『漁港の肉子ちゃん』で声優デビュー→吉本入り 透明感が半端ない15歳の素顔とは!?

明石家さんま企画・プロデュースのアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』で声優デビューした石井いづみ。弱冠15歳の彼女がこのたび吉本興業に所属し、夢だった声優への道を本格的に歩み始めました。今回は、その“期待の新人”である石井に、映画製作のウラ話や中学生の日常、さらには今後やりたいことなどなど、たっぷり語ってもらいました!

出典: FANY マガジン

石井いづみが『漁港の肉子ちゃん』で演じたのは、主人公・肉子ちゃんの娘キクコの同級生のマリア役。なんと、1,673人が応募したオーディションを勝ち抜き、この重要な役に抜擢されました。デビュー作ながら見事に演じ切り、高い評価を得ています。そんな彼女の吉本入りは、8月29日(日)のトークイベントで発表されました。

「鼻歌を入れて」の急なオーダーに…!?

――『漁港の肉子ちゃん』のオーディションには、どういう経緯で参加したんですか?

石井 ずっと声優さんになりたいと思っていたんですけど、年齢的にもなかなかいいオーディションがなくて。でも、たまたま雑誌を見ていたら、この『漁港の肉子ちゃん』のオーディションを見つけて、「これ、いいな!」と思ってすぐに応募しました。その段階では『漁港の肉子ちゃん』を読んだことはなくて、なので、どんな話かも知らなかったんですけど、まずは応募してみようと。

――オーディションはどうでしたか?

石井 オーディションはすごく緊張はしていたんですが、うまく選考が進んでくれて、最終オーディションの10人に残れたんです。でも、事務所に所属されている人もいたし、私はいちばん年下で、そういう演技経験もなかったのでぜんぜん自信はなくて……。すごい緊張もしていたんですけど、「とりあえず全力でいこう」と思ってがんばりました。

出典: FANY マガジン

――マリアを演じるうえで意識したことがあれば教えてください。

石井 私が演じたマリアはキクコの友だちなんですけど、セリフを見ているとちょっと強くて意地悪な感じがあるんです。でも、私は、マリアちゃんは根はやさしい子なんじゃないかなと思って。あまり意地悪な感じになりすぎないように演じようと思いました。

――マリアは“なまり”がある役でしたが、難しくありませんでしたか?

石井 語尾に“らよ”って付ける感じだったんですけど、逆にあんまり意識せずに自然にできました。(ここで、隣から石井の母が「小学生のとき群馬にいたので」と説明)えっ? それ関係あるのかなぁ? そういうこと? でも、確かに「そうなん?」みたいなのは使っていたから、語尾に“らよ”をつけても変な感じしなかったのかも。

――収録で監督や明石家さんまさんに会ったときには緊張しましたか?

石井 緊張しました。さんまさんは、実際に会ってみても「テレビで見るさんまさんとおんなじだ!」って思いました。台本にはなかったんですけど、追加で「ちょっと鼻歌入れてみて」と言われて。急だったので、どんな歌を鼻歌ですればいいんだろうってわからなくて。結局、自分で作ったオリジナルの鼻歌にしてみました(笑)。

出典: FANY マガジン

『ラブライブ!』の声マネから声優に!

――完成した映画を見て、どう思いましたか?

石井 最初は、「自分の声ってこんなんなんだ」ってちょっと恥ずかしい気持ちでした。なんだろう。自分で思っているよりも子どもっぽくて(笑)。

それと、アニメ好きとしてアニメができあがっていく工程がすごいなって感激しました。まだ声とか入れる前は、映像に違う人の声が入っているんです。監督の声とか。それを見ていたので、完成したものを初めて見たときは「アニメってすごいな!」と思いました。

――アニメでは、どんな作品が好きですか?

石井 『らき☆すた』『撲殺天使ドクロちゃん』(いずれもTOKYO MXほか)と、『進撃の巨人』(MBSほか)とかが好きです。『進撃の巨人』は学校でも流行っているけど、『らき☆すた』とかちょっと昔の作品なので、見ている人はまわりにはそんなにいないです。これを見るようになったのは偶然で。YouTubeでアニメを見ていたら“おすすめ動画”に出てきたので、「あ、ちょっと見てみよう」と軽い気持ちで見たら面白くてハマりました。

出典: FANY マガジン

アニメは小学校低学年のころから好きで。その前は『プリキュア』(テレビ朝日系)とかも通りつつ、小学生のときは『ラブライブ!』(TOKYO MXほか)が大好きで。各キャラクターの声マネをずっとしていたんです(笑)。

――それが声優としての軸になっているんですね!

石井 そうかもしれません。いろんなキャラクターになりきって声マネをしていたから、いろんな感じができるようになったのかも。

「ぼる塾の田辺さんとお話ししてみたい!」

――吉本に所属したのは、どういう経緯で?

石井 映画をきっかけに声をかけていただきました。吉本って“芸人さん”というイメージだったので、私が入っていいのかな? って思ったんですが(笑)。お話を聞いてみたら、芸人さんだけでなく、いろんな方が所属されているので。所属することになってうれしく思っています。

声優としては、学園モノもしてみたいし、シリアスなものもやってみたいし。いまはとにかく、いろんなジャンルの役に挑戦してみたい! いつか(人気声優の)花澤香菜さんや水瀬いのりさんと共演できればいいなと思っています。それと、声優としてのお仕事だけでなく、俳優としてのお仕事にも挑戦してみたいです!

出典: FANY マガジン

――好きな芸人さんはいますか?

石井 イワイガワの岩井ジョニ男さんが好きです。ネタとかはあまり見たことがないんですが、Instagramの投稿がすごく好きで。一度お会いしたことがあって、そのときすごく優しくて、ファンになりました。吉本の芸人さんじゃないんですけどね(笑)。

――吉本芸人で共演してみたい人はいますか?

石井 うーーん、ぼる塾の田辺(智加)さんです! 田辺さんは面白いし、アニメにも詳しいし、お話ししてみたいなって思います。

――吉本所属について、家族やまわりの反応はどうですか?

石井 家族からは「えー! いいじゃん!」と背中を押してもらいました。友だちは、仲のいい人にしか言っていなくて。でも、ネットとかなんかで見つけた子たちからLINEとかで「これ、いづみだよね?」と連絡をもらったことはあって。でも、みんな「黙っておくね」と秘密にしてくれています(笑)。

――では、今後の意気込みを!

石井 『漁港の肉子ちゃん』のマリア役で演技したときよりも成長できるようにがんばりたいなと思っています。あと、しばらくは学校と芸能活動の両立になりますが、どっちもがんばりたいと思っています!

――最後に、いまいちばんほしいものは?

石井 『進撃の巨人』のリヴァイ兵長の抱き枕です。私、リヴァイ推しなんです(笑)。

出典: FANY マガジン

石井いづみプロフィール

生年月日:2006年7月25日(15歳)
出身地:群馬県
血液型:O型
身長:161cm
趣味:アニメ鑑賞、造形
特技:好きな声優さんを一声で当てることができる。

作品概要

『漁港の肉子ちゃん』
企画・プロデュース:明石家さんま
出演:大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆
原作:西加奈子「漁港の肉子ちゃん」(幻冬舎文庫 刊)
監督:渡辺 歩
キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一
美術監督:木村真二
脚本: 大島里美
音楽:村松崇継
主題歌:稲垣来泉「イメージの詩」 作詞・作曲:吉田拓郎 編曲:武部聡志  サウンドプロデュース:GReeeeN (よしもとミュージック)
エンディングテーマ:GReeeeN「たけてん」(ユニバーサル ミュージック)
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社

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