二階堂ふみの関西弁の手本は“やっさん”!? 『翔んで埼玉』新作イベントで通天閣に主要キャスト降臨

大ヒット映画の第2弾、『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』(11月23日公開)の公開直前プレミアイベントが、11月6日(月)に大阪・新世界の通天閣本通商店会で開かれ、GACKT、二階堂ふみ、片岡愛之助、ハイヒール・モモコという主要キャストが登場しました。埼玉県の自虐ネタを詰め込んで話題となった前作に続き、今回の舞台は関西! 映画にも登場する通天閣をバックに、ヒョウ柄レッドカーペットを歩いて登場した4人は関西トークで盛り上がりました。

©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

GACKT、二階堂ふみの主演で実写化され、大きな話題を呼んだ『翔んで埼玉』(2019年)の続編となる今作は、埼玉を飛び出して大阪や滋賀を巻き込んだ“東西ディスり合戦”へと発展していくストーリー。「日本大阪化計画」と題された今回のスペシャルイベントには、GACKT(麻実麗役)、二階堂ふみ(壇ノ浦百美役)、片岡愛之助(大阪府知事・嘉祥寺晃役)、そしてハイヒール モモコ(元大阪府知事役)が大阪のシンボル・通天閣にそろいました。

ビリケン&通天閣との共演!

通天閣をバックに設置された約2.5メートルのビリケンの後方からモモコ、愛之助、二階堂、そしてGACKTが登場すると、沿道の観客から歓声と拍手が起こります。手を振りながらヒョウ柄のレッドカーペットを進む4人。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「ここに来るのが初めてなので、ちょっと興奮してます」と言うGACKTは、通天閣を見上げて「……スゴイですね」と言うと、「これ飛ぶんですか?」とさっそくイジりも。一方、二階堂は「大阪でイベントできるのがうれしい」と言いながら、「(映画のなかで)かなり大阪のことをイジりまくってるので、皆さんがどう思われるのか少し心配しています」と話します。

「地元・大阪でのイベントはうれしい」と言う愛之助は、「通天閣は映画のなかでも非常に大事なポイントとなるのでお楽しみに」とアピール。その愛之助の母親役を演じたモモコは「何歳で産んでんねん!」と自らツッコミながら、楽しみにしていたレッドカーペットがヒョウ柄だったため、「“聖地”過ぎて踏めなかった」と、ひとボケして笑いを取りました。

出典: FANY マガジン
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「2作目はヤメましょう」

イベントは、映画製作のウラ話が盛りだくさん。GACKTは2作目の話を聞いたとき、「ヤメましょう」と答えたと笑わせながら、「前作が当たったんですけど、なんの実力でもなくラッキーだったので、ラッキーは2回続かないのでヤメましょうと話した」と明かします。二階堂も「ヤメましょう」と言ったそうで、「いろんなラッキーが重なって多くの方に見ていただけたので、いい思い出はそのままで……」と会場を笑わせます。

出典: FANY マガジン
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前作を観ていたという愛之助は「大好きだったので喜んで」と、出演は二つ返事で快諾したことを告白。そして「大阪府知事という役どころだったので、どうなるかと思ったらエライことになってました」と話すと、大阪を愛するあまりに世界中を大阪人にしてやろうと計画し、大阪と言えば“粉もん”なので、白い粉を使って……とストーリーの核心に触れそうな発言も。

モモコは「通行人でもなんでもいいからと思っていたら、愛之助さんのお母さまでした」と改めて役どころについて説明したうえで、「大阪の人はイジられることが“おいしい”と思っているので、何回も見に行ってくれると思います」と話すと、観客から拍手が起こりました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

大阪人を敵に回すと怖い!

公開直前の心境について、「いまのところは不安しかないですね」というGACKTは、「撮影前からずっと言ってたんですけど、大阪の人を敵に回すと怖い」とその理由を説明します。

「前作は埼玉と東京のヒエラルキーみたいなものが表現されていたけれど、今回、大阪は悪、大阪の人は全員悪い人っていう表現なので、皆さんどういうふうに受け取られるのか……」

さらに「それを愛さん(愛之助)が、もっと悪い感じにされているので」とぶっちゃけると、「ちょっと待って待って! 愛するあまりに!」と愛之助が慌てて訂正するシーンも。

出典: FANY マガジン
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その愛之助は滋賀県をディスっているシーンがあるそうで、「先に申し訳ございません」と頭を下げます。神戸市長役の藤原紀香と夫婦初共演、しかも作中でも夫婦役という設定であることについては、「めちゃくちゃ仲が悪い夫婦なので、とても楽しかったです。ドキッとするようなシーンもありますんで」とニヤリ。

一方、映画には多くの芸人が出演しているそうで、モモコは「大物が! 小物が!っていうのがあるので、まばたきせずに見てほしい」とアピールしました。

GACKTの手本は『ミナミの帝王』

慣れない関西弁での演技については、GACKTが「自分のなかにある大阪のイメージが出るっていうことですが……僕のイメージは『ミナミの帝王』でした」と意外な告白をすると、「(二階堂)ふみちゃんは“横山やすし”って言ってました」と暴露。

家族そろってお笑い好きだという二階堂は「大阪といえばやっさんでしょ、となって、そのイメージでやらせていただきました。現場でやすしさんがオリてきてるって感じでした」と打ち明けました。

©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

さらに続編を作るなら――という質問には、「うかつに言えないです」と二階堂が話せば、GACKTも「盛り上がってるスタッフの方たちは3作目がどうのって言ってるんですけど、僕は全力で阻止します」とブレない回答で沸かせます。

イベントの最後にモモコは「本当に映画館で観てほしい、そして最後まで観てください。(クレジットを見て)おったんか!?ってなる人もいるし」と力をこめると、改めて「何もかも忘れて笑える日を作ってください」と呼びかけました。

映画概要

『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』

公開日:11月23日(木・祝)全国公開
配給:東映