大阪の観光名所・新世界が今年111周年を迎えたのを記念して、11月3日(金・祝)、4日(土)の両日、通天閣周辺エリアで「新世界111thフェス」が行われました。新世界の「歴史」と「今」、そして輝く「未来」を体感するこのイベント。M-1チャンピオンら人気芸人たちが登場した「お笑い」、DJや地元アイドルが盛り上げた「音楽」、さらに「アート」で盛り上がった2日目の様子をお届けします。
観客の“どじょうすくい踊り”体験も
まず、通天閣前メインステージに“浪速区住みます芸人”のチャイルドプリンス(北山水泳、ラストオーダー織田)が登場すると、さっそく1番手のサックス&バルーンアートパフォーマーのあべよしえのステージがスタート! ノリのいい演奏を聞かせたあと、バルーンアートで子どもたちを楽しませます。続く「スタジオオドリ場」(大阪市天王寺区)によるキッズダンスでは、子どもたちがヒップホップやロッキンなどのダンスを披露しました。
安来節保存会関西支部は、“どじょうすくい踊り”で知られる伝統芸能・安来節のほか、観客参加のどじょうすくい体験も。さらに少し離れたカフェ「トナリノトナリ」前でも安来節を披露しました。
通天閣プレゼンツの歌の時間では、“ビリケンさん”のコスチュームに身を包んだ通天閣観光の西上雅章会長らが自慢ののどで歌い上げました。
「裏ステージ」もイベントがいっぱい!
メインステージ以外にも見どころがいっぱいです。新世界市場の裏ステージストリートには、ボールを使って遊ぶ「ボールチャレンジ」や「世界一短いスライダー」などが楽しめる「キッズパーク」、似顔絵やネイルのコーナーのほか、新世界の歴史を振り返るパネルが設置され、大人も子どもも楽しめる催しが目白押し。通天閣本通商店街キッズストリートでは、「スーパーボールすくい」や「ストラックアウト」「かたぬき」など、子どもたちが大喜びの遊びブースが並びました。
漫才教室の子どもたちが堂々ステージ
メインステージでは、マルチコメディパフォーマーのTASUKUがステージへ。紙袋やスカーフを使ったマジック、ゴム手袋をかぶって破裂させるパワー系パフォーマンス、パイロンやシガーボックスを使ったジャグリングなど、ユニークな芸を連発すると、さらには子どもと一緒に皿回しを披露して会場を盛り上げました。
「よしもと放課後クラブ」による漫才体験教室の発表会では、子どもたちが漫才を披露しました。よしもと放課後クラブとは、子どもたちが放課後の時間を利用して楽しめる吉本興業が運営するエンタメスクール。今回は、構成作家の和田善浩氏を講師に迎えて漫才教室を実施し、参加者たちが漫才を練習してステージで発表します。
トップバッターの「目玉焼きカレー」は小さな女の子とチャイルドプリンス・北山のコンビ。ネタが終わると会場からは拍手が沸きます。女の子が8歳であることがわかると、もう一度大きな拍手が起こりました。
男の子2人組の「愛のこぶし」は、しっかりしたしゃべくりネタを披露。その堂々とした姿に「すごいな!」とチャイルドプリンス・織田も脱帽です。しかも11歳でさっき会ったばかりの2人とのことで、会場からも驚きの声が上がりました。
3組目は男女コンビの「メガドン新世界店」。ぬいぐるみを使ったネタでしっかりお店をPRしました。ラストの「おやこーず」はその名の通り、父親&息子の親子コンビ。ことわざをテーマにしたネタは、息子のボケに父親がツッコむスタイルで、ネタ終わりには2人とも笑顔でした。
からし蓮根も絶叫!!
続いてはよしもとお笑いライブの時間。からし蓮根(伊織、杉本青空)、もりやすバンバンビガロ、ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)が登場し、爆笑ネタで会場を盛り上げます。からし蓮根は、体も使った伊織のボケに青空がテンポよくツッコミを入れて笑いをゲット。
もりやすバンバンビガロがボールやボックスを使ったジャグリングの技を見せると会場からは拍手が。客席の子どもたちからツッコまれるシーンもありつつ、いろいろなアイテムと軽快なトークで笑わせました。
トリのミルクボーイがステージに姿を見せると、会場からは大きな拍手が。大阪らしいトークで盛り上げたあと、おなじみの、おかんが忘れたあれこれのネタで大いに会場を沸かせました。
ネタ終了後は全員がステージへ。満員の会場はミルクボーイともりやすバンバンビガロのグッズを持った観客ばかりで、からし蓮根・青空が「オレらは〜!」と絶叫して笑いを誘います。
会場からの質問に答えるコーナーでは、ミルクボーイに「いつも同じような漫才をやってるけど、飽きたりしないですか?」という質問が。今度は内海が「手を変え品を変え、やってるわ〜!」と絶叫しました。
「新世界音楽博覧会」でフィナーレ!
アイドルLIVE「萌え抜け」では、大阪発のアイドルグループ・naniwairoやメイド喫茶『ccoちゃ』所属のMerry Velvetなどアイドルたちが次々とステージへ。歌と踊りのパフォーマンスを見せました。
最後は「新世界音楽博覧会」が行われ、“通天閣のおやゆび姫”こと吉野悦世や、セレッソ大阪応援サポーター、「通天閣の元気娘」・むんむ、まいどハンバーガールズfromイーゼル芸術工房、KENTY GROSS、Apollo、NATURAL WEAPONといったメンバーが出演。歌や踊りのパフォーマンスで盛り上げました。