Dr.ハインリッヒ、浅草公会堂の1000人を前に11本ノンストップ怒涛の漫才披露

双子姉妹の漫才コンビ・Dr.ハインリッヒ(彩・幸)が、2月に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開いて好評を博した単独ライブ『原液、形而上学』の東京公演を、10月7日(金)に浅草公会堂で開催しました。

出典: FANY マガジン
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当初は5月に東京・よみうりホールで開催予定でしたが、延期に。リベンジとなる今回は、東京の大衆芸能を支えた歴史ある浅草公会堂に舞台を移し、新作漫才を加えた計11本もの漫才を披露。幕間のVTRなどのつなぎを排した、出ずっぱり、しゃべりっぱなしの“ど直球”な構成には2人の気合と自信がうかがえ、その不可思議な発想と独特な掛け合いに客席は笑いの渦に包まれました。

カッコよすぎるせり上がりの登場

ライブ開始を知らせる「ゴーン」という鐘の音が響いたあと、スタイリッシュで軽快な音楽へと切り変わり、いつもの黒スーツスタイルで決めた2人が巨大な「Dr.HR」という文字とともに“せり上がり”で登場。まるで映画のオープニングのようなカッコよすぎる登場シーンに、会場から爆笑の歓声と拍手が起こります。

出典: FANY マガジン
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2人は舞台の端から端まで移動しながら、3階席まで埋め尽くす観客に手を振って挨拶すると、幸が「いやー、せり上がりましたねー」と第一声で客席の笑いを誘います。さらに彩が「せっかくなんでね、せり上がってこられる装置があると聞いたので、じゃあ、せり上がりますと言わせてもらいまして」と応えると、幸は「せり上がれるというウワサを聞いたときにはヨッシャー! って思いましたよね」と無邪気に語り、浅草公会堂を存分に楽しんでいる様子でした。

出典: FANY マガジン
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11本をほぼノンストップで

「どうする? もう漫才する?」と客席に問いかけつつ、フワリとつかみどころのないトークを続ける2人は、少し遅れてやってきた観客全員が着席したのを確認したあと、「最近は皆さんが、YouTubeでモーニングルーティンを見せてくれたりとか……」と、いつの間にか、するりと1本めの漫才へ。

そこから、服屋、レストランなどごく身近な題材をDr.ハインリッヒ流に料理した全11本の漫才を、簡単な出ハケのみの、ほぼノンストップで披露しました。

出典: FANY マガジン
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また、全ネタ終了後のトークでは、中盤に披露されたDr.ハインリッヒの代表ネタのひとつ、『独特の舞い』で噛んでしまった彩を、幸が「どうした?」と指摘し、彩が「ヘロヘロになってしまって……」と弁明する場面も。「大阪公演より順番を繰り上げたのに」と訴える幸に対し、彩は「(次は)1本めにやろう!」と強めに提案して笑いを誘いました。

最後は客席からの写真撮影タイムを設けるなど、東京でも独特な感性と確かなスキル、そして十分なサービス精神を見せたDr.ハインリッヒ。お笑いファンの期待値に十分に応える、大満足のライブとなりました。

出典: FANY マガジン
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