ロングコートダディがBS番組で学生たちと“故郷”福井県の魅力発信! 吉本興業が金井学園と包括連携協定

「BSよしもと」などで地方創生に力を入れる吉本興業と、福井県内で福井工業大学などを運営する学校法人金井学園の包括連携協定の締結式が、5月23日(月)に大阪・よしもと漫才劇場で開かれました。式には、福井県出身のロングコートダディ・堂前透ら人気芸人や福井県住みます芸人が出席。これから地域や学校を盛り上げていく、芸人と学生たちのさまざまなコラボプロジェクトが発表されました。

出典: FANY マガジン
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新プロジェクト「つるつるいっぱい学園」始動

連携のテーマは「Co-Create~共創~」。今後、福井県や金井学園の魅力を吉本興業とともに創り上げていくプロジェクト「つるつるいっぱい学園」が展開されます。

「つるつるいっぱい」は、福井県の方言で「あふれるほどいっぱい」という意味で、さまざまな取り組みに「あふれるほどいっぱい」チャレンジすることを表しています。

金井学園は、福井工業大を始め、県内で高等学校、中学校、専門学校などを運営する総合学園。今回の包括連携協定によって、学園の学生・生徒たちと芸人がコラボして「地域創生」「SDGs」などのテーマについて一緒に学び、発信していきます。具体的には、地元企業を訪問して、その魅力を学生目線で全国へ発信したり、笑いを取り入れた教育、授業の実施など、これから1年かけてさまざまなことに「つるつるいっぱい」チャレンジしていくことが発表されました。

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BSよしもとで新番組!

「つるつるいっぱい学園」では、目下のところ2つのプロジェクトが予定されています。まず1つ目として、BSよしもとの生放送番組「Cheeky’s a GO! GO!」(月~金、13:00~)のコーナー枠「ロングコートダディのつるつるいっぱい学園」が、5月27日(金)から毎週金曜日にオンエアされます。

式典には、番組に出演するロングコートダディ(堂前透、兎)、なにわスワンキーズ(こじまラテ、仲西隼平、前田龍二)、フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)、福井県住みます芸人の飯めしあがれこにおが登場。堂前が番組について、こう説明します。

「自分が先生、芸人が生徒になって、金井学園の生徒たちといっしょに福井県の魅力を見つけ、新しいものを“つるつるいっぱい”発見、紹介する番組です」

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さらに堂前が、高校卒業までいた福井の魅力について「大阪に出てきて、福井県はご飯がおいしいし、自然もある、すごくいいところだと気がつきました。いまもすぐに行きたいです」と“地元愛”たっぷりに語ると、福井県出身のこにおも「福井県は地味で控えめなイメージですが、ものづくりが盛ん。メガネのシェアが90%以上あるし、カーブミラーも福井県でいちばん作られています」と胸を張りました。

そんな福井県のおすすめスポットとして、兎は「食べたら背中に稲妻が走ると聞いた」というラーメン店、堂前は、まだ行ったことがないという恐竜博物館を挙げ、「このメンバーで行きたい。ロケにも行きたい」と話すと、全員が同意。

その勢いで、堂前が「地上波ゴールデン、なにわスワンキーズの福井県移住も視野に入れている」と宣言し、スワンキーズの3人から一斉にツッコミが入っていました。

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学生と一緒にM-1出場も!?

2つめのプロジェクトは「FUKUI-MIRAI-LABO」。学生と芸人がYouTubeなどのSNSを活用して、福井県から羽ばたく若者を主人公に発信していきます。番組で取り上げきれなかった情報や取材の裏側なども公開していくとのこと。

「福井県には、いいところがめちゃくちゃある」と言う兎は、「ぜひ、みんなに知ってもらいたいという気持ちが強くなった。それを発信できたら!」と意欲十分。

一方の堂前は、学生たちとコントでもなんでもしていきたいとしたうえで、「学生と一緒に合計6人でM-1グランプリに出るかも」と驚きの構想をぶち上げます。“おっとりしている”という福井の県民性から、「ツッコミがないので、必然的にボケが強くなる」と説明していました。

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これをひとつのプロトタイプに

これから始まる金井学園と吉本興業の共同事業について、締結式に出席した福井工業大学の掛下知行学長はこう語ります。

「福井県の魅力を発信すること、そして教育、健康、社会貢献を全国にPRしていくことをとてもうれしく思っています。吉本興業と地域を含めた形で、さまざまな活動を展開していくことに期待しています」

吉本とは「地域、地方を活性化するという点で合致した」とのことで、「包括連携協定をトータルに展開していくことで、ひとつのプロトタイプにしてもらえれば」と今回の取り組みを評価。さらに、福井のおすすめスポットとして北陸街道や永平寺などを挙げながら、「福井県には、たくさんの見所があります!」とアピールしていました。

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池田岳史副学長も、吉本と連携した人材育成を通じて「コミュニケーション力、発信力を鍛えた、福井県の情報を発信できる人材に育てば、それが地域創生にもつながる」と期待を寄せました。

一方、吉本興業ホールディングスの泉正隆副社長は、2011年に47都道府県で「住みます芸人」をスタートさせたことに触れながら、「110周年の今年は地域創生をコンセプトにしたBSよしもとを立ち上げ、各自治体、地域の方々と協力して発信、雇用の創生にも取り組んでいます。今回の協定についても、わくわくしています」と話しました。

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