BSよしもと『ワシんとこ・ポスト』は“クオリティの高い雑談”番組!? 小倉淳キャスター「毎日面白い。吉本恐るべし!ですよ」

出典: FANY マガジン
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全国ニュースではなかなか取り上げられない「ワシんとこ(私のところ)」=地方や業界のニュースをコメンテーターと共に深堀りする、BSよしもとの『ワシんとこ・ポスト』(毎週月〜金、19:00〜21:00)。

地方や業界の動向など、「ワシんとこ」の局地的ニュースをピックアップすることで、実は全国民が考えるべき問題があらわになるのでは!?という問題提起を掲げつつ、地方と人々を大切にしながら、他の報道番組にはないアプローチで生放送のニュースショーをお届けしています。

そんな『ワシんとこ・ポスト』のスタジオにお邪魔して、現場の雰囲気を感じたり、出演者の方にお話を伺ったりしながら番組の魅力を探ってきました!

姫路の道路から広島のソウルフードまで

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伺ったのは8月18日(木)の現場。この日の芸人コメンテーターはフットボールアワー・岩尾望だったのですが、オープニングトークでみんなから髪の色をほめられると「今日美容院に行ってきたんです。たまたま都合がよかったからなんですけど、明日からの『LIVE STAND』に備えて気合入れてるみたいで恥ずかしい」と明かしたため、さっそくスタジオに笑いが起こります。

この日は他に、今年で活動20周年となるエグスプロージョンのまちゃあきとおばらよしおもゲストで参加。まちゃあきはスタジオ、おばらはリモート出演という変則的な形ながら、息の合ったコメントで場を盛り上げます。また、地上波よりもくだけた印象の春川正明氏や社会問題コメンテーターの林久美子氏も、軽やか、かつ、わかりやすいコメントで番組に深みをもたせていました。

この日のテーマは「兵庫県の“ほこみち”」「奨学金問題」「広島の“がんす”」の3つ。

“ほこみち”とは「歩行者利便道路」のことで、姫路駅と姫路城を結ぶ大手前通りの歩道部分を活用したにぎわいのある道路空間をめざす試みが紹介されたのですが、そこから発展して、大阪や東京などでも似たような試みがあることを紹介する小倉アナ。特に大阪では「御堂筋が2037年に完全歩道化」する予定だと聞くとみな一様に驚いた様子で「え、車はどうすんの?」(岩尾)など、素朴な疑問も飛び出します。

かと思えば「奨学金問題」では貸与型奨学金の返済に苦しむ社会人の実態を紹介。「大学生のおよそ半数近くが奨学金を受給している」ことや、借入総額が平均324.3万円と高額なことにも驚きを隠せない出演者たち。奨学金滞納のリスクを聞かされたおばらが「衝撃を受けてます。これ、就職できなくても返済しなきゃいけないんですか?」と質問したり、まちゃあきが現実を知り「すごく悲しいです」とションボリする場面も。視聴者からもツイッターで切実な反応が寄せられていました。

出典: FANY マガジン
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シリアスな内容から一転、ラストのコーナーでは広島のソウルフード、がんすを紹介。魚のすり身のカツであるがんすを「(自身の出身地・九州のソウルフードである)魚ロッケと同じです!」と嬉しそうに話す坂本サブキャスター。試食したおばらも「おいしい。お蕎麦に載せたい! カレーもいいなぁ」などと笑顔でコメントしていました。

坂本「みんなで大討論会みたいになるのもすごく楽しい!」

生放送終了後、小倉淳メインキャスター、坂本麻子サブキャスター、木曜コメンテーターの岩尾望の3名に、番組の感想や魅力、さらに今後やりたいことなどについてもお聞きしました。

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<小倉淳コメント>

『ワシんとこ・ポスト』はニュースショーですけど、“クオリティの高い雑談”というか、話の広がりがある番組なんじゃないかなと思います。1つのネタで1時間近くやったりすることもあるんですけど、やってて長いという感じはしないですね。

吉本の方々と深く仕事させていただくのは初めてなんですけど、吉本恐るべし!ですよ。だって若手の芸人さんに現役の数学の先生がいたり、東大を出ていたり、元国税庁の人がいたり、お医者さんがいたりするんですよ? この番組ではいろんな地方に紐づいたバラエティに富んだネタが出てくるんですけど、それに合った人が吉本に必ずいるんですよね。しかもどの話を聞いても必ず専門的に答えてくれるし、ホントにすごいです。

