主催の読売テレビで生放送されます。

©読売テレビ
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『ytv漫才新人賞決定戦』は、関西を拠点に活躍する芸歴10年目までの若手芸人が対象で、これまで銀シャリ、霜降り明星、ビスケットブラザーズ、隣人などが受賞しています。今回、決勝にコマを進めたのは、さや香(新山、石井)カベポスター(永見大吾、浜田順平)、丸亀じゃんご(北村敏輝、安場泰介)、たくろう(赤木裕、きむらバンド)、フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)、ダブルヒガシ(大東翔生、東良介)の6組です。

出場順は悲喜こもごも

抽選は、「ROUND1」~「ROUND3」の1位、2位の順番でクジを引きます。

最初に引いたのは「ROUND1」1位通過で今年芸歴10年目、つまりラストイヤーのさや香です。新山が「僕らがいちばん先輩なので、後輩たちがやりやすいように1番を引きたい。そしてそのまま優勝します!」と宣言しましたが、引き当てたのは「3番」。その瞬間、2人はガッツポーズで「よっしゃー! 最高(の順番)です!」と思わず本音が飛び出しました。

実は石井は2月23日(水・祝)に第1子となる男児が生まれたばかり。「(子どものために)頑張りたいです」と言いながら、「いち早く帰って会いたいので、今日の質疑応答の時間はナシでお願いしたい」とボケつつ、子煩悩な一面をのぞかせました。

続いてくじを引いたのは、同2位通過のカベポスターです。この日、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者となって欠席した浜田の思いを背負って永見が引いたのは「2番」。「一昨年も2番を引いて、最下位だったので雪辱を果たしたい」と意気込みを見せました。

続いて、「ROUND2」1位通過の丸亀じゃんごがプレッシャーのかかる「1番」を引き、2人そろってガックリ。しかし、安場は「決まったものは仕方ない」と気を引き締め直していました。

同2位通過のたくろうの出順は「4番」。2人は「僕ら、出囃子に読売テレビさんの『名探偵コナン』のメインテーマを使わせてもらっているので、もし優勝したらゲスト声優で出させていただけたら」と野望を語りました。

「ROUND3」1位通過のフースーヤは、ラストの「6番」。くじを引く際にもおなじみのギャグを連発して会場を大いに盛り上げました。

ということで、2位通過のダブルヒガシは必然的に「5番」に。「僕たちは『ROUND3』の第2位で、最後に飛び込んだという印象の強いコンビではありますが、決定戦ではギリギリに飛び込むのではなく、圧倒的な優勝をつかみ取りたいです」と気合十分です。

「その日いちばん勢いがあるコンビが勝つ」

取材陣から「自分たちのアピールポイントは?」との質問が飛ぶと、さや香は同席する後輩たちからの意見をまとめて「熱意」と答え、丸亀じゃんご・安場は「わかりやすい漫才です」と自信をのぞかせます。フースーヤ・田中からは「2人で織りなす数々のギャグフレーズ、そして勢いのある掛け声。そして、白目が寄り目。そういった笑いのギミックを漫才の至るところに忍び込ませており、素晴らしい楽しい4分間をお見せできると思います」と妙に丁寧な解説が飛び出しました。

カベポスター・永見は「漫才に毎回、あっと驚くポイントを作っています。あとは浜田のかすかに残るピアス痕です」。たくろうは「中身のないことを延々と喋っているようで笑えるところ」、ダブルヒガシは「今年からネタのテイストを変えまして、2人でボケたり楽しそうにしているところを見てもらいたいです」とアピールしました。

今回の出場者の中で最多となる決勝3回目のたくろうには、勝ち上がるコツを尋ねる質問も。代表してきむらが「これを言うと、ほかの出場者に勝ち方を教えてしまうことになるので……」と慎重な姿勢を見せたと思いきや、「まったくわからないです」。ただ過去3回、会場の空気を肌で感じたということで、「その日、その時に勢いがすごい人が勢いのまま勝ち上がっていくイメージがあります」と明かしました。

第1子が誕生したばかりのさや香・石井にも質問が飛び、「(新山と)どちらも子どもがいるコンビが新人賞決定戦に出させてもらっていいのかなという気持ちはあるんですが、きちんと育てないと、と大人の責任感が生まれました。最後の決戦は勝ちたいと思います」と気を吐きました。

賞金は積み立て!?

恒例の、優勝賞金100万円の使い道についての質問も。

さや香は賞金の配分について2人でモメ始めた結果、新山が「ていうか、なんでオレを結婚式に呼ばんかったん!?」とまさかの角度から不満をぶつけると、石井も「オレは(新山が)結婚したことも、子ども生まれたことも聞いてなかった」と応戦。まわりの後輩たちが「賞金の使い道の質問やから……」となだめる一幕も。

ダブルヒガシの東は「家でゴハンを作ることが好きなので、いいまな板に包丁、フライパンを用意して、いいお酒を買って。残った分は積立NISAへ」と語る堅実ぶりで、周囲から「おまえ、もう積み立ててるのか!?」と驚かれていました。

一方、相方の大東は「霜降り明星の粗品さんに200万円くらい借金があるので、それを少し返したい」と明かし、「残りは、東の実家が築1200年くらい古くて、玄関を開けたら90度くらい角度がある階段があるので、その階段を10度でもいいから傾けてやりたい」と“コンビ愛”あふれる使い道を語りました。

番組概要

『漫才Loversスペシャル 第11回ytv漫才新人賞決定戦』(読売テレビ)
放送日時:3月20日(日)15:00〜17:30 生放送
審査員:オール巨人(審査委員長)、ハイヒール・リンゴ、ブラックマヨネーズ・吉田敬、スピードワゴン・小沢一敬、フットボールアワー・岩尾望
MC:千鳥
※読売テレビ公式サイトと、読売テレビ公式無料動画配信サービス「ytv MyDo!」でもライブ配信予定。

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