次長課長・河本準一が10月16日(金)に都内で開催された『WFPチャリティーエッセイコンテスト2020』表彰式に出席しました。
途上国の飢餓問題を考えるきっかけ、国連WFPの活動の認知向上を目的としてスタートし、今年で10回目を迎えた本イベント。
小学4年生から大人まで、幅広い世代から「みつけた! わたしの元気ごはん」をテーマに、エッセイ作品を募集したところ、コロナ禍にもかかわらず、過去最高の22,905通の作品が寄せられました。
WFPの取り組みは、2015年9月の国連サミットで採択された『持続可能な開発目標(SDGs)』における17のゴールのうち、12のゴールの達成に貢献しており、今年、ノーベル平和賞を受賞しています。
部門賞の受賞者が登壇
部門賞は全部で3つ。「18歳以上部門賞」は、『やっぱり、これだな!』を送った東京都の高校教員・吹田健一郎さんが受賞されました。本作は、コロナの影響で給食中も会話ができない状況。そこで生まれた生徒とのコミュニケーションの模様が綴られています。受賞コメントを求められた吹田さんは「私の作品を読んでくださった方が、一人でも明るい気持ちになってくれたら、こんなに嬉しいことはありません」と振り返りました。
「中学生・高校生部門賞」は、富山県に住む高校3年生・菊原彩音さんが『こころのお弁当』で受賞。部活動で失敗続き。試合もミスを連発。落ち込んでいると、部活の仲間たちが励ますようにお弁当のおかずを口に入れてきて……という内容。菊原さんは「精神的にまだ幼いころの小さな思い出に、こんなに立派な賞をいただけて感謝の気持ちでいっぱいです」と語りました。
エッセイ朗読で涙もホロリ…
グランプリ発表の前に、特別審査員による審査員特別賞の発表も。特別審査員は、国連 WFP協会・親善大使の竹下景子さん、次長課長・河本、ふなっしーの3人。それぞれが受賞者に、賞状や記念品を贈呈しました。
「18歳以上部門」は竹下さんが担当。大阪の大学生・中澤桜子さんが選出されました。タイトルは『私は二度、震えた』です。父親が倒れ、家族の食事を担当した彼女の苦悩と、母親の優しさ溢れるおにぎりの話。竹下さんはまさに「心が震えました」と称賛。「家族も喜ばれていると思います」と語りかけました。
同じ母子家庭で育った河本は、自らの経験を振り返りながら「この先、壁にぶち当たったとき、お母さんが作ってくれた弁当を思い出すと立ち直れるんじゃないかなって思います」とエールを送りました。
イベント終了後の囲み取材では、竹下さん、河本、ふなっしーが、それぞれ「元気ごはん」を発表。河本は「今でもオカンの作る“チューリップ”っていう唐揚げが好きです。おいしいものをなんぼ食べても、忘れられない。継承してもらって奥さんに(作ってもらっている)」とコメント。
一方、竹下さんが「ウチで食べる炊き立ての白いご飯は一番元気が出ます」と言うと、ふなっしーは「ナシゴレン!」と回答して笑いを誘っていました。
WFPチャリティーエッセイコンテスト2020
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