解説委員の鈴木(亮)さんがふだんお仕事されてる時の真面目さとはうって変わって超アイドルオタクな面を見せてくれたり、岩尾さんもあのほんわかとしたムードでプチッと刺すのが上手なんですけど、そこがすごく面白いんですよね。他の曜日に出演される芸人さんも、馬場園(梓)さんはホワッとしてかわいらしいのに中身がおじさんだったり、(平成ノブシコブシの)徳井(健太)さんは視点がすごく面白くて、ポロッと言うことがすごかったりして、毎日面白いですね。

テレビのニュースって、今日起こったものを伝えて、その後追うことはほぼないんですけど、今後『ワシんとこ・ポスト』では「この間やったあれ、どうなった?」みたいな、後追いのものをちょっとずつ期間を置いて繋いでいって、それが実を結ぶようなことも伝えられたら面白いなって思ってます。

最初はたぶん、みんな「え? 吉本がニュースやるの?」って思ったと思うんですけど、 ちゃんと“吉本興業がやってるニュース”になってると思います。いろんな角度からニュースを見て、面白いところを引っ張り出してみんなで話すのは実に楽しいですね。見てくださるみなさんが、その楽しい場所の6番目の席に一緒に座ってくれたらいいな、と思います。

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<坂本麻子コメント>

真面目なネタからくだけたネタまで幅広く、振り幅のある番組ですね。真面目に勉強できたり、芸人さんの面白い視点があったり、小倉さんもたまにふざけられるんですけど、いろんな方がいろんな視点から話して、で、番組の後半にかけてどんどん緩くなっていく感じっていうのは『ワシんとこ・ポスト』ならではじゃないかなと思いますし、私も楽しく参加させていただいています。

ジャーナリストの方々も、地上波とはちょっと雰囲気が違うんですよ。みんなくだけているというか……、春川さんもニヤニヤされてますし(笑)。それが面白いですね。ゲストの方がすごく若かったりして、小倉さんたちと歳の差がある中で、いろんな世代の視点で話すと、みんなで大討論会みたいになるのもすごく楽しいです。みんな意見が全然違うんですよ!

私はリポーター出身なので、今後はたとえばお化け屋敷体験をしているところから生中継でみなさんとやりとりする、みたいなこともやってみたいですね。あと、全然違うんですけど、みなさんで大運動会とかしたいです。ふだんそんなの絶対見られないじゃないですか。せっかくもうすぐ秋が来るので、そういうこともやってみたいです(笑)。

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<岩尾望コメント>

今日の奨学金の話題のように、「なんとなく知ってるような気がしてたけど、実は全然知らんかったな」って思うネタが多いんですよね。だから僕も好きなことを聞いたり話したりしながら楽しんでます。たまにホンマにその地域だけで行われてる取り組みみたいな話を、それも同じく長くするので(笑)、いわゆる地上波のテレビにはないニュース番組なのかなぁと思いますけど、そういうときも「もっと聞きたい」って思って聞いているので、長くは感じないですね。

いろんなことに特化した芸人とか、IMALUさんのような外部のビッグな方もゲストに来られるんですけど、たまにホントに何者かもわからない「誰やねん!」っていうようなただの新人の芸人が出ることもあるんで、チョイスが不思議というか(笑)、バラエティに富んでる番組やなと思います。ちなみに、うちの両親とおばあちゃんは、安否確認の意味もこめて生放送で元気に出てる僕の姿を毎週見てくれてるらしいです(笑)。

地上波の生放送の情報番組にもちょこちょこ出させてもらうことがあるんですけど、わりと段取りを追っていくことが多いんです。でも、『ワシんとこ・ポスト』はある意味フリーというか、緩くやらせてもらってるので、そういうところは『ワシんとこ・ポスト』ならではだと思いますね。

ただ、今は生放送でやってますけど、生放送でやらなくてもいいっていう内容じゃないですか(笑)。だから今後は、せっかく生放送のニュースなんやから、なにか1つか2つぐらい生放送ならではのその日の旬みたいなネタを、他のニュース番組とは違った切り口で小難しくなく伝えられたらな、と思います。

まだまだ始まったばかりの『ワシんとこ・ポスト』。これからどんな番組になっていくのか、その成長や発展ぶりにも要注目です!

出典: FANY マガジン
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番組情報

『ワシんとこ・ポスト』(BSよしもと)
毎週月〜金、19:00〜21:00

出演:小倉淳(メインキャスター)、佐竹美希、坂本麻子(サブキャスター)、コメンテーター(月曜:ヒデ、火曜:馬場園梓、水曜:福田充徳、木曜:岩尾望、金曜:徳井健太)、鈴木亮、春川正明、町田徹(解説委員)ほか

番組ホームページ

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