大切な記念品などを6カ月間、宇宙空間にさらした後に地球上に回収。そのとき、そのモノにはいったいどんな変化が起きているか――国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を活用して進められている、そんな夢のある実験プロジェクトが『スぺースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-』です。そして、このプロジェクト第2弾の公式アンバサダーにグローバルボーイズグループ・JO1が起用されました。6月22日(水)、東京・日本科学未来館で開催されたプロジェクトのキックオフイベントにJO1も出席し、宇宙への思いなどを語りました。
イベントでは大平祥生、河野純喜、川西拓実、白岩瑠姫、佐藤景瑚、金城碧海の6人が訓練用のブルースーツ、鶴房汐恩、木全翔也、豆原一成、川尻蓮、與那城奨の5人がロケットに乗る前に着るオレンジスーツに身を包んで登場。11人でずらりと並ぶと、まるで映画の一幕のようです。
事業を主導する宇宙産業サービス会社Space BDの永崎将利社長は、アンバサダーを務めるJO1への大きな期待を語りました。
「たいへん嬉しいコラボレーションです。JO1という強力なパートナーを得ることで、より多くの方々、宇宙になじみがなかった方々にも、宇宙を活用することの感動やワクワクドキドキを広めていきたいと考えています」
木全の幼いころの“夢”が成就!
11人が着ているブルースーツ、オレンジスーツは、実際に宇宙飛行士が着用するもの。イベントのトークセッションでは、宇宙をめぐる話題で盛り上がりました。
まずは、宇宙飛行士といえば子どもたちの憧れということで、幼いころに抱いていた憧れについて聞かれた木全が「最初の将来の夢が宇宙飛行士で、卒園式でも言っていたので……」と語りだすと、メンバーたちから「おぉ」と驚きの声が。木全は続けて、「こんなにいい服を着せてもらって、いま、ここに立ってプルプルしています。本当に嬉しいですね」と感慨深げに語ります。
また、『PRODUCE 101 JAPAN』のオーディション時代から“宇宙人キャラ”を確立している鶴房について、金城がこんな疑惑を……。
「メディアなどでも、(鶴房が)自ら『俺は宇宙人だ』と言うことが多くて。最初はメンバーも『ウソやろ』『そういうノリや』と言っていましたが、毎回言うものだから、ほんまにそうなんちゃうんかって……」
一方、かつて「JAM(JO1ファンの略称)は宇宙だ」と語ったことがある川尻は、その真意を問われて、「ライブのときに僕たちが見る景色と、人類が夢見ている宇宙。僕たちにとってJAMの皆さんは夢の象徴なので、(ステージから見るJAMたちと宇宙の)イメージが重なりました」とロマンチックに解説。ほかのメンバーも深く同意している様子でした。
6カ月後には11色に光り輝くプレートに!?
ロケットは現在、2022年度内の発射に向けて準備中とのこと。そのロケットには、JO1のセカンドアルバム『KIZUNA』の発売を記念して、ジャケット写真やJO1、JAMのロゴを印刷した金属プレートが積み込まれる予定です。リーダーの與那城は「JO1とJAMの“絆”を思いながら、プロジェクトを全世界の人々に感じてもらえたら嬉しいです」と、宇宙へ託すJAMとの絆について思いを語りました。
JAXAによると、ISSは地上から400キロの上空を秒速約7.9キロで飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周します。6カ月間、その宇宙空間に触れたプレートがどのようになって戻ってくるか――という問いに、河野は「言葉では表せない輝きを放って、(写真は)黒い衣装を着ていますが、金色の衣装になって帰ってくる!」と夢を膨らませます。
一方、佐藤は、なにやら頭の横で指を動かしながら“解答”をはじき出した様子。
「僕の計算によると、間違いなく11色のメンバーカラーになって戻ってくると思います。JAMの皆さんとそれを一緒に見られる機会をつくるのが、いまから楽しみです」
最後は、與那城が公式アンバサダーにかける意気込みをこう語ってイベントを締めくくりました。
「JAMはもちろん、宇宙について知らなかった人たちにも、スペースデリバリープロジェクトを通して、宇宙の素晴らしさにちょっとでも興味をもってもらえると、本当に僕たちも嬉しく思います。アンバサダーとして多くの人に興味をもってもらうことをミッションだと思って今後は活動していきますので、一緒に楽しんでいただけたらと思います」