ロボットと一緒に子どもたちがハロウィンパレード! 「ちょもろー」な未来を体験できるイベントが開催

ポップカルチャーとテクノロジーの未来が体験できる大型イベント『ちょっと先のおもしろい未来 -CHANGE TOMORROW-2022』(略称・ちょもろー)が、10月29日(土)、30日(日)の2日間、東京・竹芝エリアにある「東京ポートシティ竹芝」「ウォーターズ竹芝」「東京都立芝商業高校」の3カ所で開催されました。イベントでは、会場に展示されたさまざまなロボットを体験したり、“ちょっと先のおもしろい未来の芸人(ちょもろー芸人2022)”たちによるワークショップが開催されるなど、夢ある企画が盛りだくさん! 文字通り、とっても“ちょもろー”なイベントとなりました。

出典: FANY マガジン
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MCを務めるのはロボット!?

東京・竹芝エリアでは「ポップ&テック」をテーマに、コンテンツ産業のイノベーションを誘発する取り組みが進んでいます。その中心を担うのが、コンテンツ産業、プラットフォーマー、メディア、IT、大学、自治体、政府と国内外を結ぶコミュニティである一般社団法人「CiP(Contents innovation Program)協議会」。その取り組みの一端を体験できるのが、昨年に引き続き開催されたこのイベントです。

5年先、10年先のライフスタイルを変えていく最先端テクノロジーを、2022年現在の街に実装した形で体験できるだけでなく、eスポーツやアニメ、お笑い、ミュージックにも触れられます。

出典: FANY マガジン
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初日のオープニングイベント「ちょっと先のおもしろい未来のハロウィン」では、“ちょもろー芸人”たちはもちろん、実行委員長の石戸奈々子氏や“ちょもらー兼CiP協議会理事長”の肩書を持つ中村伊知哉氏らがロボットの仮装で登場しました。仮装した子どもたちやロボットと一緒にパレードに参加し、そのままステージに登壇します。

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この日のMCを務めたのは、拍手ロボット・ビッグクラッピーです! さっそく、ちょっと先の未来を感じさせてくれますが、自己紹介中にセリフを噛んでしまうビッグクラッピー……。「すみません、ちょっと噛みました」と正直に謝る姿に、会場からは笑いと拍手が起きました。

まず、新型コロナをきっかけに5体のロボットと一緒に多拠点生活を始めたという石戸氏が、イベントの目的についてスピーチします。

「竹芝の街がどんな街になってほしいか考えたとき、目標のひとつに『ロボットがたくさん活躍する街』というのがありました。なので、今日は“仮装したロボット”と“ロボットになった人間(子どもたち)”と一緒にハロウィンパレードをしてみたいと思いました。人間とロボットの共生社会について考えるヒントになればと思います。そして、もうひとつの目標は『竹芝がみんなのチャレンジが実証できるフィールドになること』。1人ひとりが思い描いている夢や未来を実現できる街になってほしいと思いますし、ちょもろーがそのきっかけになればと願っています」

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中村氏も、ユニークな挨拶で“ちょもろー”な未来を表明します。

「ちょもらーの中村伊知哉です。ちょっと先の面白いハロウィン・ちょもハロ! ちょっと先の面白いロボット・ちょもロボ! アニメ、eスポーツ、お笑い、ミュージック、フード、ワーコレ、デジタル絵本。AI、5G、メタバース、ウェブ3、アフターコロナ。ニューノーマル。デジタル田園都市。デジタル&コンテンツ、ポップ&テック。要するに、いわゆるひとつのちょもろーです。よろしくどうぞ」

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イベントを協賛した東急不動産の榎戸明子・取締役常務執行役員は「先ほどの子どもたちとロボットのハロウィンパレードを見ていて、まさにちょもろーな光景だなと嬉しくなりました」と笑顔を見せると、「今回のイベントで、5年、10年先の新しいテクノロジーをみなさまに体験していただくことで、未来の竹芝を感じていただければと思います」と挨拶しました。

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「ロボタウン」のロボットが一斉に起動!

続いて、パレードにも登場したロボットたちが紹介されたほか、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup」に選定されているユカイ工学(東京都)の「甘噛みハムハム」や、人機一体(滋賀県)の「零式人機 ver.2.0」なども披露されました。

ロボットの制作者たちが、キッズプレスの子ども記者や“ちょもろー芸人2022”こと入間国際宣言(千葉ゴウ、西田好孝)、シノブ(森山社若、櫻井)、CRAZY COCOたちからの質問に答えます。子ども記者が人型ロボット・しおりんについて「得意料理はなんですか?」と尋ねると、制作者は「好きな食べ物はイチゴ。イチゴ料理が得意という設定にしてます」と回答。すかさずビッグクラッピーが「“設定”ってなぁに〜?」と鋭いツッコミを入れました。

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最後に、「ちょもろー2022」のメイン会場「ロボタウン」のロボットたちを起動させるべく、石戸氏と中村氏がレバーのスイッチをONにしてオープニングイベントが締めくくられました。

芸人によるワークショップなども充実

会場内では、さまざまな展示やワークショップが開催されました。オープニングイベントが行われた「ロボタウン」の入り口にある「未来のトンネル」を抜けるとそこにはたくさんのロボットが! オープニングイベントでも披露されたロボットたち――口に指を入れると甘噛みをしてくれるという犬や猫の癒しロボット「甘噛みハムハム」を体験したり、人の代わりに高所重作業をしてくれる「零式人機 ver.2.0」のデモンストレーションを間近で見られました。

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「ワークショップコレクション」では、「未来のまち・しごとを体験しよう!」というテーマで、子どもたちの想像力・表現力を刺激するワークショップが大集合。「ドローンを自由に動かしてみた!」というワークショップでは、子どもたちがタブレットを使って仮想空間に登場するパンダ型のドローンを夢中で操縦していました。「ぼうしバルーンを作ろう!〜ハロウィンSP〜」ではバルーンアートが得意な若手芸人が子どもたちに作り方を教えたり……。会場内は子どもたちの楽しそうな笑顔であふれていました。

出典: FANY マガジン
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さらに、フードエリアでは「よしもと料理ブ!」の部長・いけや賢二が考案したコラボメニューが登場! コオロギパウダー&エキスを使用した、食べることで地球に優しくなれるサステナブルな「春巻き」の試食も行われていました。

ほかにも、「ちょもろーな大学“iU”のちょもろーな魅力を徹底解剖」「KMD FORUM 2022 “WONDERLAND”」「ちょっと先のおもしろい未来のスポーツ」「ちょっと先のおもしろい未来の芸人ライブ」などなど、実に盛りだくさんで“ちょもろー”なイベントでした。


『ちょっと先のおもしろい未来 -CHANGE TOMORROW-』の公式サイトはこちらから。

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