人気者から旬の若手まで、さまざまなラインナップでお届けするお笑いフェスティバル『春のラフフェスin森ノ宮2024』が、3月20日(水・祝)から24日(日)までの5日間、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開催中です。その2日目の3月21日(木)には、ロングコートダディ(堂前透、兎)と男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)によるユニットライブ『男性ダディ』が登場! 人気コンビ2組がタッグを組んだ豪華ユニットライブは、この日も満員御礼の大盛況でした。
ユニットコントは「ずっと震えていた」
昨年1月にWWホールで開催された前回の『男性ダディ』は、兎が体調不良で欠席したため、4人が揃うのは久々。まずは男性ブランコ、ロングコートダディが交互に彼らならではのコントを2本ずつ披露して、会場の空気を一気に独特の世界観へと引き込みます。
そして、いよいよお待ちかねの2組4人によるユニットコントへ! その舞台は、刺激たっぷりのアーティストシェアハウス。ここで共同生活を始めることになったアーティストの4人という設定です。
狂ったように創作活動に打ち込む版画家(平井)、小説家(浦井)、シンガーソングライター(堂前)、自由な発想で生きるアーティスト(兎)が、共同生活するうえでのルールを決めようとするのですが、思いがけない展開に転がり始めて観客は大笑い!
後半もコーナーが始まる前に、このユニットコントのウラ話でひと盛り上がり。
ユニットコントをつくった堂前は「平井が言いそうなことを考えることがおもしろかった」と言いますが、稽古の時間があまり取れず、4人そろって2回しか合わせられなかったそうで、平井は「ずっと震えていた」と打ち明けていました。
トークをしながら手元で緻密な粘土細工
後半の「粘土トーク」では、出題されたテーマに沿って4人でトークを繰り広げながら、並行して粘土をこねながらそれぞれ課題の作品をつくっていきます。粘土で何をつくるのか、そのテーマは本人と観客しか知らされません。
完成した粘土作品を見て、ほかの3人が課題を言い当てることができればゲームクリアです。クリアできなかった場合は、SNSを活用した罰ゲームが待ち受けています。
4人はそれぞれ粘土をこねながら、トークテーマの「最近ワクワクしたこと」について話します。話に夢中になりすぎて粘土が疎かになってもいけないし、粘土に夢中になりすぎてトークが弾まないのもよくありません。この“さじ加減”が見どころです。
兎の話は、久しぶりに大好きな釣りに行ったというエピソード。しかも、なんと驚きの大物俳優と一緒だったことを明かし、会場をざわつかせます。平井はボルネオに1週間滞在した思い出を振り返り、野生動物に出会ったエピソードをうれしそうに話しました。
一方、浦井は「ワクワクしたこと、何かあるはずなんですよ。しかし、その輝きを失くしていく」となにやら哲学的な話を繰り出しながら、実は粘土の作品づくりに注力していた様子。堂前も「2時間くらいほしい!」と言いながら、粘土で作品をつくっていました。
粘土アートの完成度に会場がざわつく!
気分を変えて、トークテーマは「カレーに一品だけトッピングするなら何?」に。それぞれが、自分が「これだ!」と思うトッピングを話し合ううちにタイムアップ! 最後に粘土作品を当てる時間が来ました。
浦井の作品は、正解を知っている観客から「わぁ~!」と歓声が上がるほどのハイクオリティ! 堂前もまた、細かなところまで丁寧につくられていて、お客さんたちから「おぉ~!」と感嘆の声が上がります。さっそく平井、浦井、兎から正解のワードが飛び出しますが、推理が行き過ぎて、思わぬ方向に回答が転がっていき……!?
平井の作品も、空間を見事に使い、誰もがピンとくるわかりやすい造形で会場を沸かせました。一方、兎の力作は、客席から笑いが起こる仕上がりに。しかも、プレゼンしている最中に作品が倒れてしまい、形が崩れてしまうハプニングも!
芸術が爆発する4人の粘土作品は、はたして正解を導き出すことができたか。そして、罰ゲームを受けることになったのは……?
ライブの最後にはサインボールを会場に投げる大サービス。約1年ぶりの『男性ダディ』に、兎が「またやりたいですね!」と語ると「やりましょう!」と堂前。次回の開催に期待が募るなか、終演となりました。
この公演の模様は3月28日(木)19:00までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。