今をときめくアキナ、そしてニューヨーク。この2つの人気コンビによるツーマンイベント『アキナ×ニューヨークの好きなネタについて喋って、好きなネタだけをやるライブ』が、3月29日(火)に大阪・ABCホールで行われました。それぞれが好きな「コント師」「漫才師」を挙げながら、ひたすら「好きなネタ」について掘り下げるこのライブ。「飲みながら話している感じ」という4人のトークは、思わぬ暴露もあって……。
ライブは文字通り、アキナ(山名文和、秋山賢太)とニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)が好きなネタについてトークし、「いま、いちばんやっていて楽しい好きなネタ」を披露するというものです。
この日が初めてのツーマンというアキナとニューヨーク。オープニングでは、それぞれの出会いや印象、共通点などを話していくうちに、なぜか、秋山と嶋佐の”目離れ対決“が行われることに。より目が離れていたほうが“負け”ということで、2人は目と目の間をメジャーできっちり測られます。不思議な流れに「これ、目測りライブやん」とツッコむ屋敷――冒頭から会場は笑いに包まれます。
山名、相方の秋山に起きた衝撃の事件を暴露!?
会場が温まったところで、ライブのスタート! 最初のテーマは「ほかのコンビのいちばん好きなコント」です。
全員が「1番は難しい」「いっぱいある」と悩みながらも、先輩・後輩関係なく、好きなコントを1つ、選び出しました。熟考の末に名前が挙がったコンビはモンスターエンジン、犬の心、シソンヌ……。
「いっぱいある」と言っていたように、選んだ後も話は止まらず、秋山はNSC(吉本総合芸能学院)大阪の授業で一緒だったジャルジャルに言及。彼らのコントを見て、「もう(芸人)やめようかなと思った」のだとか。その話を受けて、相方の山名が、かつて秋山に起こった衝撃事件を暴露! じつは山名も数日前に初めて秋山からこの事件のことを聞いたそうで、いまだ興奮冷めやらぬ様子です、
そのほか、「コントの3原則」や「1回しかやっていないネタ」など、予定時間をオーバーしていることを気にしつつも、話が尽きないアキナとニューヨーク。トークの終わりにお互いに好きなネタを発表し、コントを披露しました。
「そもそも漫才の作り方がわかっていない」
続く話題は「漫才」について。「お手本にしている漫才師」というテーマでは、ニューヨークが舞台中、袖から見てしまうコンビを紹介。一方、秋山は憧れの漫才師、そして山名は「うまいなぁ」と思わず唸ってしまうコンビの名を上げ、それぞれの良さを力説します。
「〇〇はNG。漫才のルール」というテーマのトークでは、「そもそも漫才の作り方がずっとわかってない」と山名が告白。すると秋山も「ときどき漫才って何なんやろって思うことない? 出ていってコンビ名言うのも恥ずかしいときがある」。そんな話を聞いた屋敷も「漫才で本来の自分を出したほうがいいのか考えだすとわからなくなる」としみじみ。そして「漫才」の奥深さを語り合いながらも、2組ともしっかりとネタを披露して、舞台を締めくくりました。
ネタやお笑いについての考え方や手の内を見せるようなイベントだっただけに戸惑い気味の4人でしたが、秋山は「恥ずかしい、恥ずかしいと言いながらも楽しかったです。不思議な時間でした」と満足げな表情。屋敷も「飲みながら話している感じでした」と微笑みを浮かべていました。
アキナ、ニューヨークが絶賛するコント師、漫才師の名前や、芸人ならではのネタの見方など、ふだんはなかなか聞けない話題がいくつも飛び出したこの日のイベント。お笑い好きにはたまらない濃厚な時間となりました。
この日のライブの模様は4月5日(火)18:30までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。