西川きよし、3年かけて執筆した自伝発売! 注目は妻ヘレンを「ヘレン」と呼ぶようになったくだり!?

西川きよし初の自伝『小さなことからコツコツと 西川きよし自伝』(文藝春秋)が、全国の書店・ネット書店で6月28日(水)に発売されました。今年7月からは芸能生活60周年を記念したスペシャルライブツアー『西川きよしプレミアム大感謝祭』の開催も決定しています。自伝発売の当日、東京・紀尾井町の文藝春秋本館で記者会見が行われ、きよしのほか、ケンドーコバヤシ、ミキ(昴生、亜生)が駆けつけました。

出典: FANY マガジン
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妻ヘレンを思って大きな目に涙

『小さなことからコツコツと 西川きよし自伝』は、苦労の連続だった幼少期から、芸能界入り、「横山やすし・西川きよし」の誕生、お笑い界の全国制覇、そして3期18年に渡る参議院議員時代――と、現在も第一線で活躍するきよしの「ご縁」を大切にした生き方が綴られています。

3年という時間をかけて丁寧に作り上げたというこの本について、まずは「本は難しい!」と振り返るきよし。すでに読了しているケンコバは、「むかしは先輩やった(きよしの妻)ヘレンさんを『ヘレン』と呼ぶようになったくだりは、いまの女子高生でも読めますよ!」と太鼓判を押します。

さらに本の最後に書かれた「ヘレン江」という章について、「ラブレターに近い文章だった」と紹介すると、きよしは目に涙を浮かべながら妻への思いを語りました。

出典: FANY マガジン
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このほか、喜劇役者・石井均に弟子入りしたエピソードや若手時代の話、政治の世界に足を踏み入れたころの話も。きよしは参議院議員時代を振り返りつつ、「(有権者を)裏切ったらアカンからなあ。一生懸命やらせてもらった」と語ると、ケンコバらゲストの3人に向かって「やろうと思ったらできるで。ジョン万次郎の気持ちがわかったわ!」と言って笑いを起こしました。

「きよしの魅力」はスキしかないこと!?

一方、全国ツアーは7月8日(土)の高知県を皮切りに全国を回り、テンダラー、和牛、ダイアン、笑い飯など会場ごとにスペシャルゲストを招き、ネタやトークコーナーが行われる予定です。きよしは「精一杯がんばります」と意気込みます。

初日の高知公演に出演予定のミキ・昴生は「『感謝祭』やと言うてるのに、(ライブで使うための)『きよし師匠に迷惑をかけられたことがありますか?』というわけのわからんアンケートがきた」と笑わせました。

出典: FANY マガジン
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集まった記者から、ケンコバ、ミキらに「きよしの魅力」についての質問が飛びます。ミキ・亜生は、仕事で一緒になる際は、きよしから必ず電話がかかってくることを明かし、「昨日も10分くらい喋らせていただいたあと、最後に(力強く)『昴生さんは電話に出ませんでしたね!』と言われました」と振り返ると、「そういうまっすぐなところが好きなんです」と言って会場を笑いに包みました。

一方、ケンコバはきよしの魅力をこう語ります。

「われわれがツッコむスキを与えてくださる師匠で、ほんまに憧れています。自分がきよし師匠の立場になったときに、後輩からガンガン言ってもらえるような芸人にならなアカンと思って、お手本にさせてもらっているんですよ」

出典: FANY マガジン
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これに「ありがとうございます!」と頭を下げるきよしですが、ケンコバは「『このお手本がすごい!』と思って研究していたんですけど、スキを見せているんじゃなくて、スキしかなかった」とバッサリ。そんな笑いを挟みつつも、「でもそれが大事!」とフォローを入れていました。

最後にきよしは、自身の人生を振り返りつつ、目に涙を浮かべながらこう語りました。

「本が売れると印税というものがあるそうですが、それはすべて寄付をさせていただきたいと思います。『鶴の恩返し』じゃないですが、『目玉の恩返し』をさせていただきたい」

ケンコバが「(想像すると)『目玉の恩返し』は気持ち悪いですよ!」とツッコむと、きよしは「泣きそうになるくらい真面目な話をしているのに……オモロいこと言うなあ~!」と笑いを誘っていました。

書籍概要

『小さなことからコツコツと 西川きよし自伝』
出版社:文藝春秋
発売日:2023年6月28日(水)
単行本:192ページ
価格:1760円(税込み)

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