ノンスタ石田が肩に手を置き「お前はそのままでいい」!? NSC東京“卒業ライブ”優勝は江戸ベルト

NSC(吉本総合芸能学院)の卒業ライブ『NSC大ライブTOKYO2023』の決勝が、2月14日(火)に東京・浅草公会堂で開催されました。総数304組の頂点に立ったのは江戸ベルト(キタムラタクロー、スーパーかつ。)! 「ハナから能力値が高かった」という2人の歯車がかみ合い、その実力を発揮しました。

出典: FANY マガジン
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大会の予選には、この春の卒業を控えるNSC東京28期生296組に、札幌・名古屋・福岡・沖縄のエリア校からの8組を加えた計304組が参加。決勝には、予選での観客票や審査員による得点で上位となった12組が進出しました。この日のステージに立ったのは、とことん、素数番付、女優、金星サブマリン、江戸ベルト、ダイナモ、みづえ、はち結び、メンブレン、烏骨鶏、セカンドロット、ボブのコーラです。

半裸でガッツポーズ!

決勝では、インディアンス(田渕章裕、きむ)がMCを務め、パンクブーブー・佐藤哲夫とNON STYLE・石田明が見届け人として出演するなか、渾身のネタを披露した12組。バッファロー吾郎・竹若元博、佐久間一行、トレンディエンジェル・たかしといった賞レースのチャンピオン芸人にNSC講師や吉本社員などが加わった計7人による審査の結果、3位にダイナモ、2位にメンブレンが選ばれ、1位にはコントを披露した江戸ベルトが輝きました。

出典: FANY マガジン
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江戸ベルトの2人は、オープングではスーパーかつ。が上半身裸にホットパンツという出で立ち。エンディングでは相方のキタムラがその格好で登場し、優勝が決まった瞬間、ガッツポーズで喜びを爆発させました。スーパーかつ。は「現役生ライブでは90組中80位くらいやった。ひっくり返してやりましたよ!」と意気揚々と話し、キタムラは「優勝するなら服着といたらよかったです」とこぼしました。

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「素直に嬉しいに決まってます」

ライブ後の囲み取材で優勝の感想を聞かれて、「率直に嬉しいです!」と笑顔を見せたキタムラは、京都府出身で他事務所で5年の芸人経験あり。一方、港湾荷役の現場監督として働いたあとにNSCへ入学したスーパーかつ。は「意外と泣けへんねんな」と語りつつ、こう話しました。

「僕は負け続きというか、ここまで結果が出なくて。やさぐれて、“優勝するから”みたいなカマし絡みを同期にしてたんです。けど、ほんまに優勝しちゃったんで、明日からカマせないのだけはちょっと残念です」

見届け人を務めたノンスタ・石田とパンブー・佐藤は、NSCの講師として東京28期生の成長を見てきました。石田は江戸ベルトについて、こう講評しました。

「ハナから能力値が高かったけど、2人がぶつかり合ってるというか。自分が出したいというのがありすぎて引けない時期もあった。今日はコントでしたけど、漫才を見ててもすげぇいいあんばいで、いいツッコミを出してるなと思います」

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また石田は、スーパーかつ。の肩に手を置いて、「お前はそのままでいい。ヘンな作戦とかいらんからまっすぐいればいい」という言葉を送りました。

一方の佐藤は、こう語りました。

「生徒にはこの1年間、自分たちの面白いと思うところはなんなのかをしっかりと作りなさいと話していて、江戸ベルトはそこがいちばん強く映し出されていた。自分でも(授業で)言ってきたことをこういうふうに叶えてくれるんだと思えて、非常に嬉しかったですね」

優勝コンビに“真剣”アドバイス

「NSCに入ってよかったことは?」と聞かれた江戸ベルトのキタムラは、「豪華な講師陣がいることですかね。それに、同期も熱意が高いです」と返答。相方のスーパーかつ。も、こう語りました。

「(卒業後は)劇場があってチャンスも多いし、何よりライバルが多いのがいいところ。あと、見せ方みたいな基本的なところができてなかった最初のライブでひと笑いもなくて、バッキバキに鼻をへし折られたのもいい経験になりました」

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これからお笑い界という大海原へ旅立つ江戸ベルトの2人に、石田は次のようにアドバイス。

「昨年の卒業生が1年かけて、神保町の漫才劇場に入れたのが3組だけ。吉本所属してる?って疑うくらい連絡かかってこうへんから、一つひとつのライブを大切にして」

佐藤が「ギャラのことは先に言っておくこと」と現実的な助言を始めると、すかさず石田が「早いですって。(相方の)井上はそれをして、ぜんぜん上がらなかったんですから」と制止して笑わせます。

インディアンス・きむは「優勝したのはすごいことやけど、今日ライブに出てない人でも3年目とかになったとき、急にM-1決勝とか出まくられたりする。やから、ずっと頑張り続けてほしい」と、同じ芸人としての立場からアドバイス。

一方の田渕は「同期はすごく貴重な存在。めちゃくちゃ減っていくから、みんながいるうちにいっぱい喋ったほうがいい。合う奴、合わん奴あると思うけど、先入観で嫌うんじゃなくて1回は絡んだほうがいい」と熱く語り、佐藤に「それは人生全般の生き方としてのアドバイスじゃん」とツッコまれます。

田渕はそれでもひるまずに、「ほんまにおらんようになるから、貴重な存在やから喋ったほうがいい」と力説しました。

出典: FANY マガジン
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優勝した江戸ベルトは特典として、ルミネtheよしもとなど関東の吉本常設劇場への出演やBSよしもと『Cheeky’s a GoGo!』への出演が予定されています。これからプロの芸人としてスタートを切るNSCの“新”卒業生たちの活躍に期待です!


NSCをはじめ、スタッフの養成所「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」、パフォーマーを育てる「YPA(よしもとパフォーミングアカデミー)」、よしもとのデジタルスクール「YDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)」、この4校のカリキュラムを高校3年間で学ぶ「吉本興業高等学院」の5校からなる「よしもとアカデミー」では、2022年度生徒を募集中です。

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