芸能界No.1の“仏教通”笑い飯・哲夫がブッダの生涯を書き切った1冊! 「ちょうどバチの当たらん内容」

仏教通で知られる笑い飯・哲夫の新著『ブッダの一生-カネも妻も子も手放して仏教をつくったスゴい人-』(ヨシモトブックス)が7月26日(火)に発売されました。哲夫はこの日、大阪・TSUTAYA EBISUBASHIで開かれた発売記念のトークショー&サイン会に出席。この本の読みどころや、執筆のウラ話、次回作への意気込みなどをたっぷり語りました。

出典: FANY マガジン
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「我ながらうまく書けるようになった」

今回の作品は、ブッダの生誕から入滅までをユーモアたっぷりに描いた入門書ともいえる1冊。母の脇から生まれ、贅沢三昧で育ち、妻と子を手放して出家。6年間もの苦行の果てに「なんか違った」と言って辞め、結婚式を迎えた弟を出家させ、富豪や王の寄進で教団施設をバンバン作る……そんな、超人にして偉人・変人なお釈迦さまの生涯を哲夫がわかりやすく紹介しています。

執筆のオファーがあったのは昨年末、哲夫が審査員を務めた『女芸人No.1決定戦 THE W 2021』の当日でした。「手塚治虫さんの『ブッダ』のような、マンガの“絵のないバージョン”みたいな本を出したい」という依頼だったと振り返ります。

「僕自身、ブッダの一生について、まだ釈然としない部分があるなと思っていた時期だったので、自分の勉強にもなる。ありがたい話やな、と思いました」

出典: FANY マガジン
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この日のイベントでMCを務めたのは滝音・さすけ。読者家としても知られるさすけは「ポップでキャッチ―で、マンガのようにするすると読めました」と、とっつきやすさを絶賛します。

これまでも仏教関連の書籍を執筆してきた哲夫は、自身の成長をこう語ります。

「我ながらうまくなったな〜と思うよな。ちょうどバチが当たらんやろうなという冗談ができるようになった。最初のほうはバチ覚悟で『うんこ』とか書いてましたが、ちょうどバチの当たらん内容で。大人になったなと思います」

出典: FANY マガジン
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35歳からの45年間を丁寧に描いた

今回、“ブッダの一生”という壮大なテーマを描くために、さまざまな仏教学者の文献を参考にしたそうです。なかでもブッダが悟りを開いたといわれる35歳から80歳までにこだわって書いたと熱弁をふるいました。

「35歳から80歳の45年間の布教したときのお話が、お経でしか残っていないんです。どこで何をしたというのはあやふやで、お経を紐解くことで45年の人生が暴かれるわけなんですが、そこをどう書くかなんですよ」

文献を読んでいると、それぞれにオリジナリティがあって、時系列を組み替えてわかりやすくするなど、さまざまな技巧が凝らされていることに気づいたといいます。

「あれ、この登場人物をこの時代に出すか? とか、いろんな方法で書いている方々のを読んで、すごいなと思った。僕も時系列の組み換えはやっていいかな? と思ったんですけど、なかなか力及ばずで。時系列はあまりイジらず、セリフを入れてイジるなどはやらせてもらいました」

出典: FANY マガジン
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官能小説の第2弾執筆に意欲!

ふだんは、移動中に執筆することが多いという哲夫。しかし、調べ物があるときは大阪市立図書館に出向いて筆を進めることもあったそうです。

MCのさすけから「今後、挑戦したいことや書いてみたいものがあれば」と水を向けられた哲夫は意気込みを語ります。

「前に、エロ小説(『花びらに寄る性記』)を出させてもらったんですけど、あれだけ増刷されていないんです。ほかの本はおかげさまで増刷していただいてありがたいんですけれども、エロ小説を増刷させるべく、第2弾を書こうと思っています」

出典: FANY マガジン
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さすけによると“エロ小説”は「芸人からの人気は高い」1冊だとのことで、増刷にならないことに哲夫も「何なんやろうね?」と首を傾げていました。

書籍概要

『ブッダの一生-カネも妻も子も手放して仏教をつくったスゴい人-』
著者:笑い飯 哲夫 
装画・挿入画:和田ラヂヲ
発売:7月26日(火)
定価:本体1,400円+税
頁数:240ページ
発行:ヨシモトブックス
発売:株式会社ワニブックス

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