4月16日(土)に開幕した「島ぜんぶでお~きな祭 第14回沖縄国際映画祭」。那覇市の桜坂劇場ホールAで『太陽と踊らせて』の舞台挨拶&トークイベントと上映が行われました。
この作品は、DJ、ジョン・サ・トリンサのチャーミングな生きざまを音楽とともに描いた作品です。
パーティーアイランドとして知られるスペイン・イビサ島で、25年前にイギリスから移住してきたジョンは、パーティサウンドではなく、ジャンルにこだわらず物語が詰まったバレアリック・ミュージックを紡いでいきます。
垣根なく、自由な彼の生き方を表すような心地よいリズムの音楽と島の文化や景色など、目を奪われる映像が印象的なドキュメンタリー作品です。
上映前には、立川直樹プロデューサー、リリー・リナエ監督、高金千秋さん(バレアリックDJ)が舞台挨拶&トークイベントで登壇しました。
パラダイスを見つけた
リリー監督は「ベルリンを旅していたときに、深夜ではなく朝11時から18時までDJをやっている物凄い人がいると聞き、3日後に会いに行って、パラダイスを見つけた!と思いました」と、この作品の主人公であるジョンについて知ったきっかけを話しました。資金繰りが一番大変だったという今作について、リリー監督は「クラウドファンディングで全然支援が集まらなかった中、初めて支援してくれたのが沖縄に住んでいたDJだった。桜坂劇場で流せたらいいね、と彼と話していたので、それが今日実現できて嬉しい」と笑顔で語りました。
イビサの空気を感じられる
バレアリックDJである高金さんは「この作品はイビサの空気を感じられる、気持ちのいい映画でした」と感想を話しました。会場では実際にジョンがミックスした曲を流していて、「曲の繋ぎが本当に上手で、映画内でもそのまま使っています」とリリー監督が話し、立川プロデューサーと高金さんも「気持ちいいね」と耳を澄ませていました。
最後は、立川プロデューサーが「本当にハッピーな気持ちになれる映画。今日観て、明日沖縄のビーチを見ると繋がると思うので、どうぞゆっくり楽しんでください」と締めくくり、舞台挨拶&トークイベントは終了しました。
島ぜんぶでお~きな祭 第14回沖縄国際映画祭は2022年4月16日(土)、17日(日)の2日間、開催されています。
島ぜんぶでお~きな祭 第14回沖縄国際映画祭はこちら