ゴリと又吉が「老後は沖縄に住みたい」…沖縄国際映画祭プレイベントで“ルーツ愛”トーク

今年4月16日(土)、17日(日)に開催される『島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭』。そのプレイベントが3月27日(日)に 東京・よしもと有楽町シアターで開かれました。スペシャルトークでは、沖縄出身であり、映画監督として沖縄を舞台にいくつもの作品を撮影してきたガレッジセール・ゴリと、父親が沖縄出身のピース・又吉直樹が登場! 本土復帰50年を迎える沖縄への思いを語りました。

出典: FANY マガジン
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昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染予防対策をとりながら、配信企画などを織り交ぜて開催される今年の沖縄国際映画祭。「島ぜんぶでおーきな祭presents『有楽町でも沖縄国際映画祭!』」と題された今回のプレイベントでは、その開催概要も発表されました。

沖縄のイメージは「103歳の祖母」

登場するなり、「髪サラサラで〜す」と会場を沸かせるゴリ。「いま腕を骨折してまして、ドライヤーでセットできないので、サラサラでいかせていただきます」と話すと、又吉も「じゃあ、私はボサボサでいかせていただきます」と張り合ったところで沖縄トークがスタート!

「さっき楽屋で、『老後は沖縄に住みたいね』って話してたんだよね」と言うゴリに、又吉もうなずきながら、「父親が沖縄出身で、母親も、沖縄ではないですけど、奄美群島の加計呂麻島出身なんです。だから、わりとそういう思いはありますね」と語ります。

すると、ゴリがこんな思いを明かしました。

「僕も歳をとってるんですよ、もう。つまずいて地面に手をついただけで骨折するくらい。だからやっぱり(老後は)あったかいところで……、いずれは沖縄に戻るだろうな、とぼんやりと思っています」

出典: FANY マガジン
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一方、沖縄のイメージは”祖母”だと語る又吉。「小さいころ、よく祖母に会いに沖縄に行っていたから」と言いながら、こう続けて笑わせました。

「僕が帰るとき、いっつも泣きながら『直樹、もう今回が最後だからね、お葬式には来なくていいからね』って言うんですけど、祖母、いま103歳でまだ元気なんです」

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映画祭では、最終日に那覇のメインストリート「国際通り」で恒例のレッドカーペットが実施されてきました。ゴリが、その感動を語ります。

「国際通りは、家族で食事に行ったり、初めてデートしたり、とにかくいろんな思い出がつまっている場所。その青春の場所にレッドカーペットが敷かれて、そこを歩いて『お帰り〜』とか言われると、いろんなことを思い出しながら『なんて幸せなんだろう』って感じました」

ゴリ×又吉のコラボ作品誕生!?

イベントでは、クリエイターらしく映画の話題も。ゴリの監督作『演じる女』について、又吉はこう評します。

「感動したんですけど、部分部分で笑えるところもあるんですよね。だから単純に、シリアスだから映画、笑えるからコントということでもなくて、複合的なものかなと思います」

さらに又吉から、「今後、(ゴリと)一緒にぜひ何かやりたい」と前向き発言が! 一方のゴリは「僕、人の書いたものを撮るの怖いんですよね。又吉くんの書いたものを僕が台無しにしちゃったらどうしようと思っちゃうかも……」と少々および腰ながら、又吉が「ぜんぜん違うものができたら、それはそれで面白いですけどね。『ひとつも合ってないやん!』みたいな(笑)。ぜひやりましょうよ」と誘うと、嬉しそうに笑顔で応えていました。

出典: FANY マガジン
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今年は、沖縄が本土に復帰してから50年という節目の年。2人からは、その特別な思いも語られました。

1972年に生まれた“復帰っ子”であるゴリは「僕自身は復帰前を知らないんですけど、話を聞くと両親もたくましく生きてたみたいです」と、子ども服の販売をしていたという両親について語ります。一方、1980年生まれの又吉も、父親について「復帰から2〜3年後に父親が沖縄から大阪に行ってるので、(それによって)自分が生まれたかどうかも関わっていると思います」と感慨深げ。

「競輪の選手になりたくて大阪に行ったみたいなんですけど、テストを受ける会場にたどり着けなかったっていう……(笑)。どこまで本気やったかはわからないんですけど、きっと仕事を探しに行ったんだと思うので、沖縄の本土復帰がなにかしらのきっかけにはなったんだろうなと思います」

出典: FANY マガジン
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映画祭はイベントも満載!

イベントでは、今回の沖縄国際映画祭の開催概要も発表されました。期間中には、特別招待作品の5作品(『紫』『あの夜、コザにいた』『シネマ組踊「孝行の巻」』『てぃだ』『バーミィトーリ』)を含めた5部門23作品が上映。さらに、合わせて開催される「OKINAWA MEMORIES AND RECORDS–沖縄・記憶と記録–」や琉球古典音楽演奏会「首里の景音(かげね)」、「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」などの展示企画やイベントが紹介されました。

映画祭を締めくくる「LAUGH&PEACE LIVE Spirits of RYUKYU『UTAGE〜宴〜』」は、沖縄の文化、芸能、県内各地のお祭りを掛け合わせたエンターテインメントショーで、ガレッジセールがMCを務めます。

出典: FANY マガジン
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ゴリが「沖縄の伝統をオシャレにポップに作っているので、いろんな世代が楽しんで観られると思います」とオススメポイントを語ると、又吉が過去のイベント映像を見ながら、「いいなぁ。行きたい。この中の1人になりたいなぁ」とポツリ。ゴリも「『又吉を探せ!』みたいな? それやりたいなぁ(笑)」とノリノリで答えていました。

開催概要

『島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭』
期間:4月16日(土)~17日(日)
場所:那覇市国際通り周辺、桜坂劇場、琉球新報ホール、 那覇市民ギャラリー、 よしもと沖縄花月、首里観音堂、イオンモール沖縄ライカムほか
※各種イベントはオンライン上でもお楽しみいただけます。

公式サイトはこちらから。

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