破天荒な芸風で若手芸人に“ファン”も多い金属バット(小林圭輔、友保隼平)が5月27日(金)、初の大阪・なんばグランド花月(NGK)での単独ライブ『GAINYA VICTORY OVER ZAN』を開催しました。長尺ネタのオンパレードで、満員の観客も大満足となったこの日の公演。その貴重なステージの模様が、29日(日)に改めてオンライン配信で公開されます。
予想外の「和」の雰囲気
開演時間になると緞帳がゆっくりと上昇。舞台にはすでにセンターマイクがスタンバイし、金属バットの2人のシルエットも目に飛び込んできます。2人の背後は金屏風、左右にふだんは落語公演で使用するセットが配されており、予想外の「和」の雰囲気に客席からは驚きの声が上がりました。
オープニングもそこそこに発せられた第一声から、それがいつもの金属バットの漫才ではないことがわかります。“金属バットがこんなネタをやるのか”という、やることなすことすべてが新鮮に映る展開に、早くも会場は爆笑の渦に巻き込まれました。
最初のネタが終わったところで改めて挨拶をする2人は、しみじみと会場を見渡します。完売御礼となった初のNGK単独ライブ。お客さんでびっしり埋まった2階席まで見上げると、「ありがたいね」と声を揃えます。
と思いきや、1本目のネタを振り返って、「爆裂におもんない」と切り捨てる小林。友保も「おもんなさすぎた。令和イチおもんない」とカブせる自虐ネタに、客席はふたたび笑いに包まれます。
謎に包まれたライブタイトルの秘密
その後も漫才を立て続けに披露する2人。あるネタの途中には、まっすぐ友保を見つめる小林が、おもむろに「お前のまわりをハエが飛んでいる」と指摘します。ハエを手で払いながら、「かんにんしてぇな~」と困り顔の友保……ライブは終始、2人のペースで進んでいきます。
ほかにも、想像の世界が現実のものとして舞台に現れたり、オチの見事なハマり具合に会場から大きな拍手が沸き起きたり、見事に完成された構成に観客も大満足です。この日の漫才はどれも約15分という長尺ネタばかりで、いつまでも聞いていたい2人の掛け合いをたっぷりと楽しめました。
謎に満ちたライブのタイトル「GAINYA VICTORY OVER ZAN」。2人はこのタイトルについて直接、語ることはありませんでしたが、ライブを最後まで観ると、それがいったい何を意味していたのか、少しはわかるかも!
公演概要
金属バット単独ライブ『GAINYA VICTORY OVER ZAN』【オンライン公演】
日時:5月29日(日) 11:00~12:00
チケット:配信2,500円
※この公演は、収録配信となります。一部内容を編集して配信致します。あらかじめご了承ください。
※見逃し視聴は6月5日(日)16:00まで(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。