デヴィッド・ボウイは京都に溶け込みがち!? レイザーラモンRGも大興奮の鋤田正義写真展が帰ってきた!

どうも！　芸人ライターのヘッドライト・町田星児です。
6月25日（土）から7月24日（日）まで、京都で写真家・鋤田正義氏によるロック・ミュージシャン、デヴィッド・ボウイの写真展が開催されています。『時間～TIME　BOWIE×KYOTO×SUKITA　リターンズ　鋤田正義写真展』というタイトルで、会場は京都駅直結の美術館「えき」KYOTO。昨年4月に一度は開催されたものの、コロナ禍によって会期途中で中断された写真展が、アンコールに応えて再開催になりました。オープン前日、ボウイ愛あふれるレイザーラモン・RGさんが解説する内覧会に行ってきたので、その様子をお伝えします！

ロックの歴史を撮ってきた

鋤田正義さんについて、僕なりに説明します。

「T-REXのマーク・ボラン」の有名な写真に、正面に向かって髪を振り乱して歌いながらギターを弾いているものがあります。あれ、鋤田さんが撮りました。

あなたが思うデヴィッド・ボウイの写真、だいたい鋤田さんが撮っています。ボウイが残した名アルバムのひとつ「Heroes」のジャケット写真、あれも鋤田さんです。

そのほか、イギー・ポップも、国内外の数々の有名アーティストも、あれもこれも……海外と日本のロックの歴史を写真で残してきました。

鋤田さんは1972年にデヴィッド・ボウイと出会ってから、ワールド・ツアーに同行したり、代表作のアルバムジャケットを手がけたり、ボウイが2016年に亡くなるまで、生涯に渡って2人の絆は結ばれていました。1980年、ボウイが京都に滞在した際、鋤田さんは長く行動をともにして、たくさんの印象的な写真を残しています。

今回の写真展はその時の写真と、鋤田さんが2019年以降、当時を振り返りながら巡った京都の写真のコラボレーションで構成されています。

会場では、展示写真をメインに厳選して収録した写真集『時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA —鋤田正義が撮るデヴィッド・ボウイと京都—』（ヨシモトブックス）も販売。写真集を購入した先着100人の人には、写真集オリジナルポスター（B2判）がプレゼントされます！

ボウイはカッコよさが先に来がち！

実はRGさん、この写真展と同じように、京都でボウイがいた場所を巡って写真を撮っていくというツアーを2016年にやったそうです。ボウイの大ファンじゃないですか！

そんなRGさんですから、たくさんの“デヴィッド・ボウイあるある”を持っています。ということで、その一部を写真とともに紹介していきます。

【デヴィッド・ボウイあるある①】「写真撮られる時にタバコ吸いがち」

【デヴィッド・ボウイあるある②】「カッコいいが先に来て、その後に違和感を覚える」

冷静に考えると、なんで電話ボックスの中でタバコを吸ってるんだろうと思うけど、カッコいいが先に来て、はじめは何の疑問も持たないのだそうです。

【デヴィッド・ボウイあるある③】「カッコいいが先に来て、なんなんそのポーズ？が後に来る」

【デヴィッド・ボウイあるある④】「カッコいいが先に来て、この服なんなん？が後に来る」

【デヴィッド・ボウイあるある⑤】「溶け込みがち」

RGさんによると、阪急電車史上いちばんカッコいい写真だとか（笑）。

RGさんは芸人界のデヴィッド・ボウイだ！

RGさんは2016年にボウイが亡くなったとき、悲しすぎて、なんばグランド花月の出番でデヴィッド・ボウイあるあるを歌ったそうです。ボウイ愛が深すぎて、この日も奥さまお手製のボウイの衣装をまとい、金髪のカツラをかぶってボウイに扮していました。

でも、プロレスコントでデビューして、吉本新喜劇に入り、あるあるでブレイクしたかと思えば、漫才に打ち込み、時代によってスタンスを変えていくその姿は、生き方も含めてデヴィッド・ボウイのようだと思います！

RGさんもおっしゃられていましたが、40代、50代の方はマストで見に行ってほしいし、デヴィッド・ボウイを知らないという若い世代の方もぜひ見に行っていただき、ボウイのカッコよさを感じてほしいです。

そこからデヴィッド・ボウイの音楽も聴いてほしいし、新たなデヴィッド・ボウイあるあるも見つけていただければ、と思います！

展覧会概要

『時間～TIME　BOWIE×KYOTO×SUKITA　リターンズ　鋤田正義写真展』
会期：6月25日(土)～7月24日(日) ※会期中無休
場所：美術館「えき」KYOTO（京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接）
開館時間：10:00～19:30（入館締切は閉館30分前）
入館料：一般 900円　高・大学生 700円　小・中学生 500円

公式サイトはこちらから。