博多大吉と産婦人科医 高尾美穂による書籍『ぼくたちが知っておきたい生理のこと』Amazon3部門でベストセラー1位!

博多華丸・大吉の博多大吉が、NHK「あさイチ」でおなじみの産婦人科医 高尾美穂さんと女性の「生理」について語り合った本『ぼくたちが知っておきたい生理のこと』が、国際女性デーのトレンドワードになりました。また、Amazonでは3部門でベストセラー1位に急上昇しました。

「生理の本」がトレンドに

出典: FANY マガジン
©辰巳出版

NHKの朝の情報番組「あさイチ」でキャスターを務める博多大吉が、同じく「あさイチ」でおなじみの産婦人科医 高尾美穂先生と、女性の生理について語り合った本『ぼくたちが知っておきたい生理のこと』が話題です。

3月8日「国際女性デー」に配信された本書のレビュー記事がYahoo!ニュースに転載されると、たちまち話題を呼び、Twitterのトレンドワードに急浮上しました。
SNS上では「男性にこそ知ってほしい」「大吉先生ありがとう」「大吉さんと高尾先生の安心感がすごい」など、ポジティブな声が溢れました。
話題が話題を呼び、Amazonの和書ランキングでは同日朝から順位が14万以上もUPし、総合56位に急上昇。「ジェンダー」「婦人病」「フェミニズム」部門でベストセラー1位を獲得しました。その後はネット書店各店で在庫が切れてしまう事態に。なお、本書は全国の書店店頭でも販売されています。
(※Amazonランキングは2023年3月8日15:45時点のデータです。)

「2:7:1の法則」で生理の理解を広める

出典: FANY マガジン
撮影:宮田浩史

ネットではおおむねポジティブな声が目立ちましたが、なかにはネガティブな反応もありました。そんな意見を目にした時に意識したいことを、博多大吉によるまえがきより引用します。

対談中、「生理のことなんか知らなくていい! という男性にはどうアプローチしたらよいか?」という疑問が出てきました。このとき思い出したのが、「2 : 7 : 1の法則」です。
10人中2人とは仲よくなれる、7人とは特に何もなく、気が合わない人が1人はいる ――という、臨床心理学者カール・ロジャーズによる説で、人間関係を円滑にする秘訣だそうです。実はこれを教えてくれたのは、高尾先生です。
これと同じで、生理について積極的に知りたい男性は「2」いて、知りたくないという人は残念ながら「1」いるでしょう。そこで、ぼくを含む「2」の人たちがまず知り、働きかけることで、「7」の人を巻き込んで「男性も生理を知ろう」という空気感が次第にできてくる ――つまり世の中の意識が変わっていくと思います。そうなると、もしかしたら「1」の人たちも変わるかもしれません。

『ぼくたちが知っておきたい生理のこと』より引用

『ぼくたちが知っておきたい生理のこと』CONTENTS

■第1章 ぼくたちと生理の微妙な距離感
・生理は「身近にあるのにわからない」もの
・メディアに女性が増え、生理の話題も増えた
・まずは「ざっくりと知る」ところから
・落とし穴を埋めることで「公平」な社会に

■第2章 生理は「痛い」のか?
・生理痛がそんなにつらいとは知らなかった!
・実は筋肉痛に似ている!? 生理痛のメカニズム
・生理痛の強い味方、鎮痛剤との上手な付き合い方
・つらいときに休めない社会は、誰もがつらい

■第3章 そもそも生理はなぜ起こる?
・なぜ血が出るのか…生理のメカニズムを知る
・生理期間は3~7日、量は期間内で変動がある
・まずは親が知ってほしい、思春期における成長
・身体の発達や生理については、フラットに話す
・最新 生理用品ガイド
・昔の女性は、経血をコントロールできていた!?
・ピルは、生理の負担を減らすひとつの選択肢
・生理の不調は、病気のサインかもしれない

■Dr.TAKAO’s COLUMN
娘の生理用品を父親が買うときのワンポイント

■第4章 メンタルの不調は生理前からはじまっていた!
・生理中のつらさと、生理前のつらさは別モノ
・PMSの時期、女性は「幸せを感じにくい」
・具合が悪くなることがあるのは、お互いさま

■第5章 不毛なコミュニケーショントラブルを避けるには
・なぜ生理について「失言」してしまうのか
・生理中のセックスについて知っておくべきこと
・それはコミュニケーションではなくセクハラです
・生理だからと気負わず、コミュニケーションする
・”察する”よりも確実なこと
・コミュニケーションには柔軟さも必要

■Dr.TAKAO’s COLUMN
女性ももっと情報交換をしよう

■第6章 誰もが迎える更年期と閉経
・「怒りっぽいオバサン」では済まされない
・来たるべき更年期に、備えておくことはできる?
・更年期症状の治療を妨げていたもの
・更年期は、男女とも働き方を見直すチャンス

■第7章 みんなが生きやすい社会へ そのためにできること
・「ナプキンを買えない」に表れる深刻な問題
・企業研修で産婦人科医が伝えたいこと
・身近にいる人への想像力が、チーム力を上げる
・ひとりの人間の健康と権利を重んじる社会へ

書籍概要

ぼくたちが知っておきたい生理のこと
博多大吉・産婦人科医 高尾美穂 著
辰巳出版
定価1,540円(本体1,400円+税)

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博多大吉
お笑いコンビ「博多華丸・大吉」。吉本興業所属。1971 年生まれ、福岡県出身。
NHK「あさイチ」司会。コンビではTHE MANZAI2014 優勝、単独では2015 年IPPON グランプリ優勝。NHK 「あさイチ」や日本テレビ系列「人生が変わる1分間の深イイ話」の生理特集では、的を射た発言に世の女性たちから賞賛の声が寄せられた。

高尾美穂
医学博士・産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。イーク表参道副院長。ヨガ指導者。著書に『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』( 世界文化社)、『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』( 講談社) など。NHK「あさイチ」などメディア出演多数。トレードマークのヘアスタイルは絵本の「タンタン」がモチーフ。