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あのアートにもう一度光を! 「クリエーターズ・ファクトリー」過去作品が京都市京セラ美術館に集結! 設営から展示、公開搬出まですべてがアートの3日間

10月15日(土)・16日(日)から『京都国際映画祭2022』が開催されます。

これに先立って10月14日(金)から京都市京セラ美術館 多目的室にて『第9回クリエイターズ・ファクトリー(アート部門、子ども部門)』が開催されています。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

今年のテーマは「才能の再発掘・再発見」。過去のクリエイターズ・ファクトリー受賞作家やノミネート作家にもう一度光を当て、作家の方々の“過去”、そして“現在”の作品、さらには“作家自身”を魅せる企画を実施しています。

参加した作家は、画家・新井真充子(第5・6・7回参加)、井阪郁(第6回参加)、彫刻家・近藤南(第3回参加)、ヨリコ(第6回参加)、美術家・渡邉帆南美(第7・8回参加)、木村舞樹(第2回、子ども部門最優秀賞受賞)、現代美術サークル・EXCALIBUR(第4・7回、両年優秀賞を受賞)です。

特別企画『WORKSHOP -プランニングから展覧会へ-』として10月14日(金)に行われたのは、作品の公開搬入と設営展示。創り上げた作品を、一番いい状態で、与えられた空間でどのように見せるのか? 作品の搬入から展示、撤収のプロセスまでを深く考えるワークショップです。

多目的室には、朝から講師で美術家の中島麦にアドバイスをもらいながら展示をじっくりと仕上げていく作家の皆さんの姿が。作品を輝かせるにはどういった展示が効果的か、気持ちを込めて制作した作品が鑑賞者の皆さんの目にどう触れるのか……。展覧会の前後の出来事を通して “アート・表現すること” を考えていきます。かたや鑑賞者側の立場からも、作品はいかに搬入され、どのような想いが込められ設営され、展示にこぎつけるのか。ふだん見ることのない舞台裏をちょっと覗き見できるような、貴重な機会です。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

中島麦も「朝から(展示の)レイアウトを変更したり、現場で大幅に見せ方を変えたり、試行錯誤も含めて思ったよりワークショップらしくなったんじゃないかと思います」と笑顔を見せます。

15:30過ぎ、展示を8割ほど終えたタイミングでミーティングが行われました。

講師の中島麦、スーパーバイザーのおかけんた、そして作家陣からは渡邉帆南美、EXCALIBUR、新井真充子、井阪郁、近藤南が出席。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

おかけんたは、それぞれの作家から作品のコンセプトや展示方法の理由を聞き、じっくり吟味しながら感想を。ときには「もっとこうしてもおもしろいかな?」、「こう描いたら、また違う作品の見え方ができるのでは?」とアートプランナーならではのアドバイスを送ったり、「これはなぜこう展示したの?」と質問したり、ときには絶賛したりと、作家の皆さんが作品や展示に込めた想いを深堀りし、寄り添っていました。ときには鑑賞者側が会場に入った時の目線の運び方を例に出しながら作品のレイアウトを提案することもあり、作家の方々も参考になったようでした。

『第9回クリエイターズ・ファクトリー』は、10月15日(土)は作品の一般公開、10月16日(日)には作品の公開撤収、搬出展示が行われます。撤収の様子も、ワークショップの一環として自由に見ていただけます。