「もしも、家族や親戚を吉本芸人で構成するとしたら誰にしますか?」。父、母、長男、長女、次男、次女、親戚のおじさん・おばさん、家庭教師……。いま人気の芸人たちに、自分の理想のファミリーを吉本芸人のなかから選んでもらうこの企画。選んだ理由やエピソードを紐解くことで、芸人たちとの関係や、知られざる一面を引き出していきます。今回は、アインシュタイン・河井ゆずるです!
怒らせたら怖い! ダウンタウン・浜田が父親
【父親】ダウンタウン・浜田雅功
おこがましいですけど、やっぱり浜田さんですかねえ。鳥って最初に見たものを親と思うっていうじゃないですか。それでいうと僕はやっぱり、最初に衝撃を受けたのがダウンタウンさんで、刷り込みみたいなもので。もちろん芸人になってから、番組がご一緒になったときにお世話になっているというのもありますし。やさしいけど、ぜったい怒らせたら怖い、大きな背中を見せ続けてくれる人という感じですね。
【母親】友近
「お母さん」にしてはちょっと歳が近すぎますけどね。いろんな役を演じてらっしゃるので、年齢の感じがわからないというのもあって。すごく気にかけてくださってる、お世話になっているという意味ではやっぱり友近さんかな。「なんやねん、このLINE?」っていうような、オカンみたいなLINEを送ってくるんですよ。先週も、(キャラの)水谷千重子さんの写真を送ってきて。襟足をちっちゃい三つ編みにして、そこに丸をつけて「家田荘子」って書いてる(笑)。なんかオカンみたいなボケやなと思って。年齢的にいったら(相方の稲田直樹が母親に選んだ)なるみさんのほうが歳上ですけど、なるみさんは、僕にとってはどちらかというとお姉さんの感覚なんですよね。
見取り図・盛山は弟気質?
【長男】とろサーモン・村田秀亮
芸歴も歳も近いし、本当にお兄ちゃんって感じ。気も遣わないですし。なんか、ずっと後ろをついて歩いてまわってる感覚があります。大阪のころからよくかわいがっていただいて、東京に来てからも一緒にトークライブ(「カラカラ」)もやらせていただいて。村田さんは、けっこういろんな芸人が(兄に)挙げるんちゃうかな。それくらい兄貴感のある人ですよ。
【次男】自分
【三男】見取り図・盛山晋太郎
むかしから仲いいんで、やっぱり弟といったら盛山かなあ。ほんまに緊張感のない相手ですね。むかしから飲むたびに「お前が絶対売れるのは確定してる」みたいな話をしてましたから、いまの活躍もぜんぜん驚きはないですね。「売れる時期がいつ来るか、それに向けて何を準備しとくか」みたいな若手芸人らしい話を(笑)。あいつは、後輩からは頼れる先輩っぽいかもしれませんけど、僕としゃべってるときは本当に弟気質なんですよね。
【四男】今井らいぱち
東京に出てきたといっても、僕ら大阪の仕事も多いんで、いまだにらいぱちにもよく会うんですよ。らいぱちには、会ってしゃべるたびに、怒らないことがないくらい怒ってます。ふだんの生活もそうですし、仕事に対する心構えのこととか。こないだも大阪のぼくらの番組に出てくれたんですけど、それはもう見事な「弟」っぷりでした。
家庭教師は塾の経営もしている笑い飯・哲夫
【親戚のおじさん】中川家・礼二
「おじさん」というと礼二さんかなあ。盆と正月に会えるのを楽しみにする感じ。礼二さんがスッとモノマネとかやるの見てると、もしおじさんやったら「今度の正月に会ったら、またあのモノマネやってもらお」って思うだろうなーと。もちろん漫才師としても憧れの大先輩ですから、そういう意味でもおじさん的存在ですね。
【家庭教師】笑い飯・哲夫
実際に塾を経営されていることもあって、家庭教師感がありますよね。人に何かを教えるということに、ものすごく長けてる方なんですよ。それこそ、アインシュタインを組むときに哲夫さんに一言、言っていただいたのが後押しになったというのもありますし。芸人としてどうあるべきか、みたいな話もしてくださるんです。本当にいちばんお世話になっている先輩ですし、芸人として、いろんなことを教えてくださる方なんですよね。