シャープ製品をわかりやすく、面白くPRする「シャープ家電芸人」NO.1を決める『シャープPR-1グランプリOSAKA』が、9月14日(木)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開催されました。4回目となる今回は東京と大阪の2会場で開催され、M-1チャンピオンも登場するなど大盛り上がり。全国各地から参加した芸人たちの頂点に立ったのは……芸人人生で初の“優勝”となったタナからイケダでした!
MCバンビーノの“ダンソン”でイベントスタート!
シャープも吉本興業も、ともに今年は創業111周年。発祥の地も同じ大阪という縁から、両社が100周年を控えた2011年以降、さまざまなコラボレーション企画を続けてきました。2019年に始まったこの「シャープPR-1グランプリ」もその一環です。シャープ製品の良さを、よしもと芸人が笑いを交えて紹介する商品紹介プロジェクトを全国で展開していますが、そのNO.1を決めよう――というイベントです。
今年はこのイベントが東京と大阪の2会場での開催となり、観客と出演者、そしてシャープ社員の投票で優勝が決まります。大阪に先がけて行われた東京大会ではスカチャンが見事に優勝! 果たして大阪大会は……!?
大阪大会のMCを務めるのはバンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)です。ステージに登場した2人は「盛り上がっていきましょう!」と挨拶するなり、「一狩りだけですよ」と“ダンソン”を披露して盛り上げます。
今回は「ゲスト芸人」枠として、コロナ禍での全国リモートイベントに出演した笑い飯(西田幸治、哲夫)、大阪での商品PRイベントで優勝したもも(まもる。、せめる。)、PR-1グランプリアンバサダーでシャープの新入社員研修にも参加したミルクボーイ(駒場孝、内海崇)という豪華な3組が登場し、ネタを披露しました。
製品の特長を盛り込んだ白熱のPR合戦!
いよいよグランプリがスタート! 審査員を務めるミルクボーイが、「同期や先輩が出るので、忖度しよっかな」とボケて笑わせます。コロナ禍の影響で“選抜大会”となった前回のMVPコンビ、蓮華(山下隆章、ちゃんだい)は、その後の変化について、ウェブCMが決まったことを明かしながら、「夢、あります!」とアピールしました。
1番手の戦士(げんせい、たむかい、銘苅)がPRするのは、オーブンレンジ「ヘルシオ」。たむかいと銘苅は持ちネタである千鳥のモノマネで盛り上げます。げんせいが「まかせて調理」「ヘルシオあたため」「COCORO KITCHEN」などの機能をスムーズに説明する横で、人気番組のノリでツッコミを入れていいく2人。後半はしりとりで機能をPRする展開で、ミルクボーイ・駒場は「モノマネだけでなく、そのあとのネタもしっかりしていた」と大絶賛でした。
2番手はタナからイケダ(田邊孟徳、池田周平)です。PR-1グランプリに初参戦とのことですが、MCのバンビーノ・石山からは「100周年からシャープを支え続けている」と力強いコメントが。ドラム式洗濯乾燥機を3つのポイントに絞ってPRします。
「あっと言わせる洗浄力」「しっかり乾かす」という特徴にはショートコントを絡めて、「省エネ」はダジャレで笑わせ、さらに細かなボケも随所に散りばめて会場を沸かせました。「話術のみ(のPR)は珍しい」とバンビーノが驚くと、シャープの社員審査員も「すごくおもしろかった!」と絶賛でした。
女と男(ワダちゃん、市川)の2人もPR-1グランプリ初参戦。市川は「家電製品総合アドバイザーの資格を持っている」とアピールし、「やっとホームが来ました」と気合十分。と思いきや、「今回、笑いは期待しないでください」とハードルを下げにかかります。
PRするのは冷蔵庫。サイズが女性にも使いやすいこと、プラズマクラスターが付いていて清潔なことなどをスムーズなトークで聞かせます。シャープ独自の冷却システム「雪下シャキット野菜室」や冷凍室などについても説明すると、おなじみの元芸能リポーター・井上公造さんのモノマネ、“小公造”も登場。最後はワダちゃんの特技・消しゴムハンコで締めくくりました。
そして昨年の準優勝芸人、藩飛礼(竜児、松本貴明)の登場です。「このPR-1グランプリは、M-1と同じくらい気合が入っている」と話し、PRを始めます。
商品はテレビのAQUOS。液晶と有機ELの違いとして「液晶は白の表現、有機ELは黒の表現がキレイ」と説明したあと、「その両方を兼ね備えたのがAQUOSのXLED」とアピールします。さらに臨場感抜群のスピーカーや、インターネットやビデオ通話を大画面で楽しめるといった充実の機能をPR。実際にネットをつないで実演もしました。
奇跡のサイコロで営業ギャラが6倍に!?
いよいよ結果発表です! 観客はステージ上に映し出されたQRコードをスマホで読み取り、1票を投じます。
審査の結果、タナからイケダが52パーセントと過半数を超える支持を集めて圧勝! ステージ上で2人は喜びを爆発させます。池田は「“ヨッシャ”過ぎた!」と大喜び。優勝トロフィーを手渡された田邊も、高々とトロフィーを掲げました。
副賞として2人には、「シャープ営業のギャラ」が「サイコロで出た数」倍になるという特典も。
サイコロを振る池田が出した数字は、まさかの「1」。倒れ込む2人に会場は大爆笑です。その様子に、泣きの「もう1回」が決定。再びサイコロを振ったタナベが出したのは、なんと「6」でした! これでタナからイケダの営業ギャラは、一気に「6倍」に大幅アップ……!?
大きな拍手と歓声に包まれるなか、「シャープPR-1グランプリOSAKA」は幕を下ろしました。
「ヨッシャ以外、言葉が出ない」
イベント終了後、優勝したタナからイケダ・池田は改めて、「単純にめちゃくちゃうれしい」と笑顔を見せます。
「優勝したことないからわからんかったけど、優勝って言われたら“ヨッシャ”以外、言葉が出ないもんですね」
田邊も「賞レースでも、いちばんよくて準優勝」だった振り返りながら、ウィキペディアの自分たちのページに「『優勝』の肩書を自分らで(書き込む)」と笑わせます。
実は、2人はこの日のために直前まで稽古を続けたそうで、「今日は出演者のなかで、いちばん最初の1時間半前に劇場入りした」とも。
「楽屋がミルクボーイと一緒だったから。あいつらが来たら稽古できないので」と池田が言えば、田邊も「(稽古なんて)やってない、余裕やでってフリしてた」と打ち明けます。
そして、「自分たちのネタはミスってもミスで済むけど、シャープさんの製品の説明ミスはシャープさんに迷惑がかかるから、それだけは緊張しました」と真面目な本音もみせていました。