京都国際映画祭とイオンモールのコラボイベントが3年ぶりに復活し、『帰ってきた! イオンモールよしもとスペシャルお笑いライブ~京都国際映画祭×イオンモールスペシャルコラボイベント~』として、映画祭2日目の10月16日(日)にイオンモールKYOTOで開催されました。出演は、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)とコロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)の2組。ネタあり、トークありで大いに盛り上がったこのライブを、吉本新喜劇座員で芸人ライターとして活動する𠮷岡友見がレポートします!
ニューヨーク・嶋佐がつくる「クソ映画」!?
会場はショッピングモールということもあって、老若男女さまざまな観客で満席です。小さいお子さま連れのご家族もいらっしゃるなど、和やかなムードでイベントは始まりました。
まずはコロコロチキチキペッパーズが登場し、ネタを披露。西野が観客に「ナダルのこと好きな人いますか」と問いかけますが、誰一人として手を上げず会場は爆笑。言われた単語を進化させるナダルのネタ“ナダルリバースエボリューション”も飛び出し、会場を沸かせました。
続いてはニューヨークが登場。映画祭にちなんで「映画を作りたい」というテーマから漫才が始まりますが、嶋佐が作りたいという映画がありえない設定すぎて「クソ映画」と屋敷がツッコみまくり。大盛り上がりでネタコーナーは終了しました。
芸歴20年超えの若手芸人?
続いてトークコーナーが始まり、コロチキとニューヨークの2組が再び舞台に登場。トークテーマはずばり「映画」です。そしてコーナーのMCを務めるのは、ライブ配信サービス「SHOWROOM」内のイベントで今回の出演権を獲得した“若手芸人”3人。
まず1人目のMCは、芸歴20年超えのブロードキャスト!!・吉村憲二。「大先輩やん! 若手ちゃうやん!」と全員から総ツッコミされます。
金髪グラサン、バスローブ姿の「バス村」というキャラに扮する吉村は、「バス村で映画を撮るならどんな映画?」というトークテーマを出しますが、「ヘンな大喜利出された」と西野。むしろ、吉村が持つ資格「スーパーフードエキスパート」の話になり、映画トークは繰り広げられないまま、持ち時間終了となりました。
ニューヨークとコロチキの心をつかむ芸歴1年目の宇宙人
そして2人目のMC、芸歴1年目の“サイバー系クリエイター芸人”らんぴょんが登場。全身シルバーの衣装に身を包み、地球人と月人のハーフ、年齢は月の年齢で22歳レベル13と自己紹介しますが、あまりの喋りの達者さと出来上がり具合に「昭和生まれ35歳」をバラされます。
らんぴょんは「皆さんが出演したい映画はなに?」というトークテーマを持ってきますが、あまりのキャラの濃さに4人はらんぴょん自身に興味津々。またしても“映画トーク”は進まず時間切れとなりました。「しっかりしてるわ。バズりそう。またどこかですぐ会いそう」と屋敷も認めたらんぴょんは、嵐のように去っていきました。
“映画トーク”はいったいどこへ…
そして最後に「らんぴょんの後で弱いですよね~」と、芸歴2年目の孔雀横断待ち・髙橋ぷらむが登場します。「SHOWROOMでは、おじさんにいっぱいギフトを投げてもらってます」と自己紹介する髙橋が「京都はどれぐらい来てますか?」という映画とはまったく関係のないトークテーマを出し、4人は爆笑!
MCである髙橋を置き去りにして盛り上がる4人に、髙橋は「今日は、おじいちゃんとおばあちゃんが見に来てるので」と仕切り直し、“顔を見ただけで性格を当てる”という特技を披露して時間切れ。またしても映画とは関係ない話題でトークは終了しました。
3年ぶりとなるイオンモールでのイベントは、映画にちなんだトークはまったくと言っていいほどなかったのですが(笑)、観客のたくさんの笑い声と拍手に包まれながら、無事に開催することができました。また皆さんの笑顔に会える日を楽しみにしています!