大阪・難波エリアをお笑いでジャックする大型イベント『ワラウナンバ』が3月3日(金)から5日(日)まで開催されます。それに先駆けて、イベントをプロデュースするNON STYLE・石田明が、吉本興業大阪本社で取材会を行いました。「大阪の笑いを、もっと気軽に親しんでもらえるものにしたい」と意気込む石田が仕掛ける新しい笑いのカタチとは!?
『ワラウナンバ』は、多彩な大阪の文化芸術を発信する大阪文化芸術創出事業の一環として実施。国内外から来阪する人たちに大阪が誇る「笑い(コメディ)」を楽しんでもらうため、人気芸人らが難波エリアの劇場や特設ステージ、商店街で連日パフォーマンスを繰り広げ、街全体が笑いにあふれる3日間となります。
「アドリブで街を動かす」
「このイベントでは何が起きるかわからない。アドリブで街を動かしていきます。そこら中でおもしろいことが起きて、『こんな光景見たことない』ってことが繰り広げられます」
冒頭から自信あふれる表情で『ワラウナンバ』をアピールした石田は、今回のイベントの狙いをこう明かします。
「大阪といえば“笑い”。それを国内外関係なく、もっと気軽に親しんでもらえるものにしたいと思って。『難波自体がステージ』と言うことができれば、“おカネを払っておもしろいものを見に来る”じゃなく、来るだけでおもしろいものが転がっている、もっと活気があって0円でも楽しめる、笑える街になると思いました」
さらに難波という街について、「芸人たちがおもしろいものを作ってきた、笑いに直結している街。こんなに芸人が“ふつう”にいる街は、東京、大阪でもここだけ」としたうえで、こう呼びかけました
「そのおかしさ、ワクワク感がスゴい。(今回は)来た人に単純に楽しんでもらえる、写真や動画を撮りたくなるようなスポットもたくさん用意してあるので、バズりに来てください!」
オープニングパレードやストリートパフォーマンスなど、無料で楽しめるコンテンツが盛りだくさんなのも『ワラウナンバ』の魅力。そこには、昨年10月に大阪城公園で開かれた大阪城天守閣復興90周年記念イベント『大阪城夢祭』で、石田が設けたプロデュースエリア『大阪楽市楽座』での経験が生かされているそうです。
「あのイベントのおかげで、今回の無料もいけるようになったと思っています。お笑いっておカネを取って当たり前と思っているけど、そうじゃない。もっと身近なところにあったほうがいいと思う」
石田は持論を展開すると、そこでの“気づき”を語りました。
「無料だからこそ足を運んでくれることも多いと思う。それは、(『大阪楽市楽座』を)やってみないとわからないことだった。今回、無料でやることで他の部分が潤えば、街は活気づく。それが、いつかお笑い業界にも戻ってくる気がしています」
“日本語禁止コント”に挑戦する意味は!?
イベントでは3月3日(金) に、言語に頼らないオリジナルパフォーマンス公演 『日本語禁止 コントシアター』が味園ユニバースで開かれます。
「お笑いは言葉に頼っているので、言葉を“封じる”ことで新しいものが生まれる。これに挑戦する人が増えてくれれば、大阪、日本のお笑いは明るいと思う」
そう語る石田は、街の至る場所で笑いを届ける今回のイベント全体のコンセプトについて説明します。
「海外の人たちに、大阪のおもしろさを知ってほしいというのもある。そこら中で何かをやっていたら、こういう文化があるんだとわかってもらえると思う。言葉はわからなくても、楽しい雰囲気は伝わるはずです」
石田自身は「(イベント中は)そこら中を歩いていると思います」とのことで、「信じられへん有名人?も歩いていると思う。そこも楽しみにしてほしい」とアピール。さらに「誰かとストリート漫才をやる予定は?」と聞かれると、「お望みであれば!」とやる気を見せていました。
最後に「いつでも動画を回せるようにしておいたほうがいい。準備していてください」とニヤリ。
「本当におもしろいことが起きるし、体験できる。皆さんがドッキリにかけられに行くと思ってもらえたら。そこら中で何かが起きているから、ケータイ見てたら損やで!」
注目の有料・無料イベントが続々!
ナンバエリア全体で行われる『ワラウナンバ』。3月3日(金)13:00からは「オープニングパレード」が行われます。石田を先頭に道頓堀商店街から千日前商店街、ミナミ千日前商店街など、ワラウナンバの見どころスポットをYES NABMA広場前までパレード。最終地点のYES NAMBA広場前特設リングステージにて開会宣言も行われます。
開催期間中は、まず「シアターコンテンツ」として、道頓堀ZAZA ZAZAHOUSEでは「ワンコイン! パフォーマーシアターショー」が行われます。ウエスP、もりやすバンバンビガロら大道芸人やパフォーマーたちが、ワンコインで気軽に楽しめるパフォーマンスライブを開催。
味園ユニバースでは、ゆりやんレトリィバァ、ニッポンの社長、ジャルジャル、ザ・プラン9などの人気芸人たちが、言語に頼らないノンバーバルによるオリジナルコメディ公演「日本語禁止 コントシアター」を上演するほか、YES THEATERでは「OSAKA VIBES 寄席」が。一流のパフォーマーたちが、漫才やコント、ゲームなどを音楽とダンスだけで表現し、笑わせるライブエンターテイメントとなっています。
「屋外コンテンツ」では、「ストリートパフォーマンス」として道頓堀、千日前、ミナミ千日前の各商店街とYES NAMBA広場を結ぶエリアに5カ所のストリートパフォーマンスステージを特設。多彩なパフォーマー、コメディアンたちがライブパフォーマンスを行います。
YES NAMBA広場にはリングが設置され、大阪プロレスや漫才、パフォーマンスも。さらに商店街にそっくりさんやヒーロー、ミュージシャンが突然、現れてパフォーマンスする「エンタメMOB」も実施。ほかにも商店街にお題ボード、回答ボードを設置する「大喜利ボード」、サンパチマイク前など「ワラウ映える」フォトスポットも各所に置かれます。
大阪・ナンバを笑いで包む3日間、『ワラウナンバ』は3月3日(金)から5日(日)まで開催します。
詳細はこちらから。