吉本興業のプロジェクトから生まれた「少女歌劇団ミモザーヌ」が、4期生5人のお披露目となる夏公演「Traveling summer」を、8月18日(木)に東大阪市文化創造館で開催しました。公演では、フラメンコ×アクロバット、日本舞踊×ダンスといった新しい表現への挑戦に加え、バラエティに富んだ衣装など見どころ満載。幕間には人気芸人も応援に駆けつけ、会場を盛り上げました。
歌とダンスで空想の世界旅行へ!
今回の公演のテーマは「世界旅行」。2部構成のステージで、観客を空想の旅へいざないます。ステージに先立つオープニングナンバーは「どうぞ日常を忘れて」と歌う『Welcome Review』。きらびやかな衣装に身を包んだメンバーが、会場内に歌声を響かせました。
そしていよいよステージの開幕! 第1部は、少年少女たちが音楽に彩られた空想の旅へ出かけるストーリーです。少し大人っぽいムードの『ストレンジャー2』のあと、舞台はニューヨークのハーレムに。お腹を空かせた少年と少女が『希望という名の旅へ』『Take The“A”train』などの曲にのせ、空想の旅へ出かけます。
駅や波止場、そこに行き交う人々など、メンバーたちはさまざまな衣装に身を包み、次々と変わるシーンに登場。『エスペラ・フラメンコ』では激しいリズムの情熱的なダンスを披露するなど、音楽とダンスの融合したクオリティの高いパフォーマンスを見せてくれました。
その後、休憩を挟んで応援芸人のミルクボーイが登場! 漫才で会場を盛り上げたあとは、ミモザーヌのメンバーが、ミルクボーイの漫才でおなじみのツカミに挑戦する「ツカミ選手権」のスタートです。2人1組で、アクロバティックなアクションやブラックなネタなど、“少女”のイメージと異なる意外なツカミを連発すると、ミルクボーイの2人も驚きながら「お笑い能力が高い」と絶賛! 会場も大いに盛り上がりました。
津軽三味線とのコラボ、ダンス、新曲…
第2部では、ダンスや歌唱などで圧倒的なパフォーマンスを魅せます。まずは恒例の動物シリーズとして『情熱フラミンゴ』『夕陽に笑うシマウマ』『夏のペンギン』の3曲。それぞれの動物の衣装に身を包んだメンバーたちは、ユーモラスな動きやシャープなダンスを披露していきます。
津軽三味線の北村姉妹とのコラボでは、日本舞踊の要素を取り入れた踊りに挑戦したという「おてもやん」を披露。さらに、ダンスに合わせたアップテンポな曲からスローなバラードまで、新曲を含めた多彩な楽曲を披露したあとは、今年3月の沖縄合宿から参加した4期生メンバーの自己紹介タイム。
口々に「(合宿で)基礎トレーニングがきつかったけれど、そのおかげで今日のステージに立てている」と笑顔を見せると、会場は大きな拍手に包まれました。最後は全員で『ミモザのように』を披露して、公演は幕を下ろしました。
公演では、ファンクラブ「ミモラブ」が発足したこと、さらに月イチLIVEが大阪で10月30日(日)からスタートすることも発表されました。
自分の実力的には「100点」
まだ興奮冷めやらぬなか、ステージから降りたばかりの2期生・ともだ りのあ、1期生で団長のいまもり まなかの2人に、今回の公演について話を聞きました。
「冬公演から久しぶりの舞台だったけれど、もう夏公演が来ちゃったと不安が大きかった」
そう語るともだですが、「舞台で観客の温かさを感じて、緊張はありつつ、楽しい気持ちが湧き上がってきました」と充実した表情を見せます。いまもりも、手ごたえを感じた様子。
「4期生が入って新体制になった公演で、フラメンコや日本舞踊など、本当に新しいこと尽くしで不安なこともあったけれど、メンバー全員でやりとげることができたのが本当にうれしい。お客さまと半年ぶりにお会いして、生の笑顔、拍手が本当に温かくて、最高にいい公演ができたかな」
ちなみに、自己採点はともに「80点」とのこと。ともだは、マイナスポイントとして「階段をもう少しうまく使えたかも」と前向きに反省のコメントをしながらも、「自分の実力的には100点かな?」と笑顔を見せました。
今回の公演の見どころについて、ともだはオープニングナンバーの『Welcome Review』を挙げ、「私たちはガールズレビューカンパニーなので、レビューの良さをしっかりと見せられる」と説明。いまもりは『Welcome Review』に加えて、第1部で披露される『エスペラ・フラメンコ』『夜来香』の3曲を挙げて、「この3曲だけでも表情や衣装など、いろんな変化をつけているので、そこにぜひ注目してほしいです」とアピールしました。
東京公演も「レベルアップしたものを見せたい」
新たに加わった4期生については、いまもりが目を細めながら期待のコメント。
「本当にしっかりしていて、小さいながらもよく考えて行動ができています。これからもっと基礎を身につけると、かわいいだけじゃなく、カッコいい4期生を見てもらえると思う。すごく成長が楽しみです」
8月23日(火)には、東京・大田区民プラザで東京公演が開催。こちらは横澤夏子、オズワルドが応援にかけつけます。その公演に向けて、「よりレベルアップしたものを見せたい」と声をそろえた2人。いまもりは「ミモザーヌがエンタメの最先端をいっていると思ってもらえるような公演にしたいです」と力を込めました。
公演概要
少女歌劇団ミモザーヌ夏公演「Traveling Summer」東京公演
日程:8月23日(火)
時間:
公演1回目 開場12:30 開演13:30
公演2回目 開場16:30 開演17:30
会場:大田区民プラザ 大ホール
出演者:少女歌劇団ミモザーヌ
チケット:前売指定4,000円
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