「出会った瞬間にヴァイブスが!」 爛々・萌々✕CRAZY COCOの東西“ええ女”2人が語るコラボの原点

現在、ピンで活動中の爛々・萌々と元外資系CA芸人のCRAZY COCOが、12月16日(土)に埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場で「『MOCOMOCO Vol.2』~爛々萌々×CRAZY COCO~」を開催します。今年10月に大阪で開催された初回の『MOCOMOCO』は、チケット完売と大好評! 同じ関西出身とはいえど、年齢も、活動拠点も違う女芸人2人が、いまやお互いを「ちゃんCOCO」「ちゃん萌々」と呼び合う意気投合ぶり。そこでライブを前に、コラボすることになったきっかけや意気込みを聞きました。

出典: FANY マガジン
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ハイツ友の会を楽屋の隅に追いやった2人の“ヴァイブス”

——おふたりが知り合ったきっかけを教えてください。

萌々 もともと、ちゃんCOCOが私を知ってくれててんな? 最初の絡みがあったのは『女芸人No.1決定戦 THE W』やんね。

COCO 2021年の『THE W』の準決勝で、爛々のおふたりが、もう腰曲げすぎて頭が床に付くんちゃうかっていうぐらいの低さで全員に挨拶されてたんですよ。私はそのときアマチュアやったんで、誰に挨拶するかとかなく、全体的に「お疲れさまでした~」という感じで帰ろうとしてて、でも爛々さんは1組ずつ挨拶してるから、「爛々さん、すげぇ……」みたいな。それは強烈に覚えてます。

そこから2年の月日を経て、大阪・なんばグランド花月で開催された『伝説の雛壇』(2023年1月20日に開催されたひな壇ライブ。COCOはアシスタント役で出演)で楽屋挨拶に行かせてもらったときに、雷に打たれたみたいな“ヴァイブス”が……。

萌々 そう、“ヴァイブス”!

——ヴァイブスとは?

萌々 わかりやすく言うと、「気が合った」んです。でもやっぱり、“ヴァイブス”って言うほうがしっくりくる。私は私で、まさか(COCOが)吉本所属とは思ってなくて、『伝説の雛壇』のポスターの右端に、「きれいなお姉さんがシャキーンっていてはるな~」くらいの認識やったんですよ。

出典: FANY マガジン
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それとは別に、TikTokで(アマチュアのころのCOCOの)ネタを見てて、しかもよう出てくるし、「器用な一般の人、おんねやな」くらいに思ってて。で、『伝説の雛壇』のとき、ちゃんCOCOが楽屋に挨拶に来てくれはって、そのときはまだ私がTikTokで見て知ってるあの元CAの人やとはわからなかったんです。でも、しゃべってるうちに「元CAで、TikTokで……」っていう話になって、「うお~!! ええ~!? 好き好き~! 妹とよう見てる~!」ってなったんですよ。

——「まさか、あの人が!」と(笑)。

萌々 そうです。ほんで、ヴァイブスがぶち上がりまして。私って、フランクではあるんですけど、わりと警戒心は強いタイプなんです。でも、ちゃんCOCOから「LINE交換してもらっていいですか?」とグッと入り込んできてくれたときに「いいよ、いいよ~!!」って、すんなり教えることができて。

COCO その場でね。その後も、一生楽屋におるくらいに話が盛り上がりまして。

萌々 もう、楽屋が一緒やったハイツ友の会が壁のすみっこに追いやられてたもんね(笑)。

COCO 私らの勢いがスゴすぎまして……(笑)。

萌々 それくらい、バチーッて合うものを感じたんです。

出典: FANY マガジン
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萌々「マジで友だちになりたいと思えた」

——萌々さんはCOCOさんを“ちゃんCOCO”と呼ぶんですね。

萌々 そうなんですよ。「萌々さん」って呼ばれるのがこそばゆくて。私は「COCOやん」「COCOちん」といろいろ呼んでたんですけど、「ちゃんCOCO」「ちゃん萌々」がええ響きやな、と思いまして。

