東京五輪金メダリストvs卓球芸人が意外な接戦!? 初開催「エンタメ×スポーツ」フェスにトップアスリート集結

お笑い芸人とトップアスリートがコラボした大型スポーツフェス「YOSHIMOTO SPORTS FESTIVAL’22」が、7月24日(日)に大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催されました。初開催となった今回は、スペシャルゲストとして昨年の東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼さんがトークショーに登場。さらに、会場のブースでは各競技のトップチームが参加して、子どもたちの体験教室などが開かれました。

出典: FANY マガジン
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人気芸人たちとスポーツ三昧

オープニングステージには、総合司会のココリコ(遠藤章造、田中直樹)、スペシャルアンバサダーであるマヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)のほか、ガリットチュウ(熊谷茶、福島善成)、スマイル(瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか)、女と男(ワダちゃん、市川)、藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)、さや香・石井、サバンナ・八木真澄、ミサイルマン・西代洋、とにかく明るい安村、おばたのお兄さんらが登場。「YOSHIMOTO SPORTS FESTIVAL 2022!」「スタート!」のコール&レスポンスでイベントが始まりました!

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会場には、サッカーやバレーボール、バスケットボール、ラグビーなどをトップアスリートから直接学べるスポーツ教室や、マヂカルラブリー・野田発案の「クリスタルジム」と24時間型フィットネスクラブ「エニタイムフィットネス」がコラボしたトレーニング体験など、参加者がアスリートや芸人と一緒になって楽しめるコーナーが盛りだくさん! 

バレーボールのVリーグからサントリーサンバーズ、堺ブレイザーズ、サッカーのJ1リーグはセレッソ大阪、そしてラグビーのリーグワンからトヨタヴェルブリッツ、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪――などなど、トップチームの選手らが芸人たちと体験プログラムを盛り上げ、どのコーナーも子どもたちの笑顔であふれていました。

出典: FANY マガジン
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金メダリストが語る“トップ”の条件

そしてトップアスリートステージに登場したのが、スペシャルゲスト・水谷隼さん。ココリコ、マヂカルラブリーを交え、レアなエピソードも飛び出すトークが繰り広げられました。

近ごろは、ラケットよりもマイクを持つほうが多いという水谷さん。まず卓球との出合いについて、「始めたのは5歳です。両親が(卓球を)やっていたので、家に卓球台がありました」と話すと、村上は「まったく同じ境遇」とポツリ。しかし、まわりから「(卓球台が)ありゃいいってもんじゃない!」とツッコミが入ります。

水谷さんが、初めて日本一になったのは8歳。以来、同世代でずっとトップを走り続けて来ましたが、その理由を聞かれると「練習量」と即答しました。

「親も厳しく、毎日練習していました。まぐれではなく、自分でつかんだものだと思います」

出典: FANY マガジン
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10歳で両親を超え、これは世界に行けるんじゃないかと感じたそう。上達の秘訣を聞かれると、「アメとムチです。8割くらいの厳しさと、アメを混ぜられると……」と笑いを誘います。

中学1年のときには、両親とケンカして「もう卓球をやめる!」と宣言したそうですが、翌日には結局、「行くぞ」と練習に連れ出され、そのとき「ああ、これは逃れられないな」と悟ったと明かしました。

東京五輪で獲得した混合ダブルスの金メダルを披露すると、手にした田中は「めちゃくちゃ重たい!」。村上も「重ッ!」、野田はメダル片手になぜか笑顔でポーズを取ります。その様子を見ながら、金、銀、銅のすべてのメダルを勝ち取っている水谷さんは、五輪についてこう話しました。

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「オリンピックは、4年に1回というプレッシャーがあります。何千時間と練習してきても、数十分で人生が変わってしまう。さらに“運”も必要です。そんなプレッシャーに打ち勝つ方法は『経験』です。経験して、それを反省することです」。

また、コロナ禍のため東京五輪の開催が1年延期されたことについても触れ、「(練習の)時間が増えたとは感じましたが、いろいろなアスリートの人生が変わったと思います」と振り返りました。

バイク川崎バイクが“変則”卓球対決!

ここで吉本が誇る卓球芸人、バイク川崎バイク(BKB)がステージへ。中学、高校で卓球をやっていて、近畿大会への出場経験もあるというBKB。3ポイント先取のルールで、水谷さんと卓球対決を行うことに。水谷さんは、一歩も足を動かさないというハンデ付きですが、「絶対負けませんから」と自信の表情。その言葉通り、パーフェクトで水谷さんが勝利しました。

続いて、利き腕でない方を使うハンデでも対戦。BKBが2対1とリードしますが、ミスで同点に。最後はやはり、水谷さんが勝利を収めました。水谷さんが「上手でした。いいラリーができました!」と称えると、BKBは「あとで写真撮ってください!」と笑いを誘いました。

出典: FANY マガジン
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楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよエンディング。ココリコ、マヂカルラブリーのほか、この日のイベントに出演した芸人たちが、ステージに全員集合。田中が「子どもたちが夢中になっていたのが印象的でした」とコメントしたように、エンタメとスポーツの融合という新しいイベントは、盛り上がりのなかで幕を閉じました。

アスリートたちにとっても充実した時間だったようで、イベント終了後、ラグビーのNTTドコモレッドハリケーンズ大阪・坂本洋道選手は「子どもたちに、ラグビーに触れてもらえたことがうれしかった」と笑顔。山内俊央選手も「子どもたちみんなが元気に前向きに取り組んでくれた。これをきっかけに1人でも多くの子どもたちがラグビーを始めてくれたら」と手応えを感じた様子。杉下暢選手も「これからラグビーを続けていくきっかけになれば」と力を込めました。

出典: FANY マガジン
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