本気芸人バンド「カフェラテごくごく倶楽部」が“初の企業案件”で一夜限りの熱狂ライブ【京都国際映画祭】

“映画もアートもその他もぜんぶ”をテーマに10月15日(土)、16日(日)に開催された「京都国際映画祭2022」。京都のさまざまな場所でイベントが行われるなか、映画祭初日に、一夜限りのスペシャルライブ『京都ごくごくMETORO』がCLUB METOROで開かれました。ライブに登場するのは、人気急上昇中の芸人6人組パーティロックバンド「ジュースごくごく倶楽部」が期間限定で改名した「カフェラテごくごく倶楽部」。そのライブの模様を、吉本新喜劇座員で芸人ライターとしても活動する𠮷岡友見がレポートします!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

特別仕様キットカットのプレゼントも

実はこの改名、吉本興業がネスレ日本とコラボして10月13日(木)に東京・原宿で開催された「47ご当地ラテ決定戦」にちなんで行われたものです。

メンバーは、ベース・堂前タオル(ロングコートダディ・堂前透)、ギター・辻クラシック(ニッポンの社長・辻)、ドラム・ポイズン反町(シカゴ実業・山本プロ野球)、ボーカル・ジンジャーエール阪本(マユリカ・阪本)、キーボード・あたし(滝音・さすけ)、ボーカル・愛コーラ(ムームー大陸・山﨑おしるこ)の6人。ちなみにこの日は、ギター・辻クラシックの地元京都での初ライブでした。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

会場に集まったのは、“ごくごく”にちなんで抽選で選ばれた59人のファン。受付ではメンバーの写真がプリントされた特別仕様のキットカットが配られ、ファンは大喜び。ちゃっかり筆者もいただいてしまいました。

いまかいまかとファンが開演を待ちわびるなか、ジュースごくごく倶楽部のテーマが流れ出すと、手拍子が始まって客席はスタンディング状態に。そしてメンバーがステージに登場です!

芸人の姿からは想像できないカッコよさ

さっそく1曲目が始まると思いきや、いきなりギターにトラブルが。演奏が始まるまでの場つなぎで堂前が阪本に“京都あるある”を振り、会場を沸かせます。さすがです。

そしてついに『カフェラテごくごく俱楽部のテーマ』でライブスタート。「一夜限り、カフェラテごくごく俱楽部です! 初の企業案件やから盛り上がるぜ!」と阪本が叫び、客席はこぶしを突き上げ、1曲目からすごい盛り上がりです。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

曲間のMCでは、愛コーラからまたもや“京都あるある”が始まり、お笑いライブなのかと思いきや、『サボリの歌』『飲み会で喋れない人』とテンポよく曲が演奏されます。

曲に合わせて体を揺らすファンの熱気に圧されたのか、阪本は、今日のために揃えてきたというカフェラテ色のジャケットを脱ぎたいとグチをこぼしますが、さすがプロ、演奏が始まると愛コーラとともに伸びやかな歌声を響かせます。堂前、辻、反町、あたしもそれぞれ芸人の姿からは想像できないカッコよさです。キャッチ―で耳に残り、どこかノスタルジーも感じる名曲ばかり。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

すっかりファンになってしまった!

全員で同じ振り付けを踊り、ライブハウスの一体感が最高潮になったところで最後の曲となる『Rainbow Boy』へ。

「最後の曲です」という言葉に対して「えー!」という反応が少なかったことに不満を感じ、「そんな『えー』ならいらない」と言う阪本。「(コロナ)感染対策で声出せないから」と拍手が提案されて、改めて「最後の曲です」と告げると、今度は会場が大拍手で応えます。「はよ帰れみたいで気悪いわ!」と叫ぶ阪本。会場は大爆笑でエンディングを迎えました。

そしてアンコールで再び舞台に戻ったメンバーは、汗だくになりながら『カフェラテごくごく俱楽部のテーマ』『バリスタさん』を演奏し、「初めての企業案件!」と最後まで阪本は叫んで大盛況のなかライブは終了。ライブ後の物販に並ぶ列にも、ファンの熱狂ぶりがうかがえました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

すっかり彼らのファンになってしまった筆者、帰り道は頭の中で『カフェラテごくごく俱楽部のテーマ』がエンドレスリピートしていました。これからのジュースごくごく俱楽部の活動から、目が離せません!

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