お笑いコンビ・ムームー大陸の山﨑おしるこが、初の著書となる絵本『だんごむしまつり』(KADOKAWA)を出版しました。3月31日(日)には芳林堂書店高田馬場店で出版記念イベントを開催。山﨑が、だんごむしへの愛や絵本に込めたこだわりについて語ったイベントの模様を、芸人ライターの岩橋淳がお届けいたします。
エルフ・荒川「クリエイターとして世に出る人」
当日は、イベント開演前から多くのファンが行列を作っていました。イベントMCを務めたのは、山﨑と大阪時代から親交があるエルフ(荒川、はる)。山﨑たっての希望を受けて駆けつけたエルフの2人も今回の出版を心から喜んでいて、荒川は山﨑のことを「遅かれ早かれ、表現をする人、クリエイターとして世に出ると思っていた」とコメントしていました。
もともと山﨑は、絵本を描きたいという憧れがあり、いつか自身で出版したいという気持ちがあったそう。そして、吉本興業の書籍出版プロジェクトである「出版チャレンジ塾」がきっかけとなって夢が実現しました。
ほぼ内容が完成した状態で「出版チャレンジ塾」のプレゼンに臨み、多くの出版社から声をかけてもらったとのこと。作家としての才能はその時点で広く伝わっていたんですね。
山﨑「皆さまがだんごむしに優しくなってくれれば」
ただ、やはり気になるのは「なぜ、だんごむしが題材なのか?」ということ。山﨑によると、新型コロナの感染拡大前にゲームセンターでだんごむしのキーホルダーを手に入れたのが始まりで、丸みのあるフォルムなどを気に入り、そこから興味を持って調べていったそうです。そして生き物ライター・奥山風太郎氏の著書『おどろきダンゴムシ図鑑』(幻冬舎)に出会って衝撃を受け、だんごむしの世界にのめり込んでいったと語りました。
これを聞いたエルフ・荒川は「私が初めて(ティーン雑誌の)『Popteen』を読んだときと一緒ということだ!」と、謎の納得をしていました。
『だんごむしまつり』のおすすめのポイントやこだわりを聞かれた山﨑は、「そりゃ、いっぱいありますよ!」と熱のこもった説明をします。途中から、自身の作品ではなく、奥山氏の著書について熱く紹介しはじめる一幕も。ただ、そのこだわりは細部にまで及んでいて、絵本には「隠れだんごむし」があちこちにいるそうで、「子どもたちにそれを見つけてほしい」と語りました。
最後に山﨑は「世界中のだんごむしが幸せに。私の発信で皆さまがだんごむしに優しくなってくれればいいなと思っています」と語ってイベントを締めくくりました。
終始、和かなムードで笑いもありながらも、山﨑のクリエイターとしての才能やこだわり、そして「だんごむし愛」が強く感じられるイベントでした。是非とも全国の書店でお手に取り、お子さまや家族と一緒に読んでみてください!
書籍概要
『だんごむしまつり』
著者:山﨑おしるこ
発売日:2024年3月14日(木)
定価:1,650円(本体1,500円+税)
サイズ:B5変形
ページ数:32ページ
ISBNコード:978-4-0460- 6790-6
発行/発売:株式会社KADOKAWA
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