吉本興業は3月11日(月)、五代目 林家小染が3月9日(土)が持病の悪化により、大阪市内で逝去したと発表しました。満61歳でした。
大阪市出身。1982年に四代目林家小染に入門、林家染八として話芸を磨き、1992年に「第7回NHK新人演芸大賞」、1993年に「国立演芸場花形演芸大賞」金賞を受賞。さらに翌1994年には、大阪市が未来の大阪文化を担う人材に贈る「第14回咲くやこの花賞」大衆芸能部門を受賞するなど、その才能が評価されました。
1996年に五代目林家小染を襲名。古い大阪弁を駆使した先代譲りの柔らかい語り口が特徴で、「くっしゃみ講釈」「尻餅」「試し酒」「酔い亭主」を十八番としていました。東京の噺家とも交流し幅広く活躍。近年は体調を崩し、闘病しながら高座をつとめ、2月28日(水)の京都での公演が最後の高座になりました。
通夜は3月13日(水)19時から、告別式は14日(木)10時から、大阪市西区北堀江3-7-27の「あみだ池和光殿」で執り行われます。喪主は長男で弟子の林家染八さん。
吉本興業は「通夜・告別式のご取材、ご香典は固く辞退させていただきます。故人生前に賜りましたご厚誼に深く感謝しますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」としています。