COCO (萌々が)芸歴的には先輩やから、最初は「萌々さん」って呼んでたんです。でも、ちゃん萌々のYouTube配信に出たとき、私がポロッと「ちゃん萌々ってさ~」って言っちゃって。「はっ……! す、すいません!」ってなったら、「それでええ! ちゃん萌々でええ! それがしっくりきてるわ」となりまして。そこから「ちゃん萌々」と呼んでます。

——ヴァイブスが同じだけに、お互い友情が感じられる呼び名です。

萌々 年齢は、ちゃんCOCOのほうが年上なんですけど、そんなんも感じさせへんハッスル感もあるし、「マジで友だちになりたい!」と思えました。

そんなタイミングで、相方(大国麗)が無期限休養に入りまして、いったんひとりでやっていく、となったとき、「ほな、私がしたいことをやらせてもらおう」と考えて、ピンになって1発目に自分で企画したのが、この『MOCOMOCO』なんです。それで、まずちゃんCOCOに声をかけて。

COCO うれしすぎません!? やるに決まってるやん! ってなりました。

出典: FANY マガジン
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萌々 そしたら、すごいスピードで動いてくれたんです。ちゃんCOCOは実家が大阪やから定期的に大阪に帰ってくるというので、まずは大阪で落ち合って、お蕎麦屋さんに行って、カフェに行ってしゃべり倒しました。

——それで、ライブの準備を進めていって。

萌々 そうです。第1回が思った以上に好評やったんで、「またやりたいね」っていうことで、現在に至る、という感じです。

COCO 本当に、怖いくらいのトントン拍子で。実は私、9月に東京で1時間のトークライブをやったんですけど、そのときに「1時間って案外、長いな。『MOCOMCO』のトークライブ、いけるかな?」と心配してたんですけど、『MOCOMOCO』の場合はぜんぜん足りひんかった(笑)。

萌々 お客さんからアンケートも募ってたんですけど、それも結局、3通くらいしか読めてない(笑)

COCO 残り80何枚、ぜんぜん読めなくて。だから後日、(YouTubeの)『茶の間に熱く』のライブ配信と『CRAZYCOCOチャンネル』で紹介したんですよね。

萌々 2人とも生粋の大阪人なんで、そういう部分でも私らのサービス精神というか、そこも気が合うというか、ヴァイブスというか。

出典: FANY マガジン
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——ちなみに第1回は、どんな内容だったんですか?

COCO ひとつずつのテーマが盛り上がって、そこにどんどん肉付けしてどんどんしゃべってまう、みたいな1時間でしたね。

萌々 なにから派生したんか、もう覚えてないくらい。よくある“ザ・ガールズトーク”です。でも深い部分では、過去写真を使って「2人のヴァイブスがどこで合致したのか」という検証をしたんですけど、産まれたときから小・中・高校と成長を追っていき、そして、いままでのなかで「どこや?」と探しながら、お互いの育った環境や共感するところをじっくりしゃべったり。

恋愛話にならないことが大事

——イベントのトーク中でも親睦を深めていったんですね。

COCO ちゃん萌々はまだ若いですけど、私くらいの年齢になると、こんなに気が合う友だちとの出会いって、まぁなくなってくるんですよ。それが、年齢のギャップもまったく感じない。(萌々が)しっかりしすぎているというところもあるけど(笑)。それに、声もお互い低い。

萌々 それがまた、居心地がいいんやよね。

COCO 波長がね(笑)。私は運命とか縁をめちゃ信じるんで、「これだ!」と。

萌々 私も、18歳から芸人なんで、友だちがなかなかできない環境なんです。そんななかで友だちになれて。もちろんビジネスパートナーとして、一緒にがんばらなあかんときもあるんですけどね。それに、意外と恋愛の話とかはしてないんです。そこは、お互い線を引くところは引く。そういうのって無理してしゃべる必要もないし、みたいな気の使い方も似てる。

COCO ネタがあったら、いつでも話すんですけどね(笑)。でも、私のなかでは「すぐ恋愛の話にならない」っていうのも、すごい好きなところ。私、2~3回しか会ってないのにいきなり恋愛とか聞いてくるヤツ、キライなんですよ(笑)。

萌々 わかる! 「お前、それしかしゃべることないんか!」って。

出典: FANY マガジン
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COCO 「もう最後の切り札、出してもうてるやん」みたいなね。もっと生い立ちとか、いまがんばってることとか、将来のこととか、いくらでも聞くことあるやろ! なんでいきなり「彼氏、いるの?」やねん、ていうのがすごいキライで。

萌々 そういう気の使い方の価値観が似てる。

COCO 腹立つタイミングもね。

萌々 似てる(笑)。ヴァイブスのなかでは腹立つタイミングが似てるの、すごい大事!

「カニを食べに行くバスツアー」をやりたい!

——次回、12月16日(土)に大宮ラクーンよしもと劇場で開かれる『MOCOMOCO Vol.2』は、すでに内容は話し合っているんですか?

萌々 まだ、なんも決まってないです。やっぱり、おもしろいことはしたいなぁ。前回でお互いパーソナルな部分は触れられたし……いっそ、取材の流れで打ち合わせしよか(笑)。

COCO ひとつ思ってたんは、前回、写真でお互いの人生を振り返ったじゃないですか。でも、時間が足りなくて出せなかった写真があって。そのなかに、「このちゃん萌々、ヤバいやん!」っていうくらい、いまのイメージとぜんぜん違う写真があったんですよ。

萌々 どれ、どれ!?

出典: FANY マガジン
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COCO すごいドレッシーで、メイクもいつもとぜんぜん違って、髪の毛も黒じゃなくて。ふだんのカッコいいちゃん萌々じゃなくて、“フェミニン”。

萌々 はーっはははは(笑)。たしかに写真系の企画はいろいろできそう。なんかテーマに沿って写真を出していくとか、おもしろそう!

——東西でのライブが実現しましたが、今後、『MOCOMOCO』でやってみたいことは?

萌々 夢は全国ツアー。それも追い込んでやるとかではなく、ゆる~くやりたいです。

COCO ほんまにそのスタンス!

萌々 お客さんを引き連れてバスツアーとかできたらめっちゃおもろいと思うわ~。

COCO 楽しい~! カニ食べに行きたいな~。

萌々 うわ! 食べたぁ~! そういう楽しみを仕事の中でできたらいいよね。ほぼオフな感覚もあるけど、トークライブ中はふざけたとしても、プロとしてちゃんと笑いに持っていくとか、トークスキルは上げていきたいなとは思っています。

——『MOCOMOCO』の夢はどんどん広がりますね!

萌々 まずは大阪・東京でね。私は私で『MOCOMOCO』で東京に行ったときにほかの舞台に立てたらええなと思うし、ちゃんCOCOも大阪に帰ってきたときになんかできたらいいなと思うし。ここが大阪同士やったらそんな広がりもなく、すごい小さい世界で終わってたかも知れない。

出典: FANY マガジン
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COCO ふたりの距離も逆によかったよね。両方行けるしっていう。

萌々 それに、いまのところ皆さんが『MOCOMOCO』に興味を持ってくれているみたいなので継続的に続けていけるのでは、と期待してます。大宮でのライブも、大阪やほかの場所に住んでて来られない方は、配信チケットを買っていただけたらうれしいですね~。広く知ってもらう意味でも、SNSで告知はやっていきたいです。ちゃんCOCOはSNS部門がすごい強いんで、そこはマジでよろしくって感じで!

公演概要

『「MOCOMOCO Vol.2」~爛々萌々×CRAZY COCO~』
日時:12月16日(土) 開場18:45 開演19:00場所:大宮ラクーンよしもと劇場
チケット:前売1,500円

FANYチケットはこちらから。

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