お笑いコンビ・ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)が、将来の大阪文化を担う人材に対して大阪市から贈られる『咲くやこの花賞』大衆芸能部門を受賞しました。漫才師の受賞は19年ぶり。2月18日(木)に大阪市中央公会堂で行われた贈呈式では、2人が漫才を披露し、会場を大いに盛り上げました。
2001年度のますだおかだ以来
壇上にはミルクボーイを始め、各部門の受賞者が並ぶなか、まずは松井一郎大阪市長による開会の挨拶から。市として新型コロナウイルスの対策に全力で取り組んでいることなどに触れたあと、「厳しい状況が続いているが、このようなときだからこそ芸術文化に携わる人を応援し、その力で大阪を元気づけたいと、咲くやこの花賞を中断することなく贈呈式を行うことにした」とアピールしました。
今回、ミルクボーイが受賞した『咲くやこの花賞』は、大衆芸能も含めた5部門からなり、大阪市が1983年度から贈呈しているもの。今年度の受賞者は、大衆芸能部門のミルクボーイのほか、美術部門が現代美術の小嶋晶氏、音楽部門が作曲家の高木日向子氏、演劇・舞踏部門が演出家の笠井友仁氏、文芸その他部門が小説家の寺地はるな氏となりました。
大衆芸能部門ではこれまで、第1回が桂文珍、第2回が今いくよ・くるよ、以降も吉本新喜劇座長の小籔千豊、すっちーらが受賞。漫才師では、第19回(2001年度)のますだおかだ以来となります。
式では、まず各部門の受賞者へ表彰状、記念のトロフィーが贈呈。松井市長が祝辞で、いまや全国的な人気を誇るミルクボーイの2人に「これからも大阪に住み続けてください」と語りかけると、会場から拍手と笑いが起こりました。
M-1賞金の使い道は?
その後、受賞者たちがそれぞれの活動について説明するなか、いよいよミルクボーイの出番です。
司会者から、2019年に優勝した『M-1グランプリ』の賞金1,000万円の使い方を聞かれると、内海は「まずそれですか! ちゃんと置いてますよ!」と笑わせます。さらに話題は、出演しているテレビCMやネタ作りのことから、コンビ結成時のエピソードやコンビ名の由来などに広がります。
ここで、“お決まり”の「いま、『咲くやこの花賞』をいただきました!」から漫才がスタート。「オカンが好きな薬」のネタで大いに笑わせました。
ネタのあとは「緊張しました!」とホッとした表情を見せた2人。「大爆笑やったと書いてください!」と報道陣に呼びかけ、最後まで会場を盛り上げました。