フースーヤ・田中ショータイムが“親子のひたむきな姿”に思わず涙…『親子で漫才ワークショップ』

11月と12月の2回にわたって行われた『親子で漫才ワークショップ』。3~5年生のお子さんとその親御さんの7家族 8組が参加し、漫才を披露しました。

「自分たちのオリジナリティを」

出典: FANY マガジン
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11月の第1回は漫才の基本を学びました。司会をスマイルが務め、ツートライブがゲスト出演。作家の先生も参加し、プロのアドバイスを直接伝授。最初は用意された漫才台本での漫才体験を。まずはスマイルとツートライブがお手本を見せ、「自分のキャラクターを生かした言葉選びをして、自由に」とアドバイスする周平魂。瀬戸も「自分たちのオリジナリティを入れてください」とアドバイスしました。作家の先生からも「ボケ・ツッコミを考えても伝わらなかったらもったいないので、大きくしゃべること」「コンビ名も考えましょう」などのアドバイスがあり、参加者たちは大きく頷いていました。

“壁に向かって練習”も体験

漫才台本にはボケとツッコミを書く空欄が3か所ずつあり、親子で相談してオリジナルのボケとツッコミを作ってもらいます。ボケ・ツッコミが決まり台本が完成すると、次は稽古です。稽古はどんなスタイルでも構いません。「稽古も経験することが大事」と瀬戸、センターマイクに見立てた棒の前や、よく見る「壁に向かって練習」も体験してもらいました。

出典: FANY マガジン
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稽古中は、スマイル、ツートライブ、作家が巡回し、時に見守り、時に声をかけます。徐々に声を出して練習を始める参加者の皆さん、見る見るうちに上達します。「いいね~」と口々にほめるスマイルとツートライブに、やる気が会場に充満。どんどん熱気を帯びていきました。

「コンビそれぞれの色が出ていた」

出典: FANY マガジン
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稽古が終わり、「一生懸命ネタ合わせしていただいてありがとうございます。熱気がすごかった! 失敗してもいいので、元気いっぱいやりきることが大事です!」と声を弾ませる瀬戸。周平魂も「今までいろんな漫才ワークショップに行ったけど、今回は相当すごい! コンビそれぞれの色が出ていた」と感心した様子でした。

最後の漫才発表では、お笑いイベントさながらの司会で盛り上げるスマイル。ネタの終わりには講評もあり、「1時間半の稽古でこのクオリティはすごい。皆さんのやる気もすごいし、楽しいですね」という作家の大工さん。また、熱心に漫才に向き合う姿に「親子のいい関係性が見られてよかった。途中で泣きそうになりました」と、たかのりは胸を熱くした様子でした。

随所にオリジナリティを発揮!

出典: FANY マガジン
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第2回目は12月10日(土)に行われました。今回は舞台での発表会もあります。

司会は前回に続きスマイルが担当。ゲストはフースーヤです。「1カ月ぶりですね~!」と声をかける瀬戸。「昨日、『THE W』を見たから、今日は自信がないです……」と早々につぶやく男の子に、「それ、芸人あるあるなんよ(笑)」と瀬戸。すっかりプロ意識が芽生えた小学生たちに舌を巻きつつ、笑いを交えて緊張をほぐしました。

今回は90分間、みっちり練習して、発表会に臨みます。挨拶もそこそこに開始3分で稽古スタート。発表会で使用する漫才は、『朝日小学生新聞』の記事を元に作家が作成した台本がベースになっており、そこに親子で考えたボケとツッコミを付け足します。加えて、歌を取り入れるコンビ、動きの大きいコンビなど、親子それぞれの個性が爆発。コンビ名にかけた決めポーズを交えた登場もあり、随所にオリジナリティを発揮していました。

芸人と作家からの的確なアドバイス

スマイル、フースーヤ、作家が各親子の元を回り、台本や見せ方に対して細かなアドバイスします。谷口は「めっちゃ面白かった!」と手を叩いてテンションを上げ、田中も内容をチェック。よしたかは台本を片手にじっくり耳を傾け、瀬戸も親身になって疑問や相談に乗ります。声の大きさ、身振り手振りのタイミングなど、芸人と作家から的確なアドバイスを直接受けるというこの上ない環境の下、参加者はネタの最終仕上げをしました。

いよいよ漫才の発表です。「とにかく元気いっぱい、最後までやりきること」と瀬戸。「稽古中、親子のひたむきな姿に涙していた」とよしたかにバラされた田中は、「親子の皆さんの優しさとか、かわいさに触れた瞬間に耐えられなくなった」と、早くも涙目です。

個性豊かなネタが続々!

トップバッターはボウリングキッズ。サッカーの話題など時事ネタも取り入れつつ父と子で息の合った漫才を披露しました。母と娘のコンビ、にしかわけは、娘さんが突拍子もないボケで沸かせます。そこに負けじとお母さん。「お母さんも一緒になってボケてたね」と作家の大工さん、前回からの成長も見て取れました。

3組目は大人と子どもです。舞台に立って「これが芸人さんが見られている姿ですか~」と第一声でつかむお父さん。『THE W』の話題や、息子さんが台本や練習にもなかった「オーマイガッ」というギャグを足すなど工夫も。台本を担当した作家の玉井さんは「僕の書いた台本にネタを足してくれて、完成された台本で稽古してくれました」と感心した様子。よしたかも「プロでも言えないようなセリフがありましたね!」と、息子さんの頑張りを称えました。

続いてはお母さんと息子さんによるYOBASHIRI三日ぼうずです。お母さんは次男さんとのコンビの掛け持ちということで、この日唯一の2ステで頑張りました。洗脳されしゲキおこネコは途中で親子の立ち場が入れ替わる技巧派漫才を披露。動きを取り入れ、躍動感もありました。誠良ちゃんは娘さんの大胆不敵なボケで惹きつけます。よしたかのギャグ「ウーイェイ」をする場面もありました。

見るからにお父さんが緊張していた誠良ちゃんに「娘さんがちゃんとしているっていうのもよかった」と瀬戸。田中は6組の親子漫才を見て「ほんまに漫才って……コミュニケーションの一つ……」としみじみ。「もう限界きてます。マジで幸せです」と感極まっていました。

ラスト2組はお母さんと娘さんのコンビ、ビーヒャンです。落ち着いたしゃべくり漫才で、途中、お母さんが「ワンワン」と麻薬探知犬の役をする場面もありました。最後は坂本おやこ。YOBASHIRI三日ぼうずで長男さんと組んだお母さんが、今度は次男さんと組んで登場、サッカーワールドカップの話題を元にした漫才を披露しました。

台本を担当した作家の和田さんは、「お母さんは2本目で温まっていたし、息子さんも稽古より声出ていましたね。ちょっとした仕草を息子さんが問い入れてくれたのも良かったです」と講評しました。

出典: FANY マガジン
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以上、8組のネタが終わり、会場は一気に緊張感から解放されました。最後はフースーヤとスマイルがネタを披露して大いに沸かせ、『親子で漫才ワークショップ』を終えました。

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