FANYマガジンで吉本自宅劇場の記事を書かせてもらっている、ビスケッティの岩橋です。安倍首相の隣でヘラヘラしてる奴。と思ってくれればと思います。
お笑い芸人は星の数ほどいる。日々考えてもがきながら自分たちの形を作っている。
その中でも異質を放っているコンビがいる。それがダイヤモンドだ。
今回はそんな彼らの特集をさせてもらう。
左:野澤輸出 右:小野竜輔
2017年に結成。野澤は東京NSC15期、小野は大阪NSC32期で、東西の違いはあるが同期。M-1グランプリ2018、2019にて準々決勝進出と結成わずかだが期待のコンビである。
彼らの魅力はネタの独創性だ。
つっこまない漫才や終始野澤しか喋らない(というより小野は一言も喋らない)漫才。ネタの半分をフリに使って残りの半分で全て回収するなど、独特な漫才を作り上げていっている。
そんな彼らの代表作がラッキー○○漫才である。
小野が占い師に野澤を占ってもらった結果を淡々と言い続けるというネタである。「ラッキーカラーは○○」から始まり、そこからどんどん発展していくというもの。
元は野澤がTwitterで始めたおもしろ○○がこのネタの元だ。
2017年の4月15日からほぼ毎日ツイートしているこのシリーズ.
おもしろの後に名詞や単語を入れて、それに対して答えているもの。大喜利が得意な野澤らしいものだ。これを漫才に昇華させたものがラッキー○○漫才になる。
このネタはM-1グランプリ2018準々決勝で披露された。会場に居た芸人に聞くと
「会場はウケてなかったけど袖の芸人、とくに相席スタートの山添さんは爆笑してた」とのこと。芸人としてはお客様の笑い声ももちろん大事なのだが、袖の芸人が「面白い!」と言ってもらえることもとても大事となる。彼らにとっても自信に繋がったのではないだろうか。
そしてこのライブが開催される。
ダイヤモンドが60分【ラッキー○○】漫才をするライブ。考えるだけでもかなりのカロリーだが、60分披露するというのもすごい。これが盛り上がりに盛り上がり、最終的には72分間で約400のラッキー○○を披露した。
これが好評で2020年の春に第2段をやる予定が、
今回の新型コロナウィルスの影響で延期となった為、その代わりに今回、自身のYouTubeチャンネル「ダイヤモンドお笑いチャンネル」にて、zoomで配信という形を取って披露となった。
それ以外にもYouTubeチャンネルは前述した漫才やコントもアップされているので是非観て欲しい。
漫才以外にもコントも評価が高い。その中でも竹ブラジルというコントはミュージシャンやアーティストからも高く評価されているネタだ。
これからも進化を続けるダイヤモンド。要注目である。
ダイヤモンドYouTubeチャンネルはこちらからチェック!
野澤輸出
1986年12月24日(33歳)
ツッコミ(部分的にボケ)担当。立ち位置は向かって左。
長髪と白黒の斜めストライプのスーツが特徴。東京NSC15期生。身長171cm、血液型B型。
栃木県塩谷郡出身。宇都宮高等学校、明治大学政治経済学部政治学科卒業。明治大学お笑いサークル木曜会Z出身。
中島みゆきが好き。
小野竜輔
1990年8月13日(29歳)
ボケ(部分的にツッコミ)担当。立ち位置は向かって右。
大阪NSC32期生。身長177cm、血液型A型。
山口県宇部市出身。宇部中央高等学校卒業。
星野源が好き。