1990年代に活躍したアイドルグループ・OPD(大阪パフォーマンスドール)が、11月11日(土)に都内で結成30周年記念ライブを行いました。会場となったタワーレコード渋谷店のイベントスペース「CUTUP STUDIO」のステージには、初期メンバーの武内由紀子、稲葉貴子、古谷文乃、上田美穂、中野公美子が登場。かつての楽曲から今年リリースした新曲まで次々と披露して、ファンと一緒に熱狂しました。
変わらぬパフォーマンスを披露
OPDは、篠原涼子らが所属した「東京パフォーマンスドール(TPD)」の姉妹ユニットとして1993年にデビューした女性アイドルグループ。8曲のシングルと3枚のアルバムを出して人気を博しました。1996年の活動休止以降は、デビュー15周年のライブや2018年の「25周年記念トークライブ」などを行ってきました。
今年はデビュー30周年を記念して、一時的に活動を再開。27年ぶりの新曲『ナツカ セツナ』リリースや、タワーレコード渋谷店と梅田NU茶屋町店でのPOP UP SHOP開催(11月19日まで)で話題を振りまき、この日のライブを迎えました。
『OPD 30th × TOWER RECORDS Premium Live〜30年目の夜だから〜 』と題されたこの日のライブは、メンバー5人がセルフプロデュース。セットリストや衣装はもちろん、過去の映像を振り返るコーナーや、歴代メンバーからのビデオメッセージコーナーなども自分たちで企画し、一からライブをつくり上げました。
「みんな来てくれてありがとう!最後まで楽しんでいくよー!」
リーダー・武内のかけ声でライブがスタートすると、客席からは「おぉーっ!」と大きなレスポンスが起こります。
1曲目は、バラエティ番組「発明将軍ダウンタウン」(日本テレビ)の主題歌にもなった1996年発売の『恋がまぶしくて』。激しいダンスが特徴のナンバーですが、5人はアラフィフとは思えないキレのある動きと歌唱力で集まったファンを魅了しました。
その後、『生まれた街のフェンスを越えて』『チェリー・パレード』など懐かしの楽曲を次々と披露。客席のファンも拳を突き上げたり、色とりどりのサイリウムを左右に振ったりと、現役アイドルのライブと変わらぬ熱気に会場は包まれます。また、会場後方には“踊りスペース”が設けられ、熱狂的なファンがこれでもかと体を動かして声を張り続けました。
メンバーとファンが涙を見せた新曲披露
曲間のMCでは、5人が久しぶりにファンとの対話を楽しみます。全力のパフォーマンスゆえにMC中も水分補給の時間となりますが、「もう年だから、飲ませてねっ」と愛嬌たっぷりにお願いするメンバーたち。
会場には、10代の新規ファンから70代のシニアまでさまざまなファンが訪れていることがわかり、武内は改めて感謝しながら、「50歳のおばさんに向かって『フー!』とか言ってくれるの、ほんまに嬉しい。今日は年齢を忘れて盛り上がって!」と客席をあおりました。
その後、バラードの『泣きたいッ』を披露し、コーナーで盛り上がったあとに、いよいよ新曲『ナツカ セツナ』を初お披露目。この楽曲は、X(旧Twitter)を使って “ちょっと懐かしくて、切なくて、キュンとするようなワード”をファンから募集し、メンバーの古谷が作詞・作曲したナンバーです。
OPDメンバーたちが青春を捧げた“アイドル時代”と、アラフィフになった“今”とで「変わったもの」「変わらないもの」……。“懐かしさ”と“切なさ”が去来する歌詞とメロディに、涙を浮かべるファンの姿もありました。
古参のファンだけでなく新規ファンも楽しませる2時間のステージはあっという間にエンディングへ。最後にアンコールでもう1回、『ナツカ セツナ』を歌うと、上田が感極まって泣き出し、すぐに武内、稲葉、古谷、中野にも飛び火。
最後には全員で泣きながら肩を組み、ファンに向けて「こんな年になって青春すると思わなかった。いつかまた会える日まで元気でね!」と呼びかけると、客席からも「ありがとうー!」「最高!」といった感謝の声が上がり、OPDが大切にしてきたメンバー同士やファンとの“絆”が感じられたライブになりました。
大阪パフォーマンスドール(OPD)、デビュー30周年を記念してEPICソニー(現・ソニーミュージック)時代の8枚のシングルと3枚のアルバムが全世界配信中!
配信はこちらから。
デビュー30周年を記念して11月1日(水)にリリースされた新曲「ナツカ セツナ」は、タワーレコード渋谷店でM∞CARD(エムカード)を11月19日(日)まで販売中。11月20日(月)00:00から各サブスクで配信予定!
メンバーの最新情報はこちらから